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2007年7月28日 (土)

おしん下

 おしん上の続きです。
 竜三と一緒に佐賀へ帰ったおしんを待っていたのは、おしんを嫁と認めない姑だった。おしんは辛抱したが、結局うまくいかず、怪我をして、子供を死産し、一人佐賀の家を出た。
 その後、東京でどんど焼きをやったり、山形で農家の手伝いをしたり、酒田で飯屋をやったり。ついに浩太の勧めで伊勢で魚の行商をやるようになり、竜三もやってきて、二人でまた商売を始めた。仁が産まれ、加代の忘れ形見・希望を引き取り、山形から売られてきた初子も引き取った。禎も生まれ、4人の子供を育てるため、竜三とおしんは一生懸命働いて、店は繁盛していった。
 満州事変が勃発し、竜三は軍に物資を納入するようになった。やがて太平洋戦争となり、竜三の仕事も大きくなったが、ついに敗戦。長男・雄は戦死し、竜三は自殺した。
 しかし、おしんはまた行商からはいあがり、仁と共に店を始め、スーパーへと発展させていった。だが、そのスーパーも大手スーパーの進出で倒産の危機が迫っていた・・・・。

 よくなったかと思うと、また危機。商売に浮き沈みはつきものとはいうものの、次から次へといろんなことがやってくる。自分のことだけでなく、関東大震災、太平洋戦争と個人ではどうしようもないことも多数あった。だが、その中にあっても、前向きに考え、また新しい商売を始めていく。この根性はすごい。私にはとても真似ができない。
 我が家は、親もサラリーマンだった。私もそう。きちんと大過なく勤めれば、毎月決まった給料が入ってくる。こういう生活になじんでいる人間には、起業はできないなーとつくづく思う。

 人間、うまくいっている時は周りもちやほやしてくれる。うまくいかなくなった時にどうするか、そこで人間の価値がでてくるのだろう。
 スーパーたのくらが倒産の危機に陥った時、おしんは言った。「どん底に蹴落とされて這い上がれないような人間なら、それだけの人間だったのです。野たれ死にしたって仕方ありません。」
 なんて強い言葉だろう。貧乏なんて怖くない、どん底になったらまた這い上がればいい。そう思うことができるなら、自殺する人も減るのではないか。私達は贅沢に慣れすぎたのかもしれない。何かを失う恐怖、それに面と向かっていくことが必要なのだろう。

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コメント

おしん上。下をまだ読んでいないのですが、おしんさんの強さは時代背景もありますが、おしんさんが持っている芯の強さで、どん底に落ちても這い上がってこれたのでしょうね。マサエさんの言うようにおしんさんの様な強さがあれば自殺する人も少なくなるかも知れませんね。
借金苦での自殺も多いですが、特にいじめでの小中学生の自殺は胸が痛みます。私の子供の頃は取っ組合いの喧嘩をしても、翌日になると何事もなかった様に仲良くなっていました。いじめもあったのかもしれませんが、陰湿なものでは無かったのかもしれません。今は昔と物質的に違い豊かになり、ある意味幸せかも知れませんが、その反面大切なものを失っている事にも気づかず生活しています。(私もその一人です、、)

投稿: まゆたん | 2007年7月28日 (土) 13時18分

 まゆたん、こんにちは。
 そうですねー、贅沢に慣れてしまった。それは、私もです。ひもじいということを経験したこともないし、ほんとうの貧乏もしらない。それは、とても幸せなことですが、代わりに何かを失っているのかもしれません。
 「おしん」を読んで、ほんの少し前の日本、そこに生きてきた人たちの生活、少しは分かったような気がしました。

投稿: マサエ。 | 2007年7月29日 (日) 09時17分

浮き沈み。
沈めば這い上がる。
その通りなんですね。
ダメージが大きくても、ジッ!と耐える。
悪あがきしてもがけば更に沈むのが商売なんです。

「どん底に蹴落とされて這い上がれないような人間なら、それだけの人間だったのです。野たれ死にしたって仕方ありません。」

まさに!

昔、(がしんたれ)って西郷主演のTV番組があった。
これは、商社山善の社長がモデルでした。
やはり、苦境のとき、同じような言葉を言ってます。
私は、
26日深夜バスで名古屋に行き、27日朝に名古屋に着き、
一日、研修&効果考査を受け、27日の深夜バスで帰りました。
サラリーマンなら、2泊3日の出張でしょうね。
ここが、自営とサラリーマンの違いです。

投稿: コスモ | 2007年7月29日 (日) 09時35分

 コスモさん、こんにちは。
 がしんたれ、名前だけ聞いたことがあります。やはり1代をなした商人は、同じようなことを考えているのですね。
 コスト意識、サラリーマンには低いかもしれません。直接自分の給料に反映されませんから。それに比べると自営業の方は、そのままもうけにつながるのですから、徹底しているでしょうね。
 

投稿: マサエ。 | 2007年7月30日 (月) 10時38分

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