2009年12月25日 (金)

アバター

 昨日、映画館で 「アバター」3D・日本語吹き替え版を見てきました。
 いやー、評判以上のすごい映像です。現実以上に現実らしく見えるCG。浮かび上がるような3Dの映像に圧倒されました。

 ジェイクは、アメリカ海兵隊員だったが、戦争で両足の自由を失い、今は車椅子の生活をしている。だが、科学者だった彼の双子の兄が亡くなり、彼の運命は変わった。
 兄は、惑星パンドラに行くはずだった。ジェイクは兄の代わりにパンドラでのアバター・プロジェクトに送り込まれた。アバターとは、惑星パンドラに住む原住民と地球人のDNAを合成して創り出した体。その脳は、DNAを持つ地球人とリンクして、体を動かすことができる。
 地球を飛び立って6年、ジェイクたちはパンドラへと到着した。そこの大気の中では、地球人は呼吸できない。地球人がパンドラへとやってきた目的は唯一つ、貴重な鉱物を得るため。その鉱物は惑星の原住民・ナヴィが住む村の下に大量に埋まっていた。
 科学者たちはアバターを使ってナヴィたちとの交流を図っていた。だが、その方法では時間がかかり過ぎる。多大な遠征費用を賄うために、早急に鉱物が欲しい上層部は、軍事力を使ってナヴィの村を排除しようとしていた。
 ジェイクは、最初軍人達に情報を提供していたが、アバターとしてナヴィの生活を知るにつれ、彼らの暮らしに同調していく。族長の娘・ネイティリを愛し始め、遂にナヴィの村を救うために軍人達と戦うことを決意した。

 惑星パンドラ、そこは美しい異郷。大地に生える巨大な樹、空に浮かぶ多数の岩、見知らぬ動物、夜の闇に輝く植物群、それらがほんとうに存在するかのように美しく描かれていました。
 その世界の中で、動植物たちと共に暮らすナヴィ。馬に似た動物に乗って野山を駆け、鳥に似た動物に乗って空を巡る。必要な獣だけを狩り、感謝していただく。それは、地球の太古の姿のようだ。

 この村を守りたい、そう思うようになったジェイクの気持ち、それはとても貴重なものだと思う。だけど、地球人であることを止めて、異星人として生きる、それはそんなに簡単なことなのだろうか。確かに自由な体になって、自然の中で生きることは素晴らしいとは思うのだが・・・・。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2009年12月10日 (木)

カールじいさんの空飛ぶ家

 またまたディズニーの3Dアニメ、「カールじいさんの空飛ぶ家」を見てきました。笑えて、ちょっぴり泣けて、最後は心がほのぼのとしてくる、ディズニーらしいとてもいいアニメでした。空を飛ぶという映像は、3Dに最適。奥行きのあるとてもいい画面になっていました。

 カール・フレドリクセン、彼は今78歳で、一人で家に住んでいる。子どもの頃、彼は冒険家の映画を見て、憧れ、自分も冒険家になりたいと思っていた。そんなある日、カールは空き家でお転婆な女の子エリーと出会う。彼女も冒険家に憧れていた。
 そんな二人はいつしか愛し合い、結婚して、空き家を修理して二人の家にする。カールは公園で風船を売り、二人はいつかお金を貯めて、パラダイスフォールへ行くことを夢見ていた。子供には恵まれなかったが、二人は互いに愛し合い、歳をとっていった。そして、エリーは病気で逝ってしまった。
 二人の思い出の家の周りでは工事が始まっており、カールの家も売ることを勧められていた。ひょんなことから、カールは事件を起こし、老人ホームへ行く羽目に。その日、彼は風船を膨らませて、家ごと飛び立つことにした。
 だが、そこに大きな誤算が・・・。なんと、自然探検隊の子供・ラッセルもお年寄りのお手伝いバッジが欲しくて、ついて来てしまったのだ。
 ラッセルとカールじいさんの珍道中は続く。パラダイスの滝の近くまでは来たのだが、変な鳥には出会うし、しゃべる犬まで現れた。そして、あの冒険家も・・・・・。

 パラダイスフォール、それは南米ベネズエラにあるエンジェルフォールを元にしているらしい。あのコナンドイルのSF小説「失われた世界」にも出てきた伝説の場所。私も行ってみたいなーと思っている憧れの地。そこにしかいない固有の動物も多数いるという、人を寄せ付けない峻険な大地。エリーとカールが憧れる気持ちがとってもよく分かる。
 そして、笑えるのが、ラッセル君。ちょっとおデブで運動神経も悪そうな男の子。テントやロープを持ち運んでいるくせに、一度もテントを組み立てたことがない、不器用な子。でも、子供らしく生き生きとしている。鳥や犬を見ると、すぐに仲良くなって、「ねえ、飼ってもいい?。」って聞くのだ。
 カールじいさんは子供のおしゃべりに辟易しているけど、いないと寂しくて、ついラッセルと一緒になっていろいろやってしまう。

 そして、最後にエリーの「わたしの冒険ノート」。そこに描かれていたのは、エリーの人生だった。どんなに平凡に見えようとも、人生そのものがもう冒険なのだ。毎日の生活、それこそが最大の冒険。
 カールじいさんも、また新しい冒険の旅へと歩んでいく。毎日の生活を生きていくことを。私も毎日の生活を、一つ一つ大切にしていきたいと思う。

| | コメント (4) | トラックバック (1)

2009年12月 4日 (金)

2012

 映画「2012」を見てきました。
 古代マヤ暦は、2012年12月21日で終わっているそうです。そして、この日が地球最後の日または人類が滅亡する日だと信じられているとか。
 滅亡の原因としては、惑星直列や、地球(太陽系)がフォトンベルトに突入する、または太陽活動の極大期などがあります。この映画では、太陽活動と地球のマグマの動き、大陸移動説などによって、地球の異変が起こるとしているようです。

 インドでニュートリノの研究をしていた科学者が、太陽の異変を発見した。それは地殻に変動を及ぼし、地球を破滅させる可能性があった。地質学者のエイドリアンは大統領にそれを進言し、アメリカ政府は他の国々の首脳とも会談をして、人類を滅亡から救うために巨大な船を造る計画を立てた。
 ジャクソンは、離婚した妻との間にできた子供たちと一緒にイエローストーン国立公園に来ていた。彼はそこで異変を見つけ、ラジオのパーソナリティーから”地球が滅亡する”こと、政府が船を造っていることを教えられる。始めはその話を信じなかったジャクソンだが、巨大地震や各国の災害を知って、それを信じるようになった。そして、別れた妻と彼女の現在の夫と共に、ロサンゼルスから船が建造されているという中国を目指す。
 船の建造は着々と進んでいたが、滅亡の時は政府の計画より早く、船に乗れる人数は限られていた。船に乗れるのは、政府首脳・選ばれた科学者・そして一人10億ユーロ払った大金持ちたち。船のことを知った人々が大勢押し寄せる中、あと15分で大津波がやってくる。ジャクソンたち、そして人々の運命は?

 映画は、文句無くよくできていました。見ている間は他事を考える間も無く、手に汗を握る映像が続きます。巨大地震による地割れ、空から降ってくる火山弾、崩壊する建物、その間を縫って、ジャクソンの家族が乗る自動車が走り、飛行機は飛ぶ。
 信じられないぐらいの迫力ある映像。あんなすごい災害の中、私なら絶対に運転するのは無理。目をつぶって、そのまま終わりそう。特に上空から都市が崩壊する様を見るのは、すごかったです。

 しかし、見終わってつくづく思ったのだけど、欧米人は箱船が好きだねー。やはりキリスト教、聖書の影響は大きい。人類そして動物の種を絶やさぬように船に乗せて、新天地でまた新しい世界を築く。でも、それっていいのかなー?。
 46億年前に地球ができ、40億年前には原始生命が誕生したと言われています。10億年前に多細胞生物が出現。現生人類が現れたのは、たった20万年前。その間、大陸は大きく変動しており、地磁気も何度も逆転している。
 人類が今のように繁栄するようになったのは、恐竜が滅びてくれたおかげでもあるのだから、人類も滅びる時が来たら、次の生物に地位を譲るべきではないのかしら。
 映画とは全然関係ない戯言だけど、つい思ってしまった。

| | コメント (7) | トラックバック (0)

2009年11月28日 (土)

クリスマス・キャロル

 我が家の近くのシネコンでも、3Dの映画が見られるようになりました。これ、11月の始め頃からだったらしいのですが、全然知らなくて。
 そこで24日に、3Dの映画「クリスマスキャロル」を見に行ってきました。

 内容は、皆様お馴染み。
 吝嗇で強欲なスクルージ。クリスマスイブの誘いに来た甥を追い返し、寄付の頼みも断わってしまう。
 だがその夜、3人の精霊がスクルージを訪れる。
 一人目は、過去の精霊。子どもの頃のスクルージは孤独だった。だが、かわいい妹がいた。青年の頃のスクルージは希望に燃えて働いていた。優しい恋人もできた。だが、いつしか彼は金に拘るようになっていった。
 二人目は、現在の精霊。貧しい甥の家には足が悪い子供がいた。だが、家族仲良くクリスマスを祝っていた。裕福な甥の家では、パーティーが開かれていた。そこでは、スクルージは笑いの種になっていた。
 3人目は、未来の精霊。そこには、スクルージの墓があった。彼は孤独の中で死に、彼の家のカーテンや服も剥ぎ取られていた。
 そして、クリスマスの朝、目覚めたスクルージは生きていることを喜び、生き方を変えた。

 3Dの映像としては、まずまずかな。映画館としては画面が小さめだったせいもあり、目の前に物が浮かんで見えるというほどでは無かったです。ちょっと浮き上がって立体的に見える程度。
 しかし、亡霊が動いている様子や、空を飛んでいく映像などは良かったです。さすがディズニー、きれいな映像と動きは目をひきつけます。

 映画の内容は陳腐ですが、自分の死を見せられて生き方が変わる、というのは真実だと思う。私も病気になって、死というものを考え、生き方を変えようと思ったのだから。
 ただ、私の場合は「自分のために生きよう」と思ったところが、スクルージとは違うのだけど。”お金は生きている内に使わなくては”、というのは同じ。私は、それを自分のために使うことにした。遊んで楽しむために。
 そこのところが、映画のキリスト的教訓とは相容れない部分かな。でも、映画でも”聖職者が神の教えを勝手に解釈している”というようなことも言っていたけどね。

 予告編で3Dの”アバター”を見ました。この映像が素晴らしかったです。これは絶対に見に行かねば。でも、3Dで字幕を読むのは難しそう。吹き替えがあるといいなー。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2009年11月 3日 (火)

カイジ

 映画「カイジ」を見てきました。この映画、予告編を見た時からおもしろそうで、旅行へ行く前に見たいなと思っていたものでした。旅行から帰ってきて、未だやっていて良かったです。観客が少ないとすぐ打ち切られるので、きっと好評なのでしょうね。
 私も、とってもおもしろかったです。ちょっと変わった映画でしたが、なかなかやるじゃないかと思いました。

 カイジ、30歳を過ぎているにも関わらず、定職にもつけず、コンビニで働いて家賃を払うのがやっとの毎日。やる気も無く、なんとなく日々を暮らしている。
 そんな彼のところへ、町金の女社長・遠藤がやってきた。失踪した友人の借金を保証人であるカイジに払えというのだ。もちろん、カイジにそんな大金が払える訳が無い。そこで遠藤はカイジに、借金をチャラにする代わりに船に乗ってゲームをするよう勧めた。カイジはその話に乗り、エスポワール(希望)という名の船へ行く。
 その船で行われたのは、カードによるジャンケンゲーム。そこでは、勝つために策を弄するものがいた。カイジも闘うが・・・・。
 負けたものの行き先は、地下での強制労働。そこから抜けるための道は、死のゲーム。その行き着く先は?。そしてカイジの運命は?。

 もちろんフィクションですが、無さそうで有りそうな世界。
 誘惑に満ちたサラ金の広告。もっとも今は規制がかけられて大儲けは難しくなっているらしいけど、少し前まではやりたい放題だったらしい。そこで、借金まみれになった人たちの生活は?。
 地下に閉じ込められた人たちは、刑務所以下の強制労働。しかも、ここでも搾取がある。これは、昔のタコ部屋の生活に似ているのか?。
 そして、死のゲームを見ながら、笑って食事をする大金持ち達。悪趣味きわまりないその様。
 そんな中で、カイジはなんとか人間らしい感情を持って、元の世界へ帰ろうとする。その努力を、ひょっとしてまた裏切られるのだろうなーと思いながら、見ている私。これも、かなり悪趣味の世界なのかも。

 この映画も、格差社会が見えてきた現代の反映だろうな。
 今朝の新聞にも貧困ビジネスの話が載っていた。無職・住所不定の人に住居を提供して、生活保護を申請させる。その保護費のほとんどを住居費や食費の名目で取り上げるビジネス。だけど、ここで食い物にされているのは、ホームレスの人だけではなく、生活保護費つまり私達の税金!。私はそこがどうしても腑に落ちない。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2009年10月14日 (水)

私の中のあなた

 癌で死ぬ映画は見ないことにしているのですが、この映画は臓器移植についても触れているので、気になって見て来ました。

 11歳のアナには、ケイトという姉とジェシーという兄がいる。ケイトは、白血病だ。2歳の時に発病し、何度も生命の危機を乗り越えている。だが、今度はかなり重症のようである。
 アナは、姉ケイトのドナーとなるべく遺伝子操作をして生まれてきた。出産の時の臍帯血提供から始まって、今までに何度も姉のために血液その他を提供してきた。
 母サラは、ケイトの看病のため弁護士の仕事も辞めて、オーガニックの食事を作ったり、ケイトのために良いと思われることは何でもやってきた。家中みんながケイトのために頑張っていると、母はそう信じて生きていた。

 だがある日、アナは弁護士事務所へ行き、両親を告発したいと申し込んだ。もうこれ以上、姉の犠牲になりたくない。腎臓を提供するのは、イヤだと。
 私は、臓器移植にかなり大きな疑問を持っている。確かに、それで無ければ助からない人もいるし、生きたいという思いは大きい。だが、そのために他人の臓器までも奪っていいのか?。
 アナは言う。確かに腎臓が一つ無くなっても生きてはいける。でも、一生無理はできない体になってしまう。私はチアリーダーにもなりたいし、もっともっといろんなことがしたいと。
 その要求はとても正当なものだ、と私は思う。だが、物語は違う風に進んでいった。

 映画を見ている内に、私はアナよりもケイトに感情移入している自分に気が付いた。私も癌患者だから、抗がん剤治療の苦しさは知っている。私は、髪が抜けるほど強い副作用のある抗がん剤を2度受けた。3度目はやりたくなくて、無治療を選んだ。
 だが、ケイトは2歳の時からずーっと、何度も抗がん剤治療を受けているのだ。もちろん、体調の良いときもあった。でも、その時は短い。初恋の相手は、同じ癌患者のテイラー。ドレスアップをして、ダンスパーティーも楽しんだ。だが、彼も逝ってしまった。
 体調はどんどん悪くなる。腎臓移植をしてもいつまで生きられるのか?。いや、果たしてこんな思いをしてまで生きる価値があるのか?。
 まだ10代のケイト、どんなに生きたかっただろう。したいこともたくさんあったに違いない。だが、彼女は自分の人生を受け入れることにしたのだ。
 死は敗北ではない。それを受け入れることも人生には必要なことだと。

 この映画も、結末は原作とかなり違っているらしい。原作は衝撃的な結末だと書かれていたが、映画の結末はとても穏やかだった。
 いつか、原作も読んでみたいと思う。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2009年9月29日 (火)

サブウェイ123

 やっと見てきました、「サブウェイ123」。ブログの知人が面白いと書いていたので、見たいなとは思っていたのですが、他にも面白そうなのが次々に封切されていたので、ついつい見そびれていました。

 ニューヨークの地下鉄職員・ガーバーは、ぺラム発1時23分の列車が緊急停止したことに気が付いた。何かあったのか?。と、その時、無線からは見知らぬ男の声が聞こえてきた。「地下鉄を乗っ取った。乗客は人質だ。1時間後に1000万ドル用意しろ。遅れたら、1分毎に乗客を一人ずつ殺す!。」
 偶然に無線を受けたガーバーは、交渉役にされてしまった。犯人は、ライダーと名乗り、ガーバーといろいろ話をする。ライダーは、刑務所にいたことがあるらしい。ガーバーが賄賂の疑いをかけられて降格されたことも話題になった。
 偶然パソコンでネット上のテレビ電話をしていた乗客がいて、車内の様子がネットに流された。ライダーもネットで、ニュースを見たりして、情報を得ていた。
 市長も地下鉄の運行司令室にやってきた。1000万ドルを積んだ車は、白バイに守られて、現場へと急行する。
 現金は間に合うのか?、乗客の命は?。

 いやー、もうハラハラのしっぱなしでした。
 ガーバーは、本当に賄賂を受け取ったのだろうか?。犯人を阻止するため?、それとも真実?。
 現金を積んだ車は途中で事故にあうし、ガーバーの話術にはまったかと思われた犯人は、冷静に時間を見ているし。そして、狂気の犯人と思われた人物の意外な側面と目的!。
 やはり、こういうスリルいっぱいの映画は、映画館向きですねー。家でお茶を飲みながらでは、やはり気分がそがれます。ついつい日常のことに目が入ったりして。
 落ち着き払ったガーバー。ただの地下鉄職員とは思えない度胸の良さ。犯人のライダーもまた見事。短気で人殺しが好きなだけの男かと思いきや、実は・・・。この二人のハラハラドキドキのやりとりと警察の動き。市長やマスコミの様子。いかにも現実らしい映像に目が離せませんでした。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2009年9月24日 (木)

恐竜ランド

 「マーシャル博士の恐竜ランド」を見てきました。おもしろかったです。ただそれだけの映画ですが。

 マーシャル博士はタキオンを使ったタイムワープ装置を研究していた。しかし、あまりに奇抜な学説に学会からそっぽをむかれ、今は子供たちへの解説を仕事にしている。そこへ博士の学説を信じる女学生ホリーがやってきて、タームワープの証拠?を持ってきた。マーシャル博士は発奮し、とうとうタイムワープの装置を作り上げて2人で実験に行くことになった。
 実験場所は、寂れたテーマパーク。そこの土産物店主ウィルが漕ぐ船に乗って、3人は洞窟の中へと入っていった。洞窟の中で装置はタキオンに反応し、3人は時空の裂け目へ。
 そこは奇妙な場所だった。古代のガリオン船と軽飛行機があり、恐竜が走り回っていた。空からは、アイスクリームの販売自動車が降ってくる。砂漠には、ホテルやガソリンスタンドの看板まで落ちていた。
 ここに住んでいるのは、猿人のチャカ。古代の遺跡のような建物には、トカゲ型異星人スリースタックもいて、タイムワープ装置を狙っていた。
 果たして、マーシャル博士たちは元の世界に帰れるのだろうか?。そして、異星人の侵略から地球と宇宙を守ることができるのだろうか?。

 ナンセンスとお笑いの映画です。タイムワープ装置にラジカセを転用したことから、装置が働くとミュージカルのダンス音楽が流れ出す。タイムワープ装置がプテラノドンによって巣に持ち込まれた時は、音楽に合わせて踊りながら装置を取りに行き、音楽が鳴り止むと起きてきた子供たちを眠らせるため、歌を歌いながら戻ってくる!。
 アロサウルスのおしっこをかぶったり、T・レックスと追いかけっこをしたり。
 落ちていた?ホテルのプールで泳いで、木の実の汁で酔っ払う。
 異星人のつくりがちょっといい加減ですが、まあ気にしない。

 ウィルが言う。俺はここに残るよ。ここは、俺が今まで夢に見ていた場所と同じだ。あくせく働かずにのんびり暮らす。うーん、そういう人生もありかな~。

 この映画も最後まで席を立ってはいけません。終わりかなっと思った映像の後が、またおもしろい。最後に次は?と思わせる映像もあって。
 最近の映画は、最後まで見させる工夫をいろいろしていますねー。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2009年9月16日 (水)

ウルヴァリン

 映画「ウルヴァリン X-MEN ZERO」を見ました。
 X-MENの1と2は以前見たことがあったので、このウルヴァリンも期待していました。

 ローガンは、幼い頃、自分の養父を殺した男(実父)を殺してしまった。そして、兄のビクターと共にその家から逃げた。
 ローガンと兄のビクターは、2人とも不死身の体を持ち、ローガンは手の甲の間から強力な骨が飛び出し、ビクターは長い爪が伸びて、人を切り裂く。
 2人は、体の特性を生かして、南北戦争、第一次世界大戦、第二次世界大戦と戦場を渡り歩いた。ある時、ビクターが上官の命令に逆らい、ローガンもそれに加勢したことで、二人は銃殺刑になった。だが、死なずに生き返ってしまった。
 その2人に軍人ストライカーが、特殊部隊・チームXへの参加を持ちかけた。それは、ミュータントの部隊で、様々なことを行なった。しかし、あまりに残酷な任務に、ローガンはそこを抜けることにした。
 それから、6年。ローガンは小学校教師のケイラと静かな暮らしをしていた。しかし、そこにまたストライカーが現れ、ケイラはビクターに殺された。復讐に燃えるローガンは、ストライカーの勧めに従い、骨格に超金属アダンチウムを埋め込んだ。だが、それは、ストライカーの陰謀だった。
 ローガンの手からは、全てを切り裂くアダンチウムの刃が伸びる。ローガンはウルヴァリンと名を変え、ビクターやストライカーに復讐を誓う。果たして、ウルヴァリンの行く手には・・・。

 アクション満載、ウルヴァリン、かっこいいです。手の甲から伸びる金属の刃、それで壁からヘリコプターまで次々と切り裂いていく。
 冷酷無比、目的のためなら誰でも利用し、容赦なく殺していくストライカー。ウルヴァリンは、彼に翻弄されながらも、最後には自分を取り戻す、「あなたは獣ではない。」というケイラの言葉を思い出して。
 いろいろなミュータントが次々に出てくる。2本の刀を振り回して、銃弾さえはじき返してしまうウェイド。トランプの天才的ギャンブラー、ガンビット。テレボーテーション能力を持つライス。電気や電波に干渉できるブラッドリー。他にも目を開くと熱戦で全てを焼ききってしまう少年や体を金属にして銃弾をはじく少女など、後のシリーズに出てくるようなミュータントもいた。
 そして、最後に全ての超能力者の能力を植えつけられた怪物が・・・・。この映画も最後まで席を立ってはダメ。エンドロールの後に・・・。次の予告になるのかなー?。
 X-MENシリーズを見たことがある人なら、なるほどと思える場面もあって、楽しめます。
 ただ私としては、どうしてこういうミュータントが生まれてきたのか、ということにも踏み込んで欲しかったなー。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2009年9月15日 (火)

火天の城

 6月の終わり頃に、JRのウォーキングで安土に行ってきました。「信長の館」では、復元された安土城天主5階・6階部分を見て、その後 「安土城跡」に登り、「安土町城郭資料館」では安土城が描かれた襖絵を見ました。そして先日は、「ちょんまげワールド」で、原寸大に造られた鉄筋の安土城天主に入りました。これは、もう安土城を造る映画を見なくては。

 熱田の宮大工・岡部又右衛門は、ある日突然信長から安土城の設計を任される。5層の天守閣、未だどこにもない壮大な城を造れと。心血を注ぎ、設計を考える又右衛門。だが、信長は4層吹き抜けの構造を要求した。
 又右衛門が躊躇すると、信長は他の棟梁を呼び、金閣寺を建立した池上家と奈良の大仏殿を建造した中井一門との3者で指図争い(コンペ)をすることになった。又右衛門の設計は派手さや壮麗さでは負けたが、安全・堅牢という見地から選ばれた。
 築城が始まる。このような大きな天守閣を造るには、それにふさわしい大木が必要だ。天主を支える親柱になる大檜を探しに又右衛門は木曽上松へと旅立った。果たして、信長と対立している木曽から檜は来るのか?。
 途中の合戦、岩を動かす時のハプニング、嵐の襲来。様々な困難を乗り越え、城は建つ!。

 私は木曽上松にある赤沢自然休養林で、伊勢の式年遷宮に使われた檜の切り株を見たことがあります。注連縄が巻かれた切り株は、とても太かった。しかし、又右衛門が見つけた檜はきっともっと大きかったのだろう。式年遷宮は20年毎にあるのだから。樹齢2000年の檜、それはあるだけでもう神木と言える樹だ。

 そしてあの築城風景、半分出来上がった石垣の向こうに骨組みだけの安土城を見た時、大勢の人がそれに取り付いているのを見た時、本当にゾクッとした。私はその時、自分が安土の山に立っている気分になったのだ。あの石垣、礎石を、私は見た。
 麓には前田利家や羽柴秀吉の屋敷跡があり、でこぼこの石段を上っていくと、石垣が見えた。石垣の間を通って、二の丸跡や本丸跡を歩き、その上に天守閣跡があった。広場にたくさんの礎石が等間隔に整然と並んでいた。あの上に天守閣が建っていたのだ。周りの土手になっているような部分に腰を下ろし、昼食を食べて休憩をした。眼下には安土の町や遠くの山々、そして琵琶湖が見えた。信長が大和の中央と言った景色だ。

 「安土城を建てたのは誰?。」「織田信長」「いいえ、大工だよー。」
 これはなぞなぞではなく、本当に城を造った人たちの物語。石工が石垣を造り、杣人が樹を切り、匠が建てる。
 これは、職人の物語、主人公は城だ。ああ、できれば天守閣だけでなく、二の丸や本丸も見たかったなー。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧