続・三丁目の夕日
「ALWAYS 続・三丁目の夕日」を見てきました。
泣けました。これといった出来事があるわけでは無い、坦々とした映画なのですが、懐かしさと人情にあふれています。昭和30年代、この時代を生きた人間にとっては、堪えられない映画です。
この時代、私は子供でした。東京ではなく、地方の田舎町に住んでいましたが、街の様子は似たようなものです。小説家の茶川さんがやっていたような駄菓子屋がありました。5円玉や10円玉を握り締めて、お菓子や遊び道具を買いました。メンコ、ビー玉は男の子、私たちはおはじきにお手玉。
鍋を持って豆腐を買いに行ったり、淳之介が持っていたような買い物かごを持って八百屋に行ったり。美加がやっていたように、私も洗濯機のローラーを回して洗濯物をしぼっていました。銭湯も近くにあったっけ。
物語は前回の4ヵ月後・昭和34年、淳之介と生活している茶川のところに、実の父親川渕がやってきて、淳之介を渡すように迫ります。淳之介との生活をなんとか安定させ、ヒロミとも会いたいと思う茶川は、再び必死の思いで小説に取り組みます。
鈴木オートでは、親戚の鈴木大作が事業に失敗して、娘の美加を預けにきます。お嬢様育ちの美加は、最初は慣れない生活にとまどいますが、次第に気持ちを開いていきます。六子も幼馴染の彼と出会いますが・・・。
ほのぼのとした話の中にも戦争の影が残っていました。
鈴木則文は戦友会に出かけます。そこで、戦友に牛島に会ったと思ったのですが、彼の姿は他の人には見えていませんでした。妻トモエも、橋の上で昔空襲で離れ離れになった人に出会いました。お互いに生きていて良かったと。
私達の暮らしは、あの戦争の上にあったのだと、思い起こされました。
最後に皆で東京タワーに上る。東京タワーというのは、あの頃東京に住んでいた人達には、特別の存在だったのでしょう。私にはそういう思いはありませんが、でも子供の頃名古屋のデパートに行くのは特別の楽しみでした。デパートの屋上にあった遊園地、食堂で食べたお子様ランチ。あの頃の夢、懐かしいです。
あの頃、まだ貧しかったけれど、希望がありました。世の中は発展して、どんどん良くなっていくという希望が。今、一番無くなってしまったのは、それかもしれません。
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コメント
私も実は続・三丁目を見ました!
前作よりも内容が充実していて、私は今回の方が好きでした。
鈴木オートの様な夫婦が、あの時代たくさん居たのだろうなと思います。
30年代のビルも橋も、羽田飛行場も忠実に再現していて驚きました。
(私は当時の東京を知らないのですが。。)
誰が主役と言うより、出演者一人一人が主役の様な映画でした。
投稿: まゆたん | 2007年11月12日 (月) 18時53分
今日みました。嫁さんが見たいというので前作は、オレは観ていないが泣けました。(前作借りよう^^)
投稿: やさしい小悪魔 | 2007年11月12日 (月) 19時16分
まゆたん、こんにちは。
おお、まゆたんも見たのですか。やっぱり懐かしいですよね。2作目というと、つい前作と比較してしまいますが、前作に勝るとも劣らない、良い映画でした。
鈴木オートの夫婦もいいですし、あの茶川とヒロミもいい味を出していました。
私も当時の東京は知りませんが(中学の修学旅行は東京だった)、昭和30年代の雰囲気がよく出ていましたね。
やさしい小悪魔さん、こんにちは。
映画、見られたのですね。やっぱり泣けましたか。悲しい映画ではないけど、感動かな、ついうるうるしちゃいますね。
前作も良かったですよ。ぜひ見てください。
投稿: マサエ。 | 2007年11月13日 (火) 10時08分
当時の東京を知っているkatasumiです
残念なことに続はまだ見ていませんが
前作は見ましたよ
多分そのうち近所の映画館にくると思うので見逃さないようにしなくちゃ
マサエさんの文章を読んでるだけで、懐かしさがこみ上げてきますもの
デパートの屋上や食堂って、本当にワクワクしましたよね
洗濯機のローラーね~
たくさんいっぺんにしようとすると動かなくなっちゃってね
今は便利になったけど
あの頃私達子供が抱いたワクワク感
今の子供はどれくらい抱いているのでしょうか
大きくなったら大人がしていることが出来るんだという期待感で、早く大人になりたいと思ったけれど
今の子供はあまりそう思わない子が多いように見えます
投稿: katasumi | 2007年11月23日 (金) 17時50分
katasumiさん、こんにちは。
katasumiさんは、子供の頃から東京にお住まいなんですね。あの頃の東京、今とずいぶん違いますよねー。でも、それはたぶん日本国中どこも同じ、あの頃はスーパーもコンビにも無かった。洗濯機、冷蔵庫、掃除機、電子レンジ、家電もずいぶん変わったなー。
確かにあの頃、大人になったら何がしたい?ってよく思っていましたね。科学技術がどんどん発展して、人間は幸せになれると素直に信じていた。今は、そう思えないところが、やはり子どもの夢にも影響しているのかもしれません。
投稿: マサエ。 | 2007年11月23日 (金) 21時27分