2009年11月 3日 (火)

カイジ

 映画「カイジ」を見てきました。この映画、予告編を見た時からおもしろそうで、旅行へ行く前に見たいなと思っていたものでした。旅行から帰ってきて、未だやっていて良かったです。観客が少ないとすぐ打ち切られるので、きっと好評なのでしょうね。
 私も、とってもおもしろかったです。ちょっと変わった映画でしたが、なかなかやるじゃないかと思いました。

 カイジ、30歳を過ぎているにも関わらず、定職にもつけず、コンビニで働いて家賃を払うのがやっとの毎日。やる気も無く、なんとなく日々を暮らしている。
 そんな彼のところへ、町金の女社長・遠藤がやってきた。失踪した友人の借金を保証人であるカイジに払えというのだ。もちろん、カイジにそんな大金が払える訳が無い。そこで遠藤はカイジに、借金をチャラにする代わりに船に乗ってゲームをするよう勧めた。カイジはその話に乗り、エスポワール(希望)という名の船へ行く。
 その船で行われたのは、カードによるジャンケンゲーム。そこでは、勝つために策を弄するものがいた。カイジも闘うが・・・・。
 負けたものの行き先は、地下での強制労働。そこから抜けるための道は、死のゲーム。その行き着く先は?。そしてカイジの運命は?。

 もちろんフィクションですが、無さそうで有りそうな世界。
 誘惑に満ちたサラ金の広告。もっとも今は規制がかけられて大儲けは難しくなっているらしいけど、少し前まではやりたい放題だったらしい。そこで、借金まみれになった人たちの生活は?。
 地下に閉じ込められた人たちは、刑務所以下の強制労働。しかも、ここでも搾取がある。これは、昔のタコ部屋の生活に似ているのか?。
 そして、死のゲームを見ながら、笑って食事をする大金持ち達。悪趣味きわまりないその様。
 そんな中で、カイジはなんとか人間らしい感情を持って、元の世界へ帰ろうとする。その努力を、ひょっとしてまた裏切られるのだろうなーと思いながら、見ている私。これも、かなり悪趣味の世界なのかも。

 この映画も、格差社会が見えてきた現代の反映だろうな。
 今朝の新聞にも貧困ビジネスの話が載っていた。無職・住所不定の人に住居を提供して、生活保護を申請させる。その保護費のほとんどを住居費や食費の名目で取り上げるビジネス。だけど、ここで食い物にされているのは、ホームレスの人だけではなく、生活保護費つまり私達の税金!。私はそこがどうしても腑に落ちない。

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2009年10月14日 (水)

私の中のあなた

 癌で死ぬ映画は見ないことにしているのですが、この映画は臓器移植についても触れているので、気になって見て来ました。

 11歳のアナには、ケイトという姉とジェシーという兄がいる。ケイトは、白血病だ。2歳の時に発病し、何度も生命の危機を乗り越えている。だが、今度はかなり重症のようである。
 アナは、姉ケイトのドナーとなるべく遺伝子操作をして生まれてきた。出産の時の臍帯血提供から始まって、今までに何度も姉のために血液その他を提供してきた。
 母サラは、ケイトの看病のため弁護士の仕事も辞めて、オーガニックの食事を作ったり、ケイトのために良いと思われることは何でもやってきた。家中みんながケイトのために頑張っていると、母はそう信じて生きていた。

 だがある日、アナは弁護士事務所へ行き、両親を告発したいと申し込んだ。もうこれ以上、姉の犠牲になりたくない。腎臓を提供するのは、イヤだと。
 私は、臓器移植にかなり大きな疑問を持っている。確かに、それで無ければ助からない人もいるし、生きたいという思いは大きい。だが、そのために他人の臓器までも奪っていいのか?。
 アナは言う。確かに腎臓が一つ無くなっても生きてはいける。でも、一生無理はできない体になってしまう。私はチアリーダーにもなりたいし、もっともっといろんなことがしたいと。
 その要求はとても正当なものだ、と私は思う。だが、物語は違う風に進んでいった。

 映画を見ている内に、私はアナよりもケイトに感情移入している自分に気が付いた。私も癌患者だから、抗がん剤治療の苦しさは知っている。私は、髪が抜けるほど強い副作用のある抗がん剤を2度受けた。3度目はやりたくなくて、無治療を選んだ。
 だが、ケイトは2歳の時からずーっと、何度も抗がん剤治療を受けているのだ。もちろん、体調の良いときもあった。でも、その時は短い。初恋の相手は、同じ癌患者のテイラー。ドレスアップをして、ダンスパーティーも楽しんだ。だが、彼も逝ってしまった。
 体調はどんどん悪くなる。腎臓移植をしてもいつまで生きられるのか?。いや、果たしてこんな思いをしてまで生きる価値があるのか?。
 まだ10代のケイト、どんなに生きたかっただろう。したいこともたくさんあったに違いない。だが、彼女は自分の人生を受け入れることにしたのだ。
 死は敗北ではない。それを受け入れることも人生には必要なことだと。

 この映画も、結末は原作とかなり違っているらしい。原作は衝撃的な結末だと書かれていたが、映画の結末はとても穏やかだった。
 いつか、原作も読んでみたいと思う。

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2009年9月29日 (火)

サブウェイ123

 やっと見てきました、「サブウェイ123」。ブログの知人が面白いと書いていたので、見たいなとは思っていたのですが、他にも面白そうなのが次々に封切されていたので、ついつい見そびれていました。

 ニューヨークの地下鉄職員・ガーバーは、ぺラム発1時23分の列車が緊急停止したことに気が付いた。何かあったのか?。と、その時、無線からは見知らぬ男の声が聞こえてきた。「地下鉄を乗っ取った。乗客は人質だ。1時間後に1000万ドル用意しろ。遅れたら、1分毎に乗客を一人ずつ殺す!。」
 偶然に無線を受けたガーバーは、交渉役にされてしまった。犯人は、ライダーと名乗り、ガーバーといろいろ話をする。ライダーは、刑務所にいたことがあるらしい。ガーバーが賄賂の疑いをかけられて降格されたことも話題になった。
 偶然パソコンでネット上のテレビ電話をしていた乗客がいて、車内の様子がネットに流された。ライダーもネットで、ニュースを見たりして、情報を得ていた。
 市長も地下鉄の運行司令室にやってきた。1000万ドルを積んだ車は、白バイに守られて、現場へと急行する。
 現金は間に合うのか?、乗客の命は?。

 いやー、もうハラハラのしっぱなしでした。
 ガーバーは、本当に賄賂を受け取ったのだろうか?。犯人を阻止するため?、それとも真実?。
 現金を積んだ車は途中で事故にあうし、ガーバーの話術にはまったかと思われた犯人は、冷静に時間を見ているし。そして、狂気の犯人と思われた人物の意外な側面と目的!。
 やはり、こういうスリルいっぱいの映画は、映画館向きですねー。家でお茶を飲みながらでは、やはり気分がそがれます。ついつい日常のことに目が入ったりして。
 落ち着き払ったガーバー。ただの地下鉄職員とは思えない度胸の良さ。犯人のライダーもまた見事。短気で人殺しが好きなだけの男かと思いきや、実は・・・。この二人のハラハラドキドキのやりとりと警察の動き。市長やマスコミの様子。いかにも現実らしい映像に目が離せませんでした。

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2009年9月24日 (木)

恐竜ランド

 「マーシャル博士の恐竜ランド」を見てきました。おもしろかったです。ただそれだけの映画ですが。

 マーシャル博士はタキオンを使ったタイムワープ装置を研究していた。しかし、あまりに奇抜な学説に学会からそっぽをむかれ、今は子供たちへの解説を仕事にしている。そこへ博士の学説を信じる女学生ホリーがやってきて、タームワープの証拠?を持ってきた。マーシャル博士は発奮し、とうとうタイムワープの装置を作り上げて2人で実験に行くことになった。
 実験場所は、寂れたテーマパーク。そこの土産物店主ウィルが漕ぐ船に乗って、3人は洞窟の中へと入っていった。洞窟の中で装置はタキオンに反応し、3人は時空の裂け目へ。
 そこは奇妙な場所だった。古代のガリオン船と軽飛行機があり、恐竜が走り回っていた。空からは、アイスクリームの販売自動車が降ってくる。砂漠には、ホテルやガソリンスタンドの看板まで落ちていた。
 ここに住んでいるのは、猿人のチャカ。古代の遺跡のような建物には、トカゲ型異星人スリースタックもいて、タイムワープ装置を狙っていた。
 果たして、マーシャル博士たちは元の世界に帰れるのだろうか?。そして、異星人の侵略から地球と宇宙を守ることができるのだろうか?。

 ナンセンスとお笑いの映画です。タイムワープ装置にラジカセを転用したことから、装置が働くとミュージカルのダンス音楽が流れ出す。タイムワープ装置がプテラノドンによって巣に持ち込まれた時は、音楽に合わせて踊りながら装置を取りに行き、音楽が鳴り止むと起きてきた子供たちを眠らせるため、歌を歌いながら戻ってくる!。
 アロサウルスのおしっこをかぶったり、T・レックスと追いかけっこをしたり。
 落ちていた?ホテルのプールで泳いで、木の実の汁で酔っ払う。
 異星人のつくりがちょっといい加減ですが、まあ気にしない。

 ウィルが言う。俺はここに残るよ。ここは、俺が今まで夢に見ていた場所と同じだ。あくせく働かずにのんびり暮らす。うーん、そういう人生もありかな~。

 この映画も最後まで席を立ってはいけません。終わりかなっと思った映像の後が、またおもしろい。最後に次は?と思わせる映像もあって。
 最近の映画は、最後まで見させる工夫をいろいろしていますねー。

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2009年9月16日 (水)

ウルヴァリン

 映画「ウルヴァリン X-MEN ZERO」を見ました。
 X-MENの1と2は以前見たことがあったので、このウルヴァリンも期待していました。

 ローガンは、幼い頃、自分の養父を殺した男(実父)を殺してしまった。そして、兄のビクターと共にその家から逃げた。
 ローガンと兄のビクターは、2人とも不死身の体を持ち、ローガンは手の甲の間から強力な骨が飛び出し、ビクターは長い爪が伸びて、人を切り裂く。
 2人は、体の特性を生かして、南北戦争、第一次世界大戦、第二次世界大戦と戦場を渡り歩いた。ある時、ビクターが上官の命令に逆らい、ローガンもそれに加勢したことで、二人は銃殺刑になった。だが、死なずに生き返ってしまった。
 その2人に軍人ストライカーが、特殊部隊・チームXへの参加を持ちかけた。それは、ミュータントの部隊で、様々なことを行なった。しかし、あまりに残酷な任務に、ローガンはそこを抜けることにした。
 それから、6年。ローガンは小学校教師のケイラと静かな暮らしをしていた。しかし、そこにまたストライカーが現れ、ケイラはビクターに殺された。復讐に燃えるローガンは、ストライカーの勧めに従い、骨格に超金属アダンチウムを埋め込んだ。だが、それは、ストライカーの陰謀だった。
 ローガンの手からは、全てを切り裂くアダンチウムの刃が伸びる。ローガンはウルヴァリンと名を変え、ビクターやストライカーに復讐を誓う。果たして、ウルヴァリンの行く手には・・・。

 アクション満載、ウルヴァリン、かっこいいです。手の甲から伸びる金属の刃、それで壁からヘリコプターまで次々と切り裂いていく。
 冷酷無比、目的のためなら誰でも利用し、容赦なく殺していくストライカー。ウルヴァリンは、彼に翻弄されながらも、最後には自分を取り戻す、「あなたは獣ではない。」というケイラの言葉を思い出して。
 いろいろなミュータントが次々に出てくる。2本の刀を振り回して、銃弾さえはじき返してしまうウェイド。トランプの天才的ギャンブラー、ガンビット。テレボーテーション能力を持つライス。電気や電波に干渉できるブラッドリー。他にも目を開くと熱戦で全てを焼ききってしまう少年や体を金属にして銃弾をはじく少女など、後のシリーズに出てくるようなミュータントもいた。
 そして、最後に全ての超能力者の能力を植えつけられた怪物が・・・・。この映画も最後まで席を立ってはダメ。エンドロールの後に・・・。次の予告になるのかなー?。
 X-MENシリーズを見たことがある人なら、なるほどと思える場面もあって、楽しめます。
 ただ私としては、どうしてこういうミュータントが生まれてきたのか、ということにも踏み込んで欲しかったなー。

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2009年9月15日 (火)

火天の城

 6月の終わり頃に、JRのウォーキングで安土に行ってきました。「信長の館」では、復元された安土城天主5階・6階部分を見て、その後 「安土城跡」に登り、「安土町城郭資料館」では安土城が描かれた襖絵を見ました。そして先日は、「ちょんまげワールド」で、原寸大に造られた鉄筋の安土城天主に入りました。これは、もう安土城を造る映画を見なくては。

 熱田の宮大工・岡部又右衛門は、ある日突然信長から安土城の設計を任される。5層の天守閣、未だどこにもない壮大な城を造れと。心血を注ぎ、設計を考える又右衛門。だが、信長は4層吹き抜けの構造を要求した。
 又右衛門が躊躇すると、信長は他の棟梁を呼び、金閣寺を建立した池上家と奈良の大仏殿を建造した中井一門との3者で指図争い(コンペ)をすることになった。又右衛門の設計は派手さや壮麗さでは負けたが、安全・堅牢という見地から選ばれた。
 築城が始まる。このような大きな天守閣を造るには、それにふさわしい大木が必要だ。天主を支える親柱になる大檜を探しに又右衛門は木曽上松へと旅立った。果たして、信長と対立している木曽から檜は来るのか?。
 途中の合戦、岩を動かす時のハプニング、嵐の襲来。様々な困難を乗り越え、城は建つ!。

 私は木曽上松にある赤沢自然休養林で、伊勢の式年遷宮に使われた檜の切り株を見たことがあります。注連縄が巻かれた切り株は、とても太かった。しかし、又右衛門が見つけた檜はきっともっと大きかったのだろう。式年遷宮は20年毎にあるのだから。樹齢2000年の檜、それはあるだけでもう神木と言える樹だ。

 そしてあの築城風景、半分出来上がった石垣の向こうに骨組みだけの安土城を見た時、大勢の人がそれに取り付いているのを見た時、本当にゾクッとした。私はその時、自分が安土の山に立っている気分になったのだ。あの石垣、礎石を、私は見た。
 麓には前田利家や羽柴秀吉の屋敷跡があり、でこぼこの石段を上っていくと、石垣が見えた。石垣の間を通って、二の丸跡や本丸跡を歩き、その上に天守閣跡があった。広場にたくさんの礎石が等間隔に整然と並んでいた。あの上に天守閣が建っていたのだ。周りの土手になっているような部分に腰を下ろし、昼食を食べて休憩をした。眼下には安土の町や遠くの山々、そして琵琶湖が見えた。信長が大和の中央と言った景色だ。

 「安土城を建てたのは誰?。」「織田信長」「いいえ、大工だよー。」
 これはなぞなぞではなく、本当に城を造った人たちの物語。石工が石垣を造り、杣人が樹を切り、匠が建てる。
 これは、職人の物語、主人公は城だ。ああ、できれば天守閣だけでなく、二の丸や本丸も見たかったなー。

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2009年9月 2日 (水)

南極料理人

 「南極料理人」を見てきました。いやー、久々に笑えるそして美味しそうな映画を見ました。とっても楽しかったです。

 1997年、南極越冬観測隊。約1年半、「ドームふじ」で8人の男たちが生活をする。「ドームふじ」、そこは昭和基地から約1000kmも内陸に入った、標高3000mの地点。平均気温はー50度。ペンギンやアザラシはおろかウィルスさえもいない極寒の地。
 全ての物質は持ち込み。娯楽は、ビデオ、本、マージャン、囲碁、卓球、等。今と違ってインターネットなど無い時代。電話は1分740円、かけすぎは身の破滅。食材は一人分約1トン。冷凍食品、乾燥食品、缶詰等。生鮮食料品は、モヤシかカイワレぐらい。
 その中で、仕事をし、遊び、生活する男達。
 毎朝の運動。ビデオを見ながらラジオ体操のようなものを。ビデオに映るレオタード姿の女性インストラクター。レオタードの色が違うバージョンをかけ変えては楽しんで。
 西村隊員は、食事担当。毎食、工夫して何品も揃えた料理を披露。ある日は、前の越冬隊が残したイセエビで巨大エビフライを。冬至祭には、背広を来てフランス料理を賞味。肉が食べたいという隊員の誕生パーティーには、大きな肉の塊に油を塗って、雪原で振り回しながら焼いたローストビーフ。夜中にラーメンを食べる人がいて、ラーメンの在庫が無くなった時は、かん水から手作りをし、小麦粉を練ってラーメンを。

 妻や彼女から見放され、家族が恋しくて落ち込む日々。それでも、美味しいものを食べると元気が出る。そんな男達の物語でした。

 名古屋港に行くと、以前使われていた南極観測船「ふじ」があります。きれいなオーロラ、かわいいペンギンたち。南極に行ってみたい気はありますが、寒いの大嫌いな私にはとうてい無理な世界。
 それでも、やりたい仕事がそこにしかない人がいて、生活を観測を楽しんでいる。天気のいい日には、広い雪原で野球を楽しみ、零下の氷上でパンツ1枚になってみたり。究極の単身赴任、一種のサバイバル生活。水を作るのも大変な世界。原料の氷は山ほどあっても、それを溶かさなければ水にならないから、毎日が節水。
 怒ったり、笑ったり。1年半もの共同生活。個性がぶつかりあって、いろんな事があるけれど、それでも毎日3食、食べて寝て。
 人間ってやっぱりいいなーと思えます。食はやはり生活の原点ですねー。

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2009年9月 1日 (火)

20世紀少年 ー最終章ーぼくらの旗

 この映画は、「20世紀少年 -第一章ー終わりの始まり」と「-第二章ー最後の希望」の続きです。この原作の漫画を私は以前に読んだことがあります。映画の結末は漫画と少し違っていましたが、きちんと完結した内容になっており、とても良かったです。

 『ともだち』によって極悪テロリストとされたケンヂは、あの2000年の”血のおおみそか”を生き延びたが、記憶を失い各地をさ迷った。そして2015年に、また未知のウィルスで人類がバタバタと死んでいった映像を見て、記憶を蘇らせ、北海道の野山を三日三晩さ迷った挙句、自分を取り戻した。今度こそ逃げないと心に決め、バイクにまたがって、東京を目指す。
 オッチョもまた、漫画家と共に、壁を超えて東京へと入っていった。
 2015年、ウィルスで人類の3割が死んだ後、東京は高い壁に囲まれた。壁の中は、1960年代頃の日本。古いブラウン管テレビとちゃぶ台がある木造の家が立ち並ぶ。
 『ともだち』は、一度死んで生き返り、世界大統領になっていた。サダキヨはゲンジ一派を名乗り、抵抗組織を守っていた。カンナは氷の女王と呼ばれ、テロ集団のリーダーになっていた。
 2018年8月20日、世界はまた滅びると『ともだち』は予言した。また、新たなウィルスが撒き散らされるのだ。
 カンナの母・キリコは、ウィルスのワクチンをつくり、自分で人体実験をしていた。カンナたちは、少しでも多くの都民を救おうと、安全と思われる万博会場へとみんなを呼び集め、音楽集会を開いた。
 果たして人類は、滅びるのか?、ケンヂは、現れるのか?、そして、『ともだち』の正体は?。

 この物語は、再生の物語だと思う。人は誰でも、子どもの頃の想いを多少なりとも引きずって生きている。三つ子の魂百までも、ではないが、幼い頃に思った夢や感動は案外と長く心の中に残っていて、ある時ひょっと出てくる。それは誰もが経験したことがあるだろう。歳をとってボケても、子供の頃の思い出だけは残っていたりするものだ。
 大きくなって、自分が子どもの頃になりたかった人物とはちょっと違ってきてはしまったけれど、それでもみんな折り合いをつけて生きている。だが、それがあまりに違ってしまったら、そのギャップをどう埋めていったらいいのだろう。
 『ともだち』は、友達がいない少年だった。いじめられっ子で、皆に無視された。お面を付け、自分を隠すことで生き、人を扇動する術を憶えた。そして、子どもの頃の想いを実現させようとした・・・・。
 最後に、ケンヂは子どもの頃の過ちを直すために過去へ飛んだ。未来は変わるのだろうか?。

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2009年8月23日 (日)

宇宙へ

 この映画はどうしようかなっと思っていたのですが、21日(金)・22日(土)と500円で見られるとあったので、行ってきました。

 この映画はイギリスのBBCがアメリカの宇宙開発について、過去の映像を集大成したドキュメンタリーである。なので、目新しい映像やCGは無い。私が見たことがある映像ばかりだ。
 1957年ソヴィエト連邦が人工衛星を打ち上げた。アメリカはそれに対抗するために1958年10月にNASAを設立し、ソ連との宇宙開発競争を始めた。ケネディ大統領は、月への有人飛行という計画を打ちたて、それに向かって準備が進められていった。
 最初に宇宙へ行った猿のハム君。そして、初めて無重力飛行・宇宙空間を経験した飛行士達。アポロ計画。人類は初めて月へ。それから、スペースシャトルでの宇宙飛行へと発展していく。

 映画自体は、さして面白いものではなかったが、いろいろ考えさせられた。
 1960年代、私は小学生だった。月の裏側の写真が大きく新聞紙上を飾ったとき、わくわくどきどきとしてそれを眺めた。火星の写真、金星の写真。宇宙へのあこがれ、私がSF好きになった原点かも。
 アームストロング船長の月着陸の映像、夜中に居間のテレビに張り付いて見ていた。大阪万博では月の石が展示され、すごい行列。私も大阪万博に行ったけど、あの行列に並ぶ気は無く、小さなパビリオンをいくつか見て終わった。後年、北九州市にあるスペースワールドで本物を見たけど、普通の石のような感じだった。
 ところで、1972年にアポロ計画が終わって以来、誰も月へは行っていない。もちろん、火星や金星へも。映画ではベトナム戦争にもちらっと触れていた。人間が宇宙へ行くようになっても、地球上では紛争が続いている。
 この前若田さんが宇宙から帰ってきたけど、あれは宇宙ステーションの建設である。人間が月へ行った頃、私達はもっと遠くの宇宙へも行くことを夢見ていた。その想いは、どうなったのだろう。

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2009年8月20日 (木)

しゃべれども しゃべれども

 図書館で「しゃべれども しゃべれども」のDVDを借りてきました。落語はけっこう好きなので、どんな話かなっと思って見てみました。

 二つ目の落語家・今昔亭三つ葉。二つ目というと、いちおう一人前の落語家だが、未だ師匠に稽古をつけてもらっている段階。全然売れてもおらず、高座に出る機会も少ない。もちろん、テレビなんかに出ることもない。
 そんな彼が、カルチャーセンターの講師として「話し方教室」へ行く師匠に付いて行ったことから、無愛想な美人・十河五月と知り合う。そして、彼女になぜか落語を教えるはめになってしまった。三つ葉の落語教室には、他に大阪弁の小学生・村橋や元野球選手の湯河原もやってくる。彼ら3人は、それぞれ話し方で悩んでいた。
 美女・五月は、無愛想なため想いをうまく伝えられず、恋人に振られた。小学生の村橋は、転校生ということもあり大阪弁をからかわれている。元野球選手の湯河原は、引退後解説者になるが、話下手なためテレビ局からお呼びがかからなくなった。
 しかし、落語を覚えることでそれらが即座に解消できるわけではない。彼らの落語はうまくならず、三つ葉自身も彼女に振られて意気消沈の日々。
 だが、師匠が一門の落語会を開き、彼にも芸を披露できる場が与えられるということで、発奮。3人のためにも落語発表会を開くことになった。さて、落語はうまくいくのだろうか?。

 人前で話すというのは、けっこう難しい。私も仕事をしていた頃は、話をするのが仕事だったような部分もあり、いろいろ考えました。ただ仕事の場合は、職業上の笑顔とか職業上の話し方のようなものもあり、ふだん友人達と話すのとは違うし、本音を言わずに済ますこつも覚えたりして(それでも多少はにじみ出たと思うけど)。
 たぶん、落語教室とか話し方教室に行くというのも、それと似たようなものかもしれない。話すテーマがあって、ともかく人の顔を見ながら話していく内に、それに慣れてきて自分のことも話せるようになるのだと思う。

 小学生・村橋がなかなかいいです。生意気で小憎たらしいような口を利く、こまっしゃくれたガキですが、本音で生きてる。子供だから、他人の気持ちを考えたり遠慮したりということが未だ分かっていない。その分腹もたつけど、納得できる部分もあって。最後に落語「まんじゅうこわい」で見せるしぐさがかわいくて、笑えます。
 落語、聴いている分には簡単そうに見えるけど、やってるほうはすごく大変なんだなーとつくづく思いました。 

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2009年8月18日 (火)

ナイトミュージアム2

 「ナイトミュージアム2」を見てきました。以前の「ナイトミュージアム」よりもスケールアップ。宣伝に違わぬ面白さでした。

 自然史博物館で夜警をしていたラリーは、自分が発明した製品が売れて、今や会社社長。夜警を辞めて、ビジネスに忙しい毎日を送っていた。
 ある日、久しぶりに自然史博物館を訪れると、なんとそこは改装中。展示物は新しくバーチャルになり、古いものはスミソニアン博物館へ運ばれるために荷造りされていた。ラリーは、展示物と共に最後の一夜を過ごすのだった。
 だが次の日、ミニチュアのカウボーイ・ジェデダイヤから電話があった。あの魔法の石版をオマキザルのデクスターが盗んで持ってきてしまったというのだ。さあ、大変。夜になるとスミソニアン博物館の展示物が動き出す!。
 ラリーは、スミソニアンの倉庫に忍び込むことに成功した。案の定、倉庫にしまわれていた展示物が生き返り始めていた。そして、自然史博物館の仲間達は小部屋に押し込められ、エジプトのファラオ・カームンラーが石版を使って世界制服をしようとたくらんでいた。
 ナポレオン、イワン雷帝、アル・カポネは、カームンラーの側についた。ラリーは、女性飛行士アメリア・イヤハートやカスター将軍、ダイオウイカ、宇宙猿のエイブル、アインシュタイン、石像のリンカーンらの助けを得て、彼らと戦う。
 果たしてラリーは石版を取り戻すことができるのか、自然史博物館の仲間達の運命やいかに?。

 いやー、楽しかった。博物館フリークとしては、ぜひスミソニアン博物館へ行ってみたくなりました。あの展示物が見たい。
 ライト兄弟の飛行機(レプリカは中部国際空港にもある)から宇宙ロケットまで。映画では、もう少しでロケットが打ち上げられるところだった。
 考える人の彫刻からドガの踊り子、キューピッド。美術館の絵も動き出す。考える人がマッチョのポーズをとったりして、笑えます。
 ダイオウイカの活躍もいいなー、最初私はタコかと思ったけど、イカだったのねー。

 最後、人間のほんとうの幸せとは何か?。
 好きなことを、好きな人と共にすること。やはりお金だけではない、生きる楽しさが大事。そう、人生は楽しまなくっちゃね。
 しかし、現代の子供達は、展示物が動いても当たり前だと思ってしまうのね。よくできた作り物だろうと。ロボットやいろいろな技術が発達して、驚きがなくなってしまうのも、ちょっと寂しいな。

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2009年7月17日 (金)

ハリーポッターと謎のプリンス

 昨日は、映画「ハリーポッターと謎のプリンス」を見てきました。これは以前、本で読んだことがあります。
http://rinnrinn.cocolog-nifty.com/kimagure/2008/04/post_fe8f.html
 その時も感じたのですが、やはり以前のハリーポッターシリーズに比べると、面白さが欠けるなーっと。最近テレビで、「ハリーポッターと賢者の石」「ハリーポッターとアズガバンの囚人」の2本を見ました。これは以前にも見たことがあり、2度目か3度目なのですが、それでもこちらの方が面白かった気がします。
 やはり新しい魔法や不思議な生き物とかが出てこないのが、つまらない原因かなー?。目新しさが無いのです。

 ハリーは、魔法薬学で以前の在校生が使っていた古い教科書を使うことになった。その教科書には多くの書き込みがあり、その通りにすると、魔法薬がきれいに出来上がるのだった。そのおかげで、スラグホーン先生から幸運の薬をもらうことができ、先生のお気に入りの一人になることもできた。
 ダンブルドア校長は、ヴォルデモート卿を倒すために、ヴォルデモートが未だトムリドルと名乗っていた頃のことを探っていた。トムリドルは、ホグワーツに在籍し、スラグホーン先生のお気に入りだったのだ。彼は、スラグホーン先生から、魂を分割させる方法を聞きだした。
 ヴォルデモートの魂の分霊箱を探して、ダンブルドアとハリーは旅立つ。だが、見つけた分霊箱は・・・・。

 この映画の一番の見所は、分霊箱を求めて行った、地底の湖。そこのおどろしいイメージや泉の水、ゾンビの群れ、とてもビジュアルでドキドキする映像になっていた。そういう意味では、この本は映画に向いていると思う。説明するより映像で見せた方が分かりやすい。
 クィデッチの試合も本で読んだ時は分かりにくかったのですが、映像を見てなるほどーと思ったし(私の想像力が貧困なのかも)。
 今回は、成長したハリー達。ハーマイオニーとロンの恋、ハリーとジニーの仲。そういったものが物語りに味付けをしている。
 さて、来年は最終章ですが、どうかなー?。実は未だ本を読んでいないので、内容は分からないのです。

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2009年7月15日 (水)

ノウイング

 映画「ノウイング」を見てきました。予告編がいかにもSF的だったので、期待して行ったのですが、イマイチでした。

 ジョンの息子ケイレブが通う小学校で記念式典があり、50年前に埋められたタイムカプセルが掘り出された。そこに入っていたのは、50年前の小学生が描いた絵。だが、ケイレブがもらってきた封筒に入っていた紙には、数字の羅列が書かれていただけだった。
 その数字を書いたのは、ルシンダという子供。彼女は、記念のタイムカプセルを埋めるという案を出したのだった。
 数列を見たジョンは、その数字から日付と人数を見出した。パソコンで調べたら、それは過去50年に起きた惨害と一致していた。そしてある日、ジョンは飛行機事故を目撃する。それは、ちょうど数列の中にあった数字と一致していた。その後の、地下鉄事故も。
 ジョンは、ルシンダの家を探し出し、ルシンダの娘ダイアナと孫アビーと知り合いになる。ダイアナと共にルシンダが亡くなった家へ行き、ジョンが見つけたものは・・・。

 うーん、予言というものは昔から存在し、預言者=神に近い人 という扱いを受けてきたこともある。私も若い頃、ノストラダムスの大予言などという本を買って、1999年を恐怖したこともあった。
 だが、災害だけの予言というものに、何か意味があるのだろうか?。人類が滅ぶ時、自分だけが生きていたいと思うのだろうか。私はそんなのは嫌だ。だったら、災害の予言など知らないほうがいい。その方が最後まで楽しく暮らせるというものだ。
 予言を知ったジョンもケレイブと共に逃げようとするのだが・・・。

 この映画に出てきた地球の滅び方は、今までに無い新機軸だけど、あの終わり方は納得がいかないなー。あれでは救いが無いと思う。やはり、地球に、人類に、全ての生物に希望が欲しい。

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2009年7月11日 (土)

THE X FILES

 SFミステリーといえば、やはりこれ!、「THE X FILES」。ディズニーのようなお子様向けではなく、ちゃんとした大人のマニア向け。あの始まりのメロディーを聞くだけで、わくわくしてきてしまう。

097mono1  本屋へ行ったら、「THE X FILES」のDVDコレクションを売っていました。最近、こういうの流行っていますね。落語から鉱物のコレクションまで、いろいろありました。値段は、初巻だけメチャ安で、2巻目からは通常。今回も創刊号は490円だったので、試しに買ってみました。 これは、テレビシリーズをまとめた物で、一話が45分。4話入っていて、180分です。
 序章を見て、改めて感じました。モルダーとスカリーが若い!。長く続いているシリーズなんですねー。9シーズン、全200話ぐらいあるようです。

 ○ 序章
 森の中で若者が次々と死んでいく。遺体からは原因不明の斑点と未知の有機物質が発見された。なぜか、昏睡状態のビリーの足には、森の土が・・・。
 ○ ディープ・スロート
 空軍のパイロットが精神異常をきたした。彼が勤務している基地周辺では、謎の飛行物体が見られるという・・・。
 ○ スクィーズ
 完全な密室殺人。しかも死体は全て肝臓がえぐり出されていた。そして、なぜかそこにあった指紋は、30年前に起きた事件と同じものだった・・・。
 ○ 導管
 UFO目撃地で、少女が行方不明になった。そして、弟は何も映っていないテレビから信号を受け、数字を書き散らしていた。その数字が表わすものは・・・・。

 3話のスクィーズ以外は、全部UFOがらみの作品。やはり X-FILES = UFO です。最近の映画では、以前のUFOがらみの部分は無くなっていたけど、やっぱりこの作品の魅力は、UFOと宇宙人。彼らは、昔からこの地球を見張っているってね。

 もう、第3号まで売り出されてはいるのですが、値段は1790円。全部で50号まであると思うと、全部見るのはちょっとなー、という訳で未だ買ってないのですが。

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2009年7月10日 (金)

ウィッチマウンテン

 先日、映画「ウィッチマウンテン -地図から消された山ー」を見ました。
 宣伝では、”世界が震撼した脅威のミステリー”とか、”宇宙の謎を巡る驚くべきシーン”とか書いてあったので、かなりマニアックな内容を期待していたのですが、その辺は期待外れ。宇宙の謎、どこがー?という感じでした。
 しかし、一般受けする楽しい内容で、お決まりのハッピーエンドもあり、やはりディズニー映画、見て良かったなーと思いました。

 タクシー運転手のジャックは、非凡なドライヴィングテクニックの持ち主。以前は、マフィアの運び屋だったが、刑務所から出所してからは、まじめに働いている。
 セスとサラの兄妹が、ジャクのタクシーに乗ってきたことから、騒ぎは始まった。二人はすごい大金を持っており、ある場所に連れて行ってくれたら、そのお金を払うというのだ。ところが、二人を乗せたタクシーには、追っ手が現れた。
 追っ手をまいて着いた先は、一軒の古い山荘。だが、その地下には驚くべき装置が隠されていた。装置を手に入れた兄妹は、敵のロボットに追いかけられる。2人を乗せたジャックはラスベガスへ戻り、UFOマニアのフリードマン博士やハーラン博士の手助けを得て、ウィッチマウンテンへ出かけて行く。そこには、2人を乗せてきた宇宙船が隠されているのだ。
 果たして、セスとサラは宇宙船に乗って母星へ戻ることができるのだろうか?。

 「この映画で観たものは、決して語ってはならない・・・。」と書いてありましたが、しっかり語ってしまおう。
 私が一番気に入ったのは、ラスベガスのUFOマニアの集会。いやー、あんなことアメリカではやっているんですね。ずーっと以前、SF大会というのが日本にもあって、SFマニアが集まって、SF小説の内容や主人公の衣装、道具などについて語り明かしたり、実際に作ってみたりとかやっていました。今回もスターウォーズに出てくるキャラクターの衣装を着た人達がいたり、SF劇をやっていたり、UFOに実際に乗ったという体験談を語ったり。いや、とっても楽しそう。しかも場所はラスベガス。あんな催しがあるのなら、私も行ってみたいものだ。(映画の本質と完全にずれてます)
 セスとサラの宇宙人も、超能力を持っている以外は普通の人間で、かわいい。最後のエンディングの片隅に映る映像も、いいおまけですよ。

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2009年6月17日 (水)

ターミネーター4

 やっと「ターミネーター4」を見てきました。

 2003年、死刑囚マーカス・ライトは、科学者セレーナに懇願されて、自分の体をサイバーダイン社の実験に捧げることを決意した。そして、15年の月日がたった。
 2018年、ジョン・コナーは審判の日を生き延び、妻ケイトと共にレジスタンスの一員として、機械軍と戦っていた。彼は、レジスタンスへの呼びかけ・「こちらジョン・コナー。」という放送を続けていた。
 ある日、目覚めたマーカスは、機械軍のロボットに襲われたところを、カイル・リースとスターに救われる。だが、翌日マーカスが車を動かした途端、彼ら3人はロボットに襲われた。その時はなんとか逃げ延びたが、途中休憩した場所でそこに住む人々と共に捕まり、カイルとスターは機械軍の基地に連れられてしまった。
 マーカスは逃げる途中で、レジスタンスの一員ブレアと出会い、彼女と共にジョンのいる基地に向かった。だが、基地の入り口にある地雷原でマーカスは怪我をして、彼の体が機械でできていることを知る。
 マーカスは人間なのか、それとも機械の仲間なのか?。
 ジョンは、自分の父親・カイルを助け、過去へ送り込むことができるのだろうか?。

 ターミネーター2で、サイバーダイン社にあったチップを破壊したことで、未来は少し変わった。3作目の審判の日は多少遅れたが、結局核戦争は起こってしまった。
 母・サラからの未来が語られたテープと、現実は微妙にずれている。マーカス・ライトについては何も語られていない。ジョンたちの戦いは、どうなるのだろうか?。

 期待が大きすぎたせいか、映画の感想はイマイチ。ストーリーはとてもよく出来ていると思う。でも、私の好みとしては、戦闘場面が多過ぎ。もうちょっと未来世界での生活の様子も描いて欲しかったなー。マーカスとカイル、スターの3人が逃げる途中で、人々が隠れて生活している場所を通りかかるのだけど、そこでお婆さんが食料をちょっと分けてくれたりする。その食料とか衣服とか、どうやって調達しているのかも知りたかったと思う。
 しかし、マーカスの悩み、「俺は人間だ!」という叫び。体は機械、心は人間。
 カイルは言う、機械は死体をそのままにしておく、人間は死んだ人を葬る。それが、機械と人間の違いだと。
 このターミネーターシリーズのポイントは、やはりこの機械と人間の違いかな。2作目でも、最期にターミネーターは未来のために自分を抹殺する。そして、4作目も・・・。
 しかし、自己犠牲が人間的というのは、私好みでは無いのだが。

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2009年6月13日 (土)

ハゲタカ

 先日、映画「ハゲタカ」を見てきました。この映画はTVドラマ「ハゲタカ」の続きらしいのですが、実は私はドラマは見ていないのです。でも、予告編を見たときに面白そうだったので、どうかなー?と思いながらも観にいってきました。
 期待に違わず、良かったです。テンポの速い話の展開に、ワクワクドキドキ。幸田真音の小説を読んでいるのとよく似た経済問題とサスペンスの絡み合った面白さがありました。

 アカマ自動車の新車発表会が華やかに行なわれている。だが、アカマ自動車は経営難に苦しんでいた。そこに現れたのが、赤いハゲタカこと劉一華。彼は、アカマ自動車を買収しようと株の買占めにかかった。
 アカマ自動車の役員・芝野は、買収を防ごうと思い、かってハゲタカと呼ばれた男・鷲津を探し出して、救済を頼んだ。鷲津は、アカマ自動車のホワイトナイトとして、株の買い付けを始めた。
 だが、劉は豊富な資金を背景に株価をどんどん吊り上げていく。その資金は、どこから来るのか?。鷲津も負けずに株価を上げていくのだが、資金繰りが追いつかない。鷲津はオイルマネーも頼り、あらゆる手を尽くしていく。劉も、派遣工・守山を利用してやらせのデモを操るなど、様々な手を遇する。
 2人の争いはどうなるのか?。そしてアカマ自動車は?。劉はいったい何者なのか?。

 次々に謎が表れ、思いもかけない展開へと続いていく。特に劉の正体は、一つの衝撃だった。彼が子供の頃描いた稚拙な自動車の絵、それは憧れ。
 芝野は言う、アカマは日本だ、と。そう、確かにアカマは日本だったのかもしれない。芝野は、たぶん50代か60代。終戦直後の日本は焼け野原だった。アメリカは憧れ、自動車も憧れ。私が子どもだった頃、自動車は未だ珍しく、村に数台しか無かった。それが就職する頃には、私にも買えるようになっていた。高度成長時代、いつかはクラウンの時代だった。
 でも、今は違ってきている。この映画では描かれていなかったけど、自動車産業の再生はたぶん別の形になるような気がするし、なって欲しいと思う。私は、個人的には自動車よりも公共交通機関に頑張って欲しいので。

 しかし、株のいや金融の世界というのは凄まじい。中国の資金、オイルマネー、ありうることだ。そして、リーマンショック。
 私も勤めていた時、株や外貨預金を少しだけやったことがある。貯金より投資の言葉に釣られて。でも、深入りしなくて良かった(深入りできるだけの資金も無かったが)。素人トレダーに手が出せる世界ではない。有り金をすられるのが、関の山だ。
 劉が守山に言った言葉、よく憶えていないが「自分の世界に居ろ」というような意味だった。劉もそこから出ようとあがいたのだ。虚しいけど、考えさせられる映画だった。

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2009年5月29日 (金)

スタートレック

 映画「スター・トレック」を見てきました。私が封切の日に見に行くということは、滅多に無いのですが、実は明後日から旅行に行くためレディス・デイまで待てない、という事情があるのです。ちょいと散財でしたが、見に行って良かったです。
 いやー、懐かしい。テレビシリーズに映画、スタートレックのシリーズはかなり観ました。あの宇宙船・エンタープライズ号。ジェームズ・カーク艦長、スポック博士、ドクター・マッコイ、チェコフ、スールー、みんないました。若き日の彼らが。もう、それを見ただけで胸がわくわく!。

 話は、ジェームズ・T・カークの父親から始まる。彼が乗っていた船は、謎の宇宙船に襲われた。艦長は異星人に捕らわれ、彼は艦長代理として船を指揮し、妻と乗務員を逃がして、自らは敵艦に突っ込む。妻は逃げる途中で息子を産んだ。
 22年後、成長したジェームズ・カークは、惑星連邦艦隊に志願する。そして、そこでスポック中佐に出会う。冷静なバルカン星人のスポックと型破りなカークは、性格も考え方も水と油。だが、お互いに相手の優秀さは認めていた。
 謎の宇宙船にバルカン星が襲われた時、彼らはエンタープライズ号に乗って、救出に向かう。それはエンタープライズ号の処女航海。艦長はパイク、サブ・リーダーはスポック、そしてカークは謹慎中だったのだがマッコイのおかげで乗り込んでしまった員数外。
 しかし、22年前と同じ謎の宇宙船が現れ、パイクは捕らわれる。そして、カークはスポックと共に戦うのだった。

 スタートレックのファンだったら、絶対に見逃せません。何と言っても、ミスター・スポックの母親が出てくるのです。彼女は地球人だったのですよ。知らなかったなー。
 カーク艦長も、テレビシリーズではもう落ち着いた大人だったのですが、この映画ではとんでもない若造。子供のくせにスポーツカーを乗り回したり、酒場で喧嘩をしたり、女をくどいたり。でも、けっこうカッコイイ。
 ブラックホールにタイムトラベル、未来(あるいは過去)の自分に出会ったら?、などというSFらしいストーリー展開もあって、見飽きません。御都合主義というか偶然が多いような部分もありますが、まあその辺りは話の都合ということで。
 ともかく2時間、懐かしさを感じながら、楽しめます。

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2009年5月19日 (火)

天使と悪魔

 映画「天使と悪魔」を見てきました。
 キリスト教関係の話は、教義になじみが無い私にとっては分かり難いので、ずーっと敬遠していました。なので、前作の「ダ・ヴィンチ・コード」も見ていませんでした。ところが、先日テレビで「ダ・ヴィンチ・コード」を見たところ、キリスト教の教義以上に謎解きの面白さが勝っていたので、これならいいかなっと思って続編を見に行く気になりました。

 CERN(欧州原子核研究機構)では、実験によって反物質を作り出すことに成功した。だが、その物質はカプセルごと盗まれてしまった。反物質は通常の物質に触れると巨大なエネルギーを発して爆発する。今はカプセルの中に浮かんでいるが、電源が切れると落下するのだ。バッテリーのタイムリミットは6時間!。
 その頃、ヴァチカンでは教皇が亡くなり、新しい教皇を選ぶコンクラーベが行なわれようとしていた。だが、候補者として有力な4人の枢機卿は、何者かにさらわれてしまった。そして、イルミナティから脅迫状が届く。1時間ごとに一人ずつ4人の枢機卿を殺し、最後にヴァチカンは光に包まれるだろうと。
 イルミナティ、それは反キリスト教の科学者たちが作った秘密結社。ガリレオ・ガリレイはその中心人物だった。
 反物質と4人の枢機卿の行方を調べるため、ロバート・ラングトン教授はヴァチカンに呼ばれた。そして、CRENの科学者・ヴィットリアも呼ばれ、2人は協力してイルミナティの謎に挑んだ・・・・。

 イタリアには多数の教会があり、それぞれが歴史を持っている。様々な彫刻が指し示す謎。つくづく面白いなーと思う。そして、最後のどんでん返しが効いていた。終わりかと思ったら続きがある。単なるハッピーエンドでは無い。この辺りが脚本(原作?)の良さかな。

 私は古代の歴史の方が好きで、未だ文字さえも無かった頃の遺跡に惹かれる。だからヨーロッパの建物などは私にとっては新しすぎて興味が湧かなかった。だがこの映画を見ていると、近代の歴史もいいなーと思える。歴史書から読み取れる謎、これも興味深い。うーん、こうなるとヨーロッパにも行ってみる価値がありそう。
 協会にもオベリスクが建っているとは知らなかった。このオベリスクも今回の謎を解く鍵。私が初めてオベリスクを見たのは、エジプトだ。カルナック神殿の音と光のショー、とても印象的だった。

 しかし、私はやはり一神教を好きにはなれない。なぜなら、それは他を排除するからだ。それ故に宗教戦争が起こり、神の名の下に血塗られた歴史が綴られる。
 私の好みは多神教。八百万の神々としておけば、どの神様も平等な立場で、人は自分の好みの神様に願いを捧げればいい。古代のアニミズムのままがいいかな、と思うのだが。  

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2009年4月28日 (火)

グラン・トリノ

 クリントイーストウッド監督・主演の「グラン・トリノ」を見ました。前回見た「チェンジリング」が良かったので、またイーストウッド監督の作品を見てみたいと思ったからです。
 期待に違わず良かったです。泣けました。胸が熱くなりました。

 クリント・イーストウッドが扮するのは、ウォルト・コワルスキー。彼は、昔の思い出に生きる頑固老人だ。映画は、彼の妻の葬儀の場面から始まる。
 ウォルトは、2人の息子やその家族達ともうまくいっていない。教会も妻が行くからしかたなしに行っていただけで、牧師の説教なんて聞く耳を持ってはいなかった。彼は近所の人たちとも交流が無い。近所は、以前は白人の住居だったが、今はアジア人が住み着いている。
 グラン・トリノ、それは彼の愛車。長年フォードで働いていた彼が(一部)造った車だ。隣に住むモン族の少年タオがその車を盗もうとしたことから、彼の人生が変わった。タオは母や姉に言われ、ウォルトの家で償いのために働くことになった。ウォルトはなりゆきで、タオの姉スーを助け、隣人と親しくなっていく。そして、事件は起きた・・・・。

 若かった頃のクリントイーストウッドはとても良かった。私は、ダーティーハリーの活躍に拍手喝采をおくったものだ。だが、老人になったイーストウッドもとってもいい。ちょっとよぼよぼしてるけど、長く生きてきた人間としての尊厳をもっている。独りで家の手入れをし、誰の世話にもならずに生きていこうとしている。
 ウォルトの心の中には、未だ朝鮮戦争の時の傷跡が残っている。勲章はもらった。だが、戦争とはいえ人を殺した罪の意識は消えない。ウォルトがしようとしたのは、自らの罪の償いだろうか。アジア人のタオとスーのために、彼がした行為は・・・・。
 人を殺した経験がある者のみが思う、生と死。それは、とても重い。

 若い人向けの映画もいいけど、日本映画ももっと老人が出てくる映画も撮って欲しいな。できれば、憎ったらしいような頑固ジジイや口うるさいババアがでてくるような映画。世の中、人に好かれるような老人ばかりじゃない。そうじゃない人間こそ、心の中にはいろいろな想いがあるのかもしれない。

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2009年4月21日 (火)

スラムドッグ$ミリオネア

 昨日、「スラムドッグ$ミリオネア」を観てきました。いろいろと考えさせられる映画でした。

 ジャマールは、携帯電話会社のアシスタント。雑用やお茶汲みなどが主な業務だ。そのジャマールが”ミリオネア”という大金が当たるクイズ番組に出場した。そしてなんと1000万ルピーの賞金をもらえるところまで当ててしまった。あと一問で最高賞金の2000万ルピーに手が届く。
 だが、そこでクイズ番組の司会者は怪しんだ。学歴も無いスラム育ちの青年が、今まで医者や弁護士も解けなかったクイズをなぜ解いたのか?。どこかに不正があるのでは?。
 ジャマールは警察で取調べを受けた。だが、ジャマールが話したのは、彼の生きてきた人生。そこに全ての問題の答えがあった。知りたくなかったとさえ言える過酷な経験・・・・。

 私は、インドへ2度行ったことがある。ムンバイは、飛行場に立ち寄っただけだけど、デリーには2度行った。私が行ったのは観光地だけ。だからスラムは知らない。だけど、街を歩く中で、路上生活をしている人たちを見た。バクシーシ(物乞い)をする子供達にも出会った。貧富の差が激しい、インドの現実。

 ジャマールは、ムンバイのスラムで育つ。宗教の争いで母を亡くし、兄サリームと同じく両親を亡くした少女ラティカと共に、スラムで生き抜く。子どもを物乞いに仕立てて使う大人達から逃げ、電車に忍び込んでデリーへ。タージマハールでは、耳にした知識だけでガイドをして金を稼ぐ。だが、ラティカのことが忘れられないジャマールは、またムンバイへと舞い戻るのだった。

 これはやはりラブストーリーだと書いていた人がいたけど、確かにそうかも。ラティカを想うジャマールの一途な気持ち。まじめでちょっと気弱そうなジャマールが、とてもいい。
 最後に駅でのダンスシーン。いかにもインドらしい音楽と踊り。このあたりは「踊るマハラジャ」を彷彿させるインド映画の醍醐味でした。

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2009年4月15日 (水)

レッドクリフ PartII

 昨日は、「レッドクリフ PartII」を見てきました。やはりお金を掛けただけのことはある、壮大な歴史物語になっていました。

 曹操軍と劉備・孫権の軍は、川をはさんで対峙していた。その頃、曹操軍で疫病が発生。曹操は、病死人を呉軍の陣へと船で送り、呉軍にも疫病を流行らせる。
 劉備は疫病を恐れ、孔明を残して呉軍を去った。孔明は一人、戦に勝つための策略を巡らす。矢が足りない呉軍に10万本の矢をもたらし、天空を見て風向きを読む。
 果たして、劉備・孫権軍は曹操軍に勝つことができるのだろうか?。

 結果は、もう歴史的事実として分かっている。曹操軍の船団は炎上し、曹操は命からがら魏へと逃げ帰るのだ。だが、そこへいくまでの道筋、それをどう描くかが監督の技量だろう。
 この「レッドクリフ」では、三国志演義とはちょっと内容が変えてあるが、有名なエピソードを上手に繋いで映画にしてある。
 尚香や小喬の活躍は、ちょっとした薬味。火責めで燃え上がる船団、陸戦では投石器が呉軍を襲う。英雄の活躍と切られ倒れる歩兵達。白兵戦の映像はすごい。あの映像を見て、ついワクワクとしてしまう私にも、攻撃抑制を喪失した怒りっぽい猿の衝動が残っているのだろうか。
 一つ残念なのは、最後の結末。私としては、敗走する曹操と関羽の対峙を見たかったなー。でも、3時間でそこまで要求するのは無理か。まあ、今回は孔明と周瑜の軍略が主というところで。
 壮大な歴史物語、一部とはいえよくぞここまで描いたと思いました。

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2009年3月25日 (水)

ベッドタイム・ストーリー

 昨日は、「ベッドタイム・ストーリー」を見てきました。今月は春休みのせいもあり、近所のシネコンには私が見たい映画は無くって。これもディズニーの映画で、どちらかというと子ども向き。以前に見た「魔法にかけられて」と同じおとぎ話の国と現実の世界の往復です。

 小さなホテルを経営していた父親には、2人の子供がいました。父親は毎晩眠る前に子供達にお話を聞かせていました。しかし、父親は経営者としての能力は無く、ホテルは人手に渡ってしまいました。もし息子に見所があれば、支配人にするという約束で。
 月日がたち、姉は学校の校長になり、弟はホテルの電気係に。ところが、姉の学校が取り壊されることになり、姉は職を探しに行きます。姉は弟・スキーターに2人の子どもの面倒を見てくれるように頼みました。
 独身のスキーターはしかたなく、夜は姉の家に行って、子どもの世話をすることに。ところが、姉の家にはテレビもゲームも無く、スキーターは夜寝る前に物語を聞かせるはめになりました。スキーターは話があまりうまくありません。退屈した子供達は、勝手に話の続きを作っていきます。そして、子供が作った話が現実に・・・・。
 でも、スキーターが現実にはハッピーエンドなんか無いと言ったために、話はとんでもない方向へ。果たして、ハッピーエンドはくるのでしょうか?。

 やはりディズニー映画。子供向けとはいえ、大人が見ていても楽しめる場面がいっぱい。特にモルモットのバグジーがかわいい。でっかい目をして、ハンバーガーを食べたり、ルームランナーで運動をしたり。
 現実の世界とおとぎ話の世界が交互に入れ替わるのも楽しい。現実はオートバイ、おとぎ話ではギリシャ時代の馬車で走る。空から降ってくるガムボールは、実はトラック事故だったり。
 笑って、ちょっとほろっとして。最後の結末も良かったです。安心して見られる映画というのも、いいものですね。

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2009年3月 5日 (木)

梅の北野天満宮

 2月22日は、名鉄のバスツァーハイキング「学問の神様・梅の北野天満宮」コースに参加しました。

09kyoutoume3  この日はバス4台で、私は2号車に乗りました。バスは、7時40分に名鉄バスセンターを出発し、1回休憩して、10時10分に仁和寺駐車場に着きました。
 仁和寺から、きぬかけの路を通って、金閣寺の方へと歩いていきます。龍安寺の前を通り、金閣寺へ。しかし、ここは以前に何度も来ているので、パス。金閣寺前の交差点横にベンチがあるスペースがあったので、そこでお茶休憩。ここから、向かいの山にある大文字焼の跡がくっきりと見えました。
 千本鞍馬口の交差点から少し行ったところにある、引接寺でお参り。ここには、閻魔法王が祀られている09kyoutoume2千本ゑんま堂があります。
 次は石像寺(釘抜地蔵)です。弘法大師が開祖のお寺で、地元の人が何人かお参りに来ていました(写真上)。

 上七軒の路地を入った辺りにある小店で昼食。京都らしいお惣菜のランチがありました。
 さて、いよいよ北野天満宮です。東門から入っていきました。境内の中に入ると、もう梅がいっぱい。白や赤の花が満開で、それが神社の建物とマッチして、とてもきれいです。大勢の人がお参りや梅見に来ていました。
 文子天満宮を見て地主社の前を歩いて行きました。本殿(写真中)にお参りして、拝殿へ。紅梅殿の横から梅林へ(入場料600円)と入っていきました。
09kyoutoume1 川に沿って歩いていきます。ずーっと梅林が続いていて、とてもきれいです。階段を上がったところにも広い梅園があり、そちらは梅の木がたくさんあって、とても華やかでした(写真下)。茶店でお菓子と梅茶をもらって、ちょっと休憩。茶店は混んでいましたが、梅林の方はそれほどでもなく、のんびりと花を愛でることができて良かったです。また川沿いの道に戻り、出口へ。
 境内にあるお社や梅を見ながら楼門へと歩いて行きました。鳥居の辺りには露店も出ていて、賑やかでした。

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2009年3月 4日 (水)

オーストラリア

 昨日は、映画「オーストラリア」を観て来ました。良かったです。泣けました。

 第2次世界大戦前夜のオーストラリア。イギリスの貴族アシュレイ卿は、家計を立て直すため、領地のオーストラリアへ行っていた。なかなか帰って来ない夫を待ちわびた妻・サラは、夫を追って単身オーストラリアへとやってきた。だが、レディ・サラを待っていたのは、夫の死。そして破綻しかけた牧場だった。
 サラは土地と財産を守るために、流れ者のカウボーイ・ドロヴァーやアボリジニーの子どもナラと共に、牛を連れて9000km彼方のダーウィンへの旅に出た・・・・。

 牛を追う旅、これがすごいです。
 邪魔をするカーニー牧場の手下に火をつけられ、牛が暴走する。スタンピード!、キプリングは牛の群れに踏み潰されてしまった。谷の手前で一人立ちはだかる、ナラ。恐怖と責任感、アボリジニーの矜持。
 水の無い砂漠の旅を越え、ダーウィンにやってきた時の高揚感。

 だが、これはそれだけの映画では無かった。牛を追う旅は映画の半分。残り半分には、女性蔑視、人種差別、アボリジニーへの偏見と白人への同化政策が語られていた。
 そして、日本軍の攻撃。私は始めて勝っている日本軍を見た。映像や写真で見る日本軍は、いつも負けていた。武器も食料も無く、悲惨な逃避行を続けていた。無謀な万歳突撃を繰り返して死んでいった。日本の都市は空襲にあえいでいた。だが、この映画では、日本の飛行機が次々と爆弾を落としていた。ダーウィンを焼け野原にして、住民を殺していた。これが、軍隊の本質である。外国人の日本軍に対する憎しみ、私はそれを感じてしまった。これって、けっこう辛いな。
 歴史の真実を知り、それを改めること。単なる娯楽ではない、深みのある映画でした。

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2009年2月24日 (火)

チェンジリング

 映画「チェンジリング」を観て来ました。良かった~。泣けました。母は強し、です。

 クリスティンはシングルマザーで、電話交換手の主任をしながら息子ウォルターを育てている。ある休日、クリスティンは急な仕事で、息子を家に残して出かけた。帰ってくると、息子がいない。警察に届けたが、息子は見つからなかった。
 それから5ヵ月後、息子がイリノイ州で発見されたという知らせを受け、警察と一緒に息子を迎えに行った。だがそれは息子ではなく、別人だった。
 しかし、警察は5ヶ月の間に息子が変化したのだろうと言って、取り合ってくれない。医師も警察を支持した。信じてくれたのは、警察の腐敗を追及している牧師だけ。クリスティンが歯科医と教師に別人であるという証言を得た時、警察は彼女を精神病院に入院させてしまった。
 だが、彼女は負けなかった。牧師の助力を得て、警察と戦い、真実を知ろうとした・・・・。

 アンジェリーナ・ジョリーがとってもステキ。スマートな体に軽やかな服を着て、ローラースケートで職場で動き回る。有能なキャリアウーマン。
 警察を疑うなんて思ってもみなかった、普通の女性。涙もろく、情に厚い。だけど、愛する息子をこの手に抱くまでは、頑として戦い続ける。”最後はきちんとケリをつける” ために。
 これは実話なのだ。こういう時代もあったのだ。権力は腐敗しやすい。その方が儲かって楽ならば。

 このクリスティンを演じるアンジェリーナ・ジョリーが、「ウォンテッド」のフォックスや「トゥームレイダー」のララ・クラフトと同一人物とはとても思えないほど。あのすごいアクションが今回は無し。はかなく脆い感じの母親役がぴったりで、ただ息子のためにのみ頑張っている、その張り詰めた表情が泣かせる。

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2009年2月21日 (土)

007 慰めの報酬

 やっと「007 慰めの報酬」を見てきました。見ようかなと思っていたのですが、それ以外にも見たいのがあって。
 この映画は前作を見ていないので、その分ストーリーが分かりにくかったのですが、しかし、これだけでも十分楽しめました。今までとは違う007の活躍ぶりです。一番の違いは、ボンド・カーなどの秘密兵器が無いこと。その分肉体的な動きが目立ちます。しかし、女にもてることと一流好みはさすが。ホテルは最上級のスイートルームですものねー。

 ボンドとMは、敵の一人を尋問している最中にMI6内に裏切り者がいることを知った。ボンドは手がかりを求めて、ハイチの銀行へ行く。そこで、ボンドはカミーユという女性と知り合う。彼女は、自分の親兄弟を殺し強姦した将軍に復讐しようと、ドミニク・グリーンに近づいていた。
 グリーンは、不毛の砂漠地帯を買収しようとしていた。グリーンの真の目的は何か?。砂漠の地下に何が眠っているのか?。ボンドが調べている謎の組織とグリーンとの繋がりは?。

 いやー、次々の場面が変わり、危機とそれに対するアクションも矢継ぎ早に切り替わっていく。このスピード感が、やはり007シリーズの持ち味ですね。
 ところで、この映画の前作「カジノロワイヤル」で007が生まれ、この映画で成長して、英国諜報員としての活躍が始まる。つまり、以前の映画へ繋がるらしいのだけど、そうすると時代が~。
 確か最初の映画はショーン・コネリーが主役で、今から40年くらい前なのよねー(私は今でもショーン・コネリーの007が最高だと思ってるけど)。
 ところがこの映画は、ちゃーんと今の時代に合わせてある。例えば、お金を払う場面では、ドルでは不安なのでユーロでとか。グリーン氏も(やってることは反対なのに)地球温暖化を阻止するために寄付を、なんてパーティーで言ってる。そして、次の資源争いは”水”であることも示唆している(地球上には水はたくさんあるように見えるのだけど、そのほとんどは海水で、淡水は2.5%しかないのだ)。
 こういったことがさりげなく話の中に挿入されているところが、この映画にただのアクション映画だけでは無い深みを与えているな、と思いました。

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2009年2月12日 (木)

ベンジャミン・バトン 数奇な人生

 先日は、映画「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」を見てきました。

 映画は、瀕死の老婆の回想から始まります。老婆は娘に日記を読んでくれるように頼みました。その日記に綴られていたのは、ベンジャミンという男性の生涯でした。
 ベンジャミン、彼が生まれたとき、母親は難産のため亡くなった。父親は、彼を見てショックを受け、彼を老人施設の前に捨ててしまった。ベンジャミンは、生まれたばかりの赤ん坊でありながら、皺くちゃの老人の体をしていたのだ。
 しかし、老人施設で働いているクイニーは、彼を妹の子としていつわり、我が子のように慈しみ育てた。ベンジャミンは、老人施設で老人と共に育った。成長しても、禿げて皺だらけ、歩くこともできない子どもだった。
 だが、年が経つにつれ、彼は読み書きを覚え、立って歩くことができるようになった。体はだんだん若返り、船で働くこともできるようになった。酒を覚え、女を知り、恋をした。老人施設で出会ったデイジーと再会し、愛し合うようになった。だが・・・・・。

 他人と違う時間軸で生きるということは、どういうことなのだろう。
 人は見た目が100%とは思わないが、しかし、見た目で歳や職業、性格まで判断しようとしてしまう。老人の体を持った子ども、子どもの体になってしまった老人、どちらも普通の人間には理解しがたい。
 クイニーは、全てを許容した。彼の見た目がどうであれ、ベンジャミンはかわいい我が子なのだ。無償の愛情。だが、それを全ての人間に望むことは無理だ。人と違う時間軸生きるためには、同じ場所に留まることはできない。それは不信感を産む。なぜ、一人だけ若返っていくのか。
 彼は世界中を旅し、数奇な人生を生きた。最後に赤ん坊になってしまった場面が、心に残る。

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2009年2月 6日 (金)

20世紀少年<第2章>最後の希望

 今日は、映画「20世紀少年<第2章>最後の希望」を見てきました。この映画は、以前見た「20世紀少年「<第1章>終わりの始まり」の続きです。原作は漫画で第3章まであり、この映画はちょうどその真ん中の部分です。

 ”血のおおみそか”から15年が経ち、カンナは高校生となった。日本は、『ともだち』を党首とする友民党が政治を支配し、ケンヂたちは世界を滅ぼそうとした極悪人とされていた。
 カンナは、クラスメートの小泉響子と共に”ともだちランド”へ送られ、そこでケンヂグループの一員だったヨシツネに会う。彼は、地下組織の隊長になっていた。
 海にある監獄へ入れられたオッチョは、漫画家と一緒に脱出し、カンナの元へとやってくる。
 カンナが通う学校に来た新しい英語の先生・サダキヨは、”ともだちランド”にいた人物だった。
 2015年、新宿の教会に現れた『ともだち』。しんよげんの書どおりに、世界は破滅するのか!?。

 うーん、物語が交差しているので、粗筋が書きにくいなー。
 今回のケンヂグループで出てくる人物は、ヨシツネ、サダキヨ、ヤマネ、そして謎の人物。彼らは、子どもの頃、脇役だった。中心にいたのは、ケンヂやオッチョ、ユキジ、モンちゃん、マルオたち。
 ヤマネ君は、勉強はできたけど、部外者だった。サダキヨと謎の人物は、友だちが欲しかった。できることなら、ケンヂたちと仲良くなりたかった。だけど、2人とも人付き合いは苦手。うまく話すこともできず、常にお面をかぶって顔を隠していた。今で言う引きこもりのハシリのような子どもだった。
 子どもの頃、教室で大声で話をして、話題づくりをしているグループは、人気者だ。友達づきあいが苦手な子は、あこがれの思いで彼らを見ている。その気持ち、分からないでも無い。大人になって、何でもできる立場になった時、その頃を思い出し、見返したいと思ったとしても不思議ではない。 

 私は、第一部の映画を見た後、漫画喫茶へ3日連続して通って、20世紀少年の漫画を全部読破してしまった。なので、ストーリーは最後まで知っている。
 映画は、漫画とは異なるストーリー展開と書いてあったけど、私が見たところでは漫画とあまり変わっていない。大筋は一緒。映画の方が時間が短い分、少し内容がはしょってあるだけのような。
 違いは、やはり第3章かな。歌と共にケンヂが帰ってくる、楽しみです。

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2009年2月 3日 (火)

マンマ・ミーア

 今日は、午前中は映画に行って、午後からはMRIという忙しい?1日でした。
 見たのは、「マンマ・ミーア」。以前、劇団四季がやっていて、大評判だったというミュージカル。私は劇団四季のは見たことが無いのですが、それが映画化されたということで興味を持ったのです。

 いやー、良かったです。ストーリーはたわいもない物語ですが、ABBAの大ヒットメロディーにのって歌い踊る、泣けて笑えて、元気がもらえる映画でした。

 ソフィは、明日スカイと結婚式を挙げます。
 その結婚式にソフィが呼んだのは3人の男性。ソフィは父を知りません。ソフィの母・ドナは未婚のままソフィを産んで育て、ホテルを経営して、生活してきました。
 ある日、ソフィは母の日記を見つけ、自分が生まれる原因となった母の恋を知ります。そこにあったのは3人の男性との恋。ほんの一月の間のできごと。自分の父は、その3人の内の誰?。ソフィは自分の出自を知りたくて、母にも婚約者にも内緒で、3人に招待状を送ったのでした。
 3人の男性、サム、ハリー、ビルは島にやってきました。そして、ドナの親友2人も。
 そこから巻き起こる数々の大騒ぎ。そして、最後はやっぱりハッピー・エンド!!。

 ABBAの曲が懐かしい。あれが流行っていたのは、もう何年前だろう。20年以上前かな。私もカセットテープを持っていた。擦り切れるくらい聞いた。映画の中でも曲が始まると、ついつい足がリズムをとっている。しかし、あの曲って、こんな内容の歌詞だったのー?。こんな場面で歌われる曲だったのー!、という驚きもいっぱい。私は「チキチータ」や「ヴーレ・ヴー」が好きだったのですが、私の持っていた曲のイメージとはちょっとずれてました。

 でも、ほんとうに懐かしい。ドナが3人に会って、自分の青春を思い出すように、私も映画を見ながら自分の青春時代を思っていました。あの頃、未だ未だ未熟な自分、夢と不安と恋もあった、あの頃。
 擦り切れたテープの代わりに、ABBAのCDを買って帰りました。

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2008年12月19日 (金)

地球が静止する日

 映画「地球が静止する日」を見てきました。

 ある日、宇宙から地球各地に球体がやってきた。その内最大のものが、アメリカのマンハッタンに落ちてきて、その中から異星人とロボットが現れた。異星人・クラトゥは地球人そっくりの体をしており、ロボットは機械を無力にする力を持っていた。
 アメリカ政府は、この事態に対抗するため科学者と軍隊を集めた。
 クラトゥの使命は、人類の現状を把握し、地球上の生命を救うこと。人類の活動が、地球の他の生命を危うくしている。人類を滅ぼして、地球を救うべきか?。

 うーん、はっきり言って、映画としてはたいしたことなかったです。もっとすごい映像があるかと期待していたのですが、予告編以上のものはなく、ストーリーもありきたり。
 確かに国防長官の行動はそれらしく、軍事行動もアメリカらしいものではあったのですが。人類の特性をヘレンという一女性だけに見るというのはちょっと。私としては、SFとしても人間社会の考察としても、物足りない気がしました。

 ただ、問題提起として、人類は地球にとって害なのか、ということ。これは、かなり重要な問いだと思います。
 この答えは、どうなのだろう?。ヘレンは、私たちは変われると何度も言うのですが、ほんとうに変われるのでしょうか。地球温暖化の問題、ゴミの問題、核の問題。
 人間は、有史以来戦争ばかりしている。コンラート・ローレンツの「ソロモンの指輪」を読んだ後に「攻撃」を読んで、私は怖くてたまらなかった。”人類にあるのは怒りっぽい猿の衝動だ”っと。他の動物は、同一種族で殺しあうことは無い。争いはあるが、相手が死ぬまで攻撃するようなことはしない。ましてや、楽しみのために攻撃することなどありえない。だが、人間はそれをするのだ。
 確かに愛の心もある。慈悲もあり、他人のために犠牲になる人もいる。でも、ほんとうのところはどうなんだろう。
 人類の欲望は果てが無い。地上を征服し、森や海を開発し、そして宇宙へと。産めよ、増やせよ、野に満てよ。だが、野に満ちてしまった後は、どうなるのか?。
 私たちは、ほんとうに変われるのか?。

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2008年12月10日 (水)

WALL・E ウォーリー

 「ウォーリー」を見てきました。ディズニー映画らしいSFファンタジーでした。

 地球から人間がいなくなって、700年。ゴミ片付けロボットのウォーリーは、一人でせっせと仕事を続けています。地球上はゴミだらけ、ウォーリーはその中から面白そうな物をコレクションし、残りを押し固めて積み上げていました。
 そんなある日、空から大きな宇宙船が降りてきて、真っ白なロボット・イヴを下ろします。ひと目でイヴに恋したウォーリーは、彼女の後を追いかけ、遂に友達に。だけど、ウォーリーが見つけた植物をイヴに見せた途端、イヴはそれを取り込んで沈黙してしまいました。
 しばらくして、また宇宙船がやってきて、イヴを回収していきます。ウォーリーも宇宙船にしがみついて、イヴと共に空へ。
 宇宙船の行き先には、なんと人間がいたのです。そこから始まるウォーリーとイヴの大冒険。さて、2人?はどうなるのでしょう。

 いやー、ウォーリーとイヴのかわいいこと。ロボットだけど、人間っぽくって。ドジなウォーリーと有能なイヴ。二人?がそっと手を握るシーンは、まるで初恋の恋人達。
 ダンスミュージックにのって、宇宙空間を飛ぶ二人。宇宙空間に植物を出してしまったのに生きてるなんて、ナンセンスな描写もあったけど、かわいいので許しちゃう。

 今の私達の生活、確かにゴミの山と汚染物質がいっぱい。声高にエコを叫ぶのもいいけど、こういうファンタジーで考えさせるのもいいかも。
 人間もロボットに世話をされ、バーチャルの世界で生きるのではなく、自分の力で何かを作っていくことが大切だというメッセージも入っています。子ども向けだけど、楽しめました。

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2008年11月18日 (火)

レッドクリフPartⅠ

 映画「レッドクリフ」、やっと見てきました。良かったです。
 三国志のあの雄大な物語をどう映画化するのかと思っていたのですが、物語のほんの一部だけを切り取っただけでした。三国志を5時間ではとても無理と思ってましたが、これなら大丈夫。みんなが知っている物語だからこそ、こういう手法も可能なのだろう。
 日本映画でいうなら、「天と地と」の上杉謙信と武田信玄の川中島の合戦に似てるかな(映画としてはレッドクリフの方が断然良いです)。

 漢の丞相・曹操は、皇帝を操り権力を広げていた。それに対抗する劉備軍は、負け戦の中で避難民を連れ敗走していた。
 この劣勢を挽回するべく軍師・孔明は、呉の孫権の元へ赴いた。孫権は迷っていた、降伏して曹操につくべきか、それとも戦うべきか。孔明は、孫権の軍師・周瑜と心を通わせ、孫権は遂に劉備軍と同盟を結ぶことになった。
 曹操は80万の兵を連れて進撃してくる。ここに、三国時代の幕開け、赤壁の戦いの火蓋が切って落とされた!!。

 うーん、かっこいいです。
 あの亀の甲羅のような陣形、すごいです。しかし、あれは平原で無いとできない闘いだなー。楯を持った歩兵が次々と陣形を変えて、敵兵を追い込んでいく。目を見張る戦いぶりでした。
 原作を知っていて、映画を見る場合、問題は私の持っているイメージと映画の俳優の違い。今回は、まあまあでした。
 良かったのは、諸葛孔明。さすが金城武。ハンサムです。態度も落ち着いていて、若くて優秀という感じ。
 趙雲・関羽・張飛も、まあまあ。趙雲は、見せ場も多くかっこ良かったです。関羽は武の神様として祀られているぐらいなので、もっと見せ場が欲しかった。並みの馬ではダメで、馬2頭を並べて乗っていたといわれる大男。今回は、騎馬姿が無かったのが残念。出て来い、赤兎馬。
 まあ、劉備はもともと田舎武将だから、あの程度で。周瑜はイケメンすぎるような。孫権の妹・尚香というのは、原作には無かったと思うけど。

 これは絶対にPartⅡを見なくては。

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2008年11月11日 (火)

Xファイル:真実を求めて

 映画「Xファイル:真実を求めて」を見てきました。
 Xファイルはずーっと以前にテレビシリーズがあり、私はそれを夢中になって見ていました。最近では、小説も出ているので、それも何冊か読みました。
 Xファイルとは、未解決の事件を記録したファイルで、そのいくつかに宇宙人もしくはUFOが関係しているらしいのです。その謎をFBI捜査官モルダーとスカリーが解いていく、というのがシリーズの大筋でした。
 しかし、今回の映画は宇宙人もUFOも出てきませんでした。映画はそれなりに良かったのですが、それがちょっと期待はずれだったかな。 

 現在、モルダーとスカリーは、もうFBI捜査官ではない。モルダーは無実の罪を着せられて隠遁生活を送っていた。スカリーは、医師として小児科の患者の治療に当たっていた。
 そんなある日、FBI捜査官の一人が失踪した。彼女の行方を知っているというジョー神父は、そのサイキック能力で、死体の腕を見つけた。血痕を調べたところ、その腕はFBI捜査官を襲ったと思われる男性のものだった。
 FBIは、サイキックとの関連から、モルダーとスカリーに協力を要請する。モルダーは神父の言を参考に捜査を進め、遂に移植臓器を運ぶ会社へと行き着いた。多数の死体、それは臓器移植と関係があるのか?。・・・・・だが、真実はもっとおぞましいものだった。

 この映画には、現代の医学が直面しているものを描いている。
 病気になっても、怪我をしても、人は生き続けたいと思う。そのためなら、臓器移植もできるものならやりたい。だが、そのためには死体が必要だ。血液が適合する”生きた死体”が。他人の死を願う医療、これはほんとうに正しいのか?。そして、脳さえ残っていれば、人は自分として生きていけるのか?。
 もう一つ、スカリーが治療をしている少年。彼は不治の病だと言われている。だが、最先端の治療法を行なえば、ひょっとしたら根治するかもしれない。しかし、その治療には激痛が伴い、可能性は分からない。治療を受けるべきかそれとも緩和ケアが良いのか。

 私は、自分が再発癌患者で、治らないことを知っている。だが、抗がん剤治療はいろいろあり、副作用(苦痛)が多いものもあれば、少ないものもある。
 私は今、無理な治療はしないことを選択している。副作用が多い抗がん剤治療は拒否した。だが、最新の治療法があると聞けば、ついインターネットで調べてしまう。代替医療もたくさん検索した。
 心は揺らぐ。結果は分からなくとも、治験に手を挙げる患者もいる。
 医療に関するものを見聞きすると、つい自分のことと比べて考えてしまう。この辺りが癌患者の辛いところだなー。

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2008年10月21日 (火)

イーグル・アイ

 映画「イーグル・アイ」を見てきました。
 いやー、すごい映画でした。最初予告編を見た時は、ただのサスペンス・アクションだと思っていたのですが、なんのなんの、合衆国全体を巻き込むスケールの大きな話でした。

 ジェリー・ショー、しがないコピーショップの店員で、家賃の支払いにも事欠く生活を送っていた。だが、双子の兄が死に、その葬式に行ったことから、事件は始まった。彼の銀行の口座には多額のお金が振り込まれており、アパートの部屋には武器弾薬が送りつけられていた。そして、携帯電話からは正体不明の女声の指示があり、FBIが部屋に踏み込んできた。
 レイチェル・ホロマン、シングルマザーで息子を育てている。息子は音楽が得意。大統領演説の時に演奏する子どもオーケストラのメンバーに選ばれて、ワシントンへ旅立った。その夜、彼女の携帯電話にも女声の指示があり、命令に従わなければ息子の命は無いと脅された。
 2人の周りでは次々と事件が起こり、命令に従わないと人が死んでいく。命の危険を感じながら、2人が赴くその先には・・・・。

 以前、小説「第九の日」ででてきたコンピューターが自意識を持つのか、という問題。この映画にも同じような問題提起が出てくる。全米の全てのコンピューター、携帯電話、監視カメラ、などを繋いだ巨大コンピューターシステム(イーグル・アイ)が、自分で判断して、国家の安全のための方策を実施したとしたら?。
 携帯電話、信号、銀行、様々な工作機械、全てはコンピューターで自動制御できる。人間が、それに逆らうことはできるのだろうか。

 今、私達の生活はコンピューターに囲まれている。ユビキタス社会の目指すもの、それは便利な生活だが、一歩間違うと監視社会になりかねない。街角のあちらこちらにある監視カメラ、その映像がネットで繋がれて利用されるとしたら?。私達がブログに書く文章、それらからもその人の生活や考え方が分かる。カードで買い物をすれば、何を買ったか、何に興味があるのか、も分かってしまう。衛星写真からは、地球上の全ての建物が分かるし、車がどこを走っているのかも分かってしまう。

 最初は、すさまじいカーアクションに気を取られていたが、物語が進むにつれコンピューター社会の恐怖がじわじわと湧いてきた。
 しかし、これは非常にアメリカらしい映画でもある。国家や大統領に対する考え方、1年ほどで総理大臣がころころ変わる日本ではありえないな。

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2008年10月 1日 (水)

アイアンマン

 昨日は、映画「アイアンマン」を見てきました。いやー、楽しめました。

 トニー・スターク、彼は天才的な発明家にして巨大軍事企業の社長である。彼は自分が作った兵器の試射をアフガニスタンで見せた後、テロ組織に襲われ、誘拐された。
 テロ組織は、トニーに実験したのと同じミサイル兵器を作るよう強制し、彼に材料を与えた。心臓に傷を負ったトニーは、心臓の働きを強化する装置と体に装着するパワースーツを作って、そこから逃げ延びた。
 そして、自分の企業は兵器を作ることを止めると宣言し、より高性能のパワースーツを作ることに全力を注いだ。新しいパワースーツを身に付けた彼は、テロ組織と戦い、ついに黒幕を見つける。

 人間が空を飛んで戦う、というのはやはり究極の夢なんだろうなー。スーパーマンに憧れた昔から、一度はやってみたいと思うものだ。
 トニーも新しいパワースーツができた時、大喜びで外へと飛び出していく。コンピューターが止めるのも聞かず、空を飛び、上へ上へと舞い上がる。あー、気持ちいい。その気分、とってもよく分かる。私も思わず、一緒に飛んでる気分になった。
 そして、悪者のテロ組織をやっつける。この辺りは、ロボコップの世界だ。アイアンマンがアメリカンコミックから生まれたということが、とてもよく分かる。

 しかし、一歩下がって見てみると、トニーは発明家としては偉大だが、巨大企業の社長としては失格である。テロ組織から生還した後、自分が作った兵器がテロ組織に使われていると知り、兵器の製造中止を決めたのはいいのだが、その後の方針が何も無い。自分はただラボに引っ込んで、パワースーツの実験をしているだけ。企業には大勢の人が勤めており、彼らの生活もある。株主への責任も、もちろんある。兵器を作らないのなら、他に何を作るのか、何ができるのか、それを考えるのも社長の役目だと思うのだけど。
 まっ、そんなことを言っていてはアイアンマンにはなれないわけで、ここは何も考えず、ロボットの力を持った人間の活躍を楽しむというのがいいのでしょうね。

 最後に、エンドロールの後にまた映像が。シリーズ、次の回が始まりそうな場面です。

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2008年9月24日 (水)

ウォンテッド

 昨日は、映画「ウォンテッド」を見てきました。

 人間わざとは思えない銃撃戦で、映画は始まった。そして、ウェスリーのつまらない人生。仕事は顧客管理で、気の合わない上司や同僚たち。
 だが、ある日スーパーで、謎の美女フォックスと銃撃戦に巻き込まれたことから、ウェスリーの人生は変わった。彼の父は、暗殺集団フラタニティの優秀なメンバーだったという。彼にもその血筋は受け継がれており、超人的な力が眠っているらしい。
 その日から特訓が始まった。銃やナイフの扱い、そして信じられないほどの反射神経。彼は暗殺者となり、世界の運命を紡ぐ機織り機の支持に従って、人を殺していった。だが、その集団の真の姿は・・・・。 

 単純な勧善懲悪の映画ではない。千年も前から続いているという暗殺組織。特別な織り機で織られた布は、ほんとうに世界の運命を示しているのだろうか?。どんでん返しに次ぐどんでん返し。
 だけど、そんな疑問を考える余裕も無く、画面にひきつけられてしまう。アンジェリーナ・ジョリーの美しい顔と体。背中の模様(刺青か?)を見せて歩いていく姿のエロチックなこと。同性でも、思わずほーっと思ってしまう。
 そして、すさまじいアクションと銃撃戦。スローモーションで見える弾丸がすごい。これは映画でなければ表現できない情景だ。

 この映画はR-15の指定だけど、どこがそんなにいけないのだろう?。確かに銃撃戦は血がドバーッで残酷だけど、バイオハザードのゾンビの方がもっとおぞましかったと思う。
 ともあれ、ネットに自分の名前を打ち込んで自分探しをするウェスリー、つまらない日常をおくっている人間にとって、ひょっとしたら自分には別の人生があったのかもと思わせる、これはやっぱり映画の見せる夢なのかな。

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2008年9月 3日 (水)

20世紀少年

 映画「20世紀少年」を見てきました。
 普通なら、私が見に行かない種類の映画です。見に行った理由は、この原作の漫画を読んだことがあるから。原作の漫画は3部作だそうですが、私が読んだのは第2部の途中まで。ずいぶん前のことで、その頃歩いていくのにちょうどよい距離に漫画喫茶があって、リハビリ代わりに歩いてそこへ行き、コーヒーを飲んで漫画を読んで帰ってきていました。

 ケンジは、以前はロックなどをやっていたが、今はコンビ二の店主。失踪した姉の子どもを育て、母親と店を切り盛りしている。
 ある日、よく酒を届けている近所の大学教授が一家で失踪した。そして、その家の壁には、奇妙なマークが描かれていた。小学校の同窓会に行ったら、新興宗教の教団が話題になっていた。そこでもそのマークを見た。
 新興宗教の教祖は”ともだち”と名乗っており、その奇妙なシンボルマークは、実はケンジたちが子どもの頃、秘密基地で遊ぶ仲間のマークとして作ったものだった。そのことを思い出したケンジたちは、子どもの頃書いた”よげんの書”も見つけ出した。
 日本で、世界で、その”よげんの書”に書かれたのとよく似た事件が次々に起こる。よげんの書には、人類滅亡のシナリオと正義の使者として自分達のグループが書かれていた。
 人類は滅亡するのか?、”ともだち”とは何者か?、ケンジと昔の遊び仲間は、人類を救うことができるのだろうか?。

 この漫画を読んだ時、ものすごく感銘を受けた。その理由は、子どもの頃の空想が全て実現してしまったらどうなる、ということだ。しかも、実現したのはバラ色の未来ではなく、最低の未来。
 子どもの頃、私も正義の見方になりたいと思っていた。正義の味方になるには、その反対の悪の組織が必要である。その悪が酷ければ酷いほど、正義が際立つ。だが、実際にその悪の組織が現れたら?、しかも中年になった自分の前に。現実問題として、自分はその組織に立ち向かえるのか?、何の技能も無い普通の市民が。

 映画は、漫画のストーリーを忠実に再現しており、それ以上でも以下でも無かった。上手な実写化だと思う。
 漫画の印象が強かったので、映画ではそれほどとも思わなかったのですが、平日昼間のレディースデイにしては、多くの客が入っていました。女性向きの映画とは思えないので、けっこう原作を読んでいた人も多かったかも。 

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2008年8月20日 (水)

ハムナプトラ3

 「ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝」を見ました。今回活躍するのは、息子のアレックス。いやー、インディ・ジョーンズもそうですが、何作目かになると息子のが出てくるのねー。

 アレックスもまた親譲りの発掘好き。大学にも行かず、中国で秦の始皇帝の墓を掘り返していた。

一方オコーネル夫妻は、以前中国で見つかって今は英国にあるブルーダイヤを中国に返すために、上海にやってきた、そして、義兄ジョナサンの店で息子アレックスに出会う。

中国のヤン将軍は、始皇帝を蘇らそうと、ダイヤとミイラを狙っており、始皇帝の遺品が置かれている場所でオコーネル夫妻を襲った。そして、ダイヤはミイラに当たり、始皇帝は覚醒した。だが、真に不老不死となって蘇るため、始皇帝はシャングリラを目指す。
 オコーネル夫妻と息子、そして謎の女性リンは、それを阻止するために、やはりシャングリラへ。

 果たして始皇帝は蘇るのだろうか?。オコーネルたちは、始皇帝を阻止することができるのだろうか?。

冒険、アクション、また冒険。次々と事件が起きる。
 秦の始皇帝、彼は中国全土を統一し、焚書坑儒、万里の長城を築くなど様々な施政を行い、晩年は不老不死の秘薬を求めた。この映画では、女方士が不老不死の呪文を見つけ、それで皇帝に呪いをかけたことになっている。
 石でできた皇帝の彫像が蘇り、そしてあの兵馬俑も兵士となって蘇る。この場面はさすが中国らしく壮大だ。ヒマラヤの麓ではイエッティーも現れ、虐げられた民衆の
死者も蘇って戦うのだが、あまりおどろおどろしくはなく、ちょっと滑稽な感じ。

2時間、手に汗を握るアクション・アドベンチャーは、気分転換にはうってつけです。壮大な中国の歴史と地理に思いを馳せるのもいいなー。ストーリーは荒唐無稽ですが、古代エジプトよりは親しみがもてました。

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2008年8月18日 (月)

硫黄島からの手紙

 昨日、図書館へ行きました。私は知らなかったのですが、ちょうどその日は映画上映会でした。私が本を見ていたら、「映画・硫黄島からの手紙を上映します。どうぞ、視聴覚室にお越しください。」という館内放送がありました。映画館へ見には行かなかったのですが、気になっていた映画だったので、この機会に見てきました。

 映画は現在硫黄島の戦跡を発掘している場面から始まりました。
 そして、戦時中へと場面は切り替わっていきます。硫黄島で塹壕掘りをしていた西郷、彼が妻へ送る手紙、彼の目を通して見た戦場の様子。
 新しく硫黄島に赴任した司令官・栗林中将。1日でも長く本土防衛のために戦い抜くという合理的だが過酷な彼の戦略。そして家族への思いあふれる手紙の文面。
 戦場で馬をかるバロン西。戦い抜くよりも玉砕を選ぶ将兵たち。

 思っていたより、静かな映画でした。華々しい・悲惨な戦いの場面は少なく、だがそれ故に戦争の残酷さを思わせる映画でした。
 この映画がアメリカ人の手で作られたとは。日本の軍隊の非合理性・非人間性がよく描かれていました。栗林中将のアメリカも日本もよく知っているが故の苦悩も。
 この映画は日本人の手でこそ作られるべきだった、と誰かが書いていましたが、私もそう思いました。私達日本人は、空襲・原爆・玉砕ということばを聞くと、つい悲惨さを思い感情的になりすぎるのかもしれません。私もそうです。冷静には見れない。その反面、自分達がアジア各地でしてきたことの総括さえ未だできていない。アメリカ人が日本側から見た戦争を描けたように、私達もいつか別の国から見た太平洋戦争を描くことができるのでしょうか。

 映画は、最後に軍事郵便が詰まった袋を掘り出すところで終わっていました。祖国へ残した家族への思い。
 今この瞬間にも戦場になっている国がある。それは、人間の業なのでしょうか。人を殺してまで守らなければいけないもの、それはいったい何なのでしょうか。

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2008年7月13日 (日)

ホームレス中学生

 昨夜、テレビで「ホームレス中学生」を見ました。ベストセラーになっている小説のドラマ化ということで、興味があったからです。お笑い芸人が書いたということと貧乏が主題になっているということから、「佐賀のがばいばあちゃん」に似ているかなっと思っていました。

 中学2年生の田村裕は、1学期の終業式の日に学校から帰ったら、家に入れなくなっていた。父は破産し、家は差し押さえられていたのだ。父は家の前で「各自、勝手に生きるように。解散!。」と言って、いなくなってしまう。
 大学生の兄、高校生の姉、二人ともどうしていいのか分からない。裕は二人に迷惑をかけたくないと思い、公園の遊具・通称まきふんの中に入って寝ることにした。お金は無いので、自動販売機のつり銭をさぐったり、落ちているお金を拾ったり。
 兄・姉も兄のバイト先のコンビにで賞味期限切れの弁当を食べたり、公園で寝たりしていた。
 そんなある日、友人と町で出会ったことから、その家にお世話になることになり、遂に近所の人たちの世話で、3人アパートで暮らすことができるようになった。1年後、裕は高校受験の勉強を始めた・・・・。

 こちらは、佐賀のがばいばあちゃんと違って、中学生の自分が思ったことが主になっているので、子どもらしい発想も多い。母親のこと、兄や姉、友人のこと、近所の人のこと、そして父親のこと。嫌な事もいろいろあったろうに、そこには感謝の気持ちがたくさん描かれていた。それが、この本をベストセラーにした原因だろう。私もドラマを見ていて、ほろっと泣いてしまった箇所がいくつかあった。

 格差社会、現代の社会は滑り台だ、と言った人がいる。ちょっとしたことで普通の生活から下方へ、あっという間に滑り落ちてしまう。以前、アメリカでは失業するとすぐホームレスになるという話を聞いて、アメリカ人は貯金をしないからいけないのだと思っていた。日本の貯蓄率は高いからそんなことは無いと思っていたが、今はアメリカに似てきたようだ。田村家の父親もきちんと働いて生活していた。しかし、妻を失い、病気にもなって、それが失われてしまった。
 先日も名古屋駅付近で地面に寝転んでいる人を見た。自分も今では、そういう人を見ても何とも思わなくなっている。
 公園で寝泊りしていた田村君も、何日も誰にも気づかれなかった。もし、友人に声をかけられなかったら、近所の人が知らない顔をしていたら。自分が住んでいる社会の危うさを、ふと思ってしまった。

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2008年7月 1日 (火)

インディ・ジョーンズ

 「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」をやっと見てきました。いやー、待望の第4作です。

 話は、アメリカ軍の秘密倉庫から始まる。そこへやってきたのは、旧ソ連のKGB。彼らが盗み出そうとしているのは、ある箱。インディはそれを見つける手伝いをするために連れて来られた。
 強い磁気を帯びたその箱を見つけた時、あのテーマソングとともにインディーの冒険が始まった。

 この話に出てくるロズウェル事件、それはUFOフリークの間ではかなり有名な出来事です。それは、アメリカ・ニューメキシコ州のロズウェル近郊にUFOが墜落し、その残骸が軍によって回収され秘匿されている、という話。一説によると、そこには宇宙人の死体もあったとか。ロズウェルにはUFO博物館も建てられており、UFOや宇宙人を模した土産物も売られているそうです。一度行ってみたい場所です。

 今回の秘宝、クリスタル・スカルはその宇宙人の頭蓋骨。それを巡って、ソ連の軍隊と美人エージェント・スパルコがジョーンズ親子と丁々発止の対決をする。場所は南米。マヤ文明やナスカの地上絵など、以前から宇宙とのかかわりを言われていた地域。
 その自然もすごい!。何段にも渡る大瀑布、大きな蛇や軍隊蟻。あの蟻を見たときは、私も寒気がしました。出会いたくない昆虫です。

 インディーの冒険は、第1作と第3作は、キリスト関係。今回は、マヤ文明と宇宙人。どんどんスケールアップしていく感じです。今回はインディーの息子・マットも出てきて、ひょっとして続きがあるのかも、と思わせます。
 次から次へと危機、また危機。そしてお決まりのカーチェイスに古い遺跡。冒険映画って、それだけで楽しめますね。ハリソン・フォードは、やっぱりかっこ良かったです。

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2008年6月10日 (火)

ザ・マジックアワー

 映画「ザ・マジックアワー」を見てきました。いやー、評判に違わず面白かったです。笑って、笑って、ほろっとして、また笑いました。

 レストランの支配人・備後は、街のボスの女・高千穂マリと良い仲に。ところが、ウフーンとやっている時に見つかってしまう。あわや、足にコンクリートの錘を付けて海に放り投げられるという瀬戸際、突然デラ富樫という名前を口走ってしまった。
 デラ富樫、それは伝説の殺し屋、誰もその顔を知らない。ボスに5日以内にデラ富樫を見つけて来いと言われ、困った備後は苦し紛れに映画の撮影を思いつく。売れない俳優・村田大樹を映画の撮影だと言ってだまし、町へと連れてやって来た。
 さあ、備後とマリの運命は?。そして村田演じる殺し屋は、ボスをだまし通すことができるのか?。

 物語は映画と現実を行き来する。いや、映画だと思っているのは、村田とそのマネージャーだけ。他の人間は現実を生きているのだが、なぜか村田と備後のペースにはまってしまう。
 いやー、村田演じるデラ富樫、最高です!。さすが役者。村田大樹の時とデラ富樫の時とでは、顔つきから言葉遣い、歩き方まで変えてしまう。しかも、本人はカメラが回っていると思っているので、常にカメラ目線でカメラのある方向に体の向きを変えたりして。時には本物のヤクザに体の動かし方を教え、本物の銃弾が飛び交う中で演技してしまう。知っている観客(つまり私)は、もうハラハラしながら、大笑い。

 マジックアワー、それは昼と夜の間の時間。一番良い映像が撮れる時。もし、今日のマジックアワーを逃しても、また明日マジックアワーはやってくる。
 空に太陽がある限り、いつだって希望はある。このまま、人生終わってたまるか。まだまだ輝く時はきっとやってくる。
 誰でも、自分の人生というステキな映画を演じながら、生きているのかもしれません。

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2008年6月 4日 (水)

ラスベガスをぶっつぶせ

 映画「ラスベガスをぶっつぶせ」を観てきました。ラスベガス、歓楽とギャンブルの街。私は、ずーっと以前に一度行って、ショーとギャンブルの一晩を過ごしました。結果は100ドルすって、終了 (^^ゞ。

 マサチューセッツ工科大学の優秀な学生ベンは、ハーバード大学の医学部にも合格した。しかし、問題は学費。どこの国でも医学部の学費は高い。学費と生活費、合わせて30万ドルが必要。1時間6ドルのバイトをしている貧乏学生には、とうてい無理な金額である。奨学金の申請をしたが、ライバルは多く難しい。
 そんな時、教授から誘いの手がかかった。ブラックジャックで儲けないか?。ギャンブルの勝率は確率の問題だ。出た札をカウントしていけば、必ず勝てる。ベンたちは、カードをカウントする方法を学び、 チームを組んで、ラスベガスに乗り込んだ。
 記憶力と瞬時の計算能力に長けたベンは、何度も大勝をする。だが、いつか冷静さを欠き・・・・・。

 以前読んだ、ギャンブル必勝法を思い出しました。
 例えば、ルーレットで、赤か黒のどちらかに賭ける場合、確率は1/2で配当は2倍。もし、あなたが赤に1ドル賭けた場合、黒が出たら1ドルを失います。次はどちらに、いくら賭けますか?。もちろん赤に2ドルです。次に続けて黒が出る確率は、1/2 X 1/2 =1/4 つまり25%。赤が出る確率は75%。もし赤が出れば、4ドル返ってくるので、差し引き1ドルの儲け。もし負けたら、次も赤に4ドル賭けます。勝率は87.5%。こうやって、負けたら倍額、勝率の高いほうに賭けていけば、確実に儲けることができます。
 カードの場合はもっと複雑ですが、基本は同じ。大事なことは、過去に何が出たかをカウントし、未来を読むこと。

 ただ、確率は何百回もやって初めて確実になるので、それを全て記憶して瞬時に計算するのは人間では無理ですね。コンピューターなら、確実に勝てるだろうけど。
 あっ、上記の方法は完全に合法です。でも最初のは、ギャンブラーなら誰でも知っている古典的な方法なので、用心棒は走ってきませんが、「お客様の賭けは受けられません」とディーラーに慇懃無礼に断られるのがオチでしょうね。

 さて映画の方は、ギャンブルではなく人間関係がおもしろい。教授とベン、そしてカジノの用心棒。どんでん返しに継ぐどんでん返し。ベンの彼女、そして友人たち。それぞれの生き方も考えさせてくれます。

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2008年5月22日 (木)

カスピアン王子の角笛

 「ナルニア国物語第2章 カスピアン王子の角笛」を早速見てきました。

 4人の兄妹がイギリスに帰って、1年経った。その間にナルニアでは、1300年の時が経っていた。ナルニア人は滅ぼされ、もはやナルニアは昔の姿ではない。
 ナルニアを滅ぼしたのは、テルマール人。彼らの王カスピアン9世は亡くなり、今は叔父ミラースが権勢を握っている。ミラースに男の子が産まれた夜、カスピアン王子は暗殺を逃れて、ナルニアの森へと逃げ込んだ。
 追っ手に追われて、カスピアン王子は角笛を吹く。それは、スーザンが残した角笛。その音に呼ばれて、4人はまたナルニアへとやってきた。
 ナルニア人とテルマール人の戦いが始まる。ナルニアの自由を求めて!。

 映像は、とてもきれいで、ナルニア国の様子などもとてもリアルでした。でも、今作は前作に比べるとファンタジー的要素が少なく、戦いが前面に出されていて、私としてはなじめませんでした。
 平和は戦って勝ち取るもの、それが西洋思想の根本なのでしょうか。子どもに読み継がれている物語で、なぜこんなにたくさんの命が奪われねばならないのでしょう。戦わなければ、平和は来ないのでしょうか?。私には、どうしても納得がいかないのです。
 善と悪の戦い。ファンタジーにも必ずあるのですが、今回はそれがなぜかとても疑問に思えました。
 戦いの後、平和になるためには、戦い以上の努力がいると思います。亡くなった人々、壊された建物。人々が悲しみから立ち上がり、町が復興するまでの時間。そして、相手に対しての憎しみの心が消えるまでの時間。
 戦いの後、めでたし、めでたしで終われないのは、私がもう子どもではないから?。

 動物が言葉をしゃべり、木が踊る、ナルニアはファンタジーの国。今回はネズミの戦士がとっても勇ましくてかわいかったです。

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2008年5月14日 (水)

スパイダーウィックの謎

 昨日、映画「スパイダーウィックの謎」を見てきました。もっと早く見に行きたかったのですが、連休中は混んでいるだろうと思い、昨日になりました。
 以前予告編を見たときに面白そうだと思ったのですが、期待に違わず良かったです。最近の子ども向け映画は侮れません。大人が見ても十分に楽しめます。

 母ヘレンと姉マロリー、双子の兄弟サイモンとジャレッドの4人は、大叔父スパイダーウィックが残した屋敷に引っ越してきた。
 その夜から、不思議なことが起きる。母の鍵や姉のメダルが無くなった。そして、壁から奇妙な音が聞こえる。音のする場所を壊して、ジャレッドは屋根裏部屋を見つけた。そこは、スパイダーウィックの秘密の部屋。その中には様々な実験道具があり、「謎の書」が隠されていた。
 決して読んではならないと書かれた、「謎の書」。そこには、この世に住む妖精の秘密が書かれていた。世界制服をたくらむマルガラスは、その書を欲していた。そして、本を読んだジャレットとその家族をゴブリンたちを使って襲おうとする。
 スパイダーウィックの屋敷は結界に守られている。だが、満月の夜にはその結界が破れてしまう。マルガラスから家族を守り、本を守るために、ジャレットは叔母ルシンダに会い、大叔父スパイダーウィックを探しに旅立った・・・・・・。

 物語にとてもスピード感があります。次々と場面が変わり、ゴブリンとの戦い、かわいい妖精たち、お決まりの大きな鳥に乗っての冒険飛行と続いていきます。そしてその合間に家族の葛藤や問題も見えてきて。
 ゴブリンはちょっと憎たらしいけど、ドジでキモカワイイ。花の妖精はきれいです。あんな妖精がほんとうにいたら、と思わせます。ハチミツ好きのシンブルタック、豚のような顔をしたホグスクイールなども、ジャレットを助けて大活躍。
 最後は、家族愛にほろりとさせられ、ステキなラストへ。楽しい映画でした。

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2008年4月14日 (月)

映画 日本沈没

  昨夜、テレビで見ました。ひどーい!。原作の結末が変わってる~。見て、ショックを受けました。

 日本近海の地殻変動が激しくなり、日本は地震や火山の噴火などの自然災害にみまわれていた。海底を調査している田所博士は、日本が1年以内に海の底に沈むと予言した。政府関係者は、日本人をなるべくたくさん海外に移住させるよう、手段を講じていた。
 田所の元妻・鷹森大臣は、日本列島に取り残される人々をなんとか助けたいと思い、田所博士が提案した日本海溝を掘削しプレートを爆破する計画を手助けする。しかし、海底探査船に乗った結城達也は失敗して死亡。代わって小野寺俊夫が古い探査船に乗って、計画に挑む。果たして、日本は?。

 映画だけ見た人なら、これで満足したと思う。すさまじい地震と津波の映像、小野寺俊夫とハイパーレスキュー隊・安部玲子との純愛、そして最後に小野寺の自己犠牲によって、日本列島は救われる。
 確かに感動の完結ではあるけど、原作を読んだ私としては、これは無いと思うのだ。感動のポイントが変わってしまっている。この小説は、日本が海の中に沈没して、日本人が故郷を失うところがメインのはず。助かってしまっては、第二部に続かない。

 つくづく原作と映画は別物だと思った。

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2008年3月27日 (木)

魔法にかけられて

 一昨日は映画「魔法にかけられて」を見てきました。いやー、楽しい映画でした。笑って、ちょっとほろりとさせられて。ディズニーの映画は、やはり良いです。

 おとぎの国に暮らすジゼルは、王子エドワードと出会い、結婚することに。ところが、王子の継母である魔女にだまされて、滝につきおとされてしまいます。
 出た所は、なんと現代のニューヨーク。右も左も分からぬジゼルは、看板に描かれたお城の門をたたきます。偶然、そこへ来合わせた弁護士のロバート。現実主義ですが気は優しい彼は、ほっておけず家へと連れて帰ります。
 そこから始まるてんやわんや。ジゼルの常識は現代のニューヨークでは非常識。全く価値観の違う世界で、ジゼルと追いかけてきたエドワード、そして魔女との逃走劇。果たして、ジゼルの運命は?。

 笑えました。
 ジゼルは歌を歌い、動物達を呼んで仕事を手伝ってもらいます。ところが、ニューヨークでやってくるのは、鳩にネズミ、ハエ、ゴキブリ。彼らが家を掃除するのですが、さすがに私もゴキブリにはゾ~ッ。いくら新しいお友達とも仲良くしなきゃと言われてもねー。
 そして、カーテンで洋服を作ってしまう。洋服の型紙の形に切り取られたカーテン、これが部屋にかかっている光景 coldsweats01
 エドワード王子の浮世離れした行動やかわいいリスの活躍もすごい。白雪姫やシンデレラのパロディーも出てくるし、最後は魔法の世界の定番ドラゴンまで出てきて、ディズニー映画の大サービス。
 そして、ほろっとくるハッピーエンド。2時間、浮世を忘れて楽しめました。

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2008年3月12日 (水)

ジャンパー

 昨日は、映画「ジャンパー」を見てきました。SFアクション・アドベンチャーとあれば、私の好み。これは見ずにはおれません。

 舞台は現代。高校生のデヴィッドは、ある日川でおぼれかけた時に、突然図書館へと移動していた。彼には空間を瞬間移動する力があったのだ。
 ジャンプ能力に目覚めた彼は、家を出て、ニューヨークへと行く。そして、銀行の金庫から大金を盗み出し、世界各地を移動して、贅沢な暮らしを満喫した。
 だが、ある日彼の前に一人の男が現れた。彼は”パラディン”に属し、”ジャンパー”を狩ることを使命としていた。ジャンパーは世界の秩序を乱すもの。ジャンパーとパラディンとの闘いは、はるか昔から存在していた。
 デヴィッドは、もう一人のジャンパー・グリフィンと出会い、パラディンと地球規模の闘いを繰り広げていく・・・・・。

 いやー、ジャンプする時の映像が、すごく良いです。一瞬の内に、ニューヨークからロンドンへ行って、女性と知り合う。スフィンクスの上ではランチ、ニューカレドニアではサーフィンを。はるか上空から俯瞰した景色が、いかにも飛んでいくという感じにさせる。
 うーん、こんな「どこでもドア」のような能力、私も欲しい。

 だが、この能力は神だけが持つもの、人間は持ってはならない。というのもよく分かる。この能力が一般的になれば、国家は崩壊する。故に、国家組織はなんとしても彼らを抹殺する必要があるのだろう。
 パラディンが創られた理由は、明白だ。

 この映画、ちょっと未だ説明不足で、終わっていない。誰かが書いていたけど、ひょっとして2作目もあるかな?。

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2008年3月 5日 (水)

ライラの冒険 黄金の羅針盤

 昨日、「ライラの冒険 黄金の羅針盤」を見てきました。

 物語は、壮大な世界を語る3部作の第一部。
 私達の世界とよく似たパラレルワールドが存在し、それらの世界はダストで結ばれている。
 12歳の少女ライラが住む世界もパラレルワールドの一つ。そこでは、人間の魂はダイモンという動物に宿っており、人間とダイモンは一緒に生活している。
 ライラは幼い頃に両親を亡くし、オックスフォードのジョーダン学院に住んでいた。彼女はお転婆で空想好き。嘘をつくのも得意。
 ライラの叔父アスリエル卿は北極圏でダストを発見し、研究のための資金を募って北極へと探検に出かけた。その留守にコールター夫人が現れ、ライラを学院から連れ出してしまう。ライラは学長から黄金の羅針盤を預けられ、コールター夫人と共に旅立った。
 だがコールター夫人は、実は教権やゴブラーと関係があり、行方不明になった子供達をさらっていたのも彼らだった。ライラはそのことを知り、コールター夫人の元を逃げ出す。
 ライラの親友ロジャーも彼らに捕らわれていることが分かり、ライラはジプシャン族と共に北へと向かう。黄金の羅針盤の示唆に助けられ、鎧熊イオレクや飛行船乗りリー・スコーズビー、魔女セラフイナと知り合い、北極へ。
 さあ、世界を救う冒険が幕を開けた。

 映像がとてもきれいで、いかにも映画らしくて良かったです。
 ダイモンがかわいい。大人のダイモンは大きくて形が定まっているけど、子どものダイモンは小さくて、形も変わる。私のダイモンがもしいたら、美美ちゃんみたいなのがいいなー。
 鎧熊もかっこいい。熊が鎧を着て戦うなんて、ちょっと想像外でしたが、これもなんとも勇ましくていいです。
 ライラは、勉強は好きじゃないけど、知恵と勇気のある子ども。黄金の羅針盤に導かれてこれからどんな冒険をするのか、とても楽しみです。さすが、「ロード・オブ・ザ・リング」を作ったニューラインシネマ。今後の展開も待ち遠しいです。

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2008年2月12日 (火)

L

 「デスノート」が面白かったので、その続きの物語「L change the WorLd」を見てきました。

 今回の話は、Lがデスノートに自分の名前を書いたところから始まる。死を決意したLは、デスノートを燃やし、次々と難事件を解決していった。
 そんなある日、Lの元に一人の少年が現れる。彼は疫病で滅んだ村のただ一人の生き残り。彼だけが、発病しなかったのだ。
 その疫病は、ある施設が作り出したウィルスが原因である。ウィルスは環境保護団体に盗まれ、それを利用して金儲けをしようとした男によって、世界中にばらまかれようとしていた。
 ウィルスを作り出した博士は、抗ウィルス薬と共に死んだ。Lは、世界をウィルスから救うことができるのだろうか?。

 今回は、以前のデスノートのような架空の世界とは、また別の世界が描かれている。ここで起きるのは、環境保護団体による人類絶滅作戦やウィルスのパンデミック(感染爆発)など、現実に起こりえる恐怖である。
 人類は増え過ぎた。地球環境を壊しているのは人類である。だから、増え過ぎた人類を抹殺し、地球を浄化する必要がある。こういう思想は以前にも聞いたことがある。まじめで地球を憂える人ほどこの論理に引っかかるのかもしれない。これに似たことを言っていた宗教団体も確かあったと思う。
 そしてウィルス。鳥インフルエンザウィルスやエボラ出血熱など、感染爆発が起こりえるウィルスは現実に存在する。各国の生物兵器も心配だ。人類は以前にペストで人口が激減したこともある。

 映画自体は、それほど深刻な感じではない。ピンクのクレープ屋の車で逃げ回ったり、自転車で走り回ったり。ネットカフェやメイドカフェも出てくる。
 死神がちらっとしか出てこなかったのが、ちょっと寂しかったかな。

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2008年1月31日 (木)

テラビシアにかける橋

 先日、「テラビシアにかける橋」を見てきました。とても良い映画でした。子供用のファンタジーかと思っていましたが、それだけではない深い思いがありました。

 女兄弟ばかりの中で育ったジェス、学校ではいじめられ、友人もいない。でも彼は絵が好きで、いつも空想の絵を描いている。
 そこへ、転校生のレスリーがやってきた。彼女もちょと風変わりで、作文が上手。
 隣同士の二人は、ある日一緒に森へ出かけた。ロープにぶら下がって川を渡ると、朽ちかけた廃車があり、その向こうにツリーハウスがあった。二人はそこを空想の王国「テラビシア」と名づけ、王と王妃になって物語を創っていった。
 だが、悲劇は起きた・・・・・・。

 この話が単なるファンタジーになっていないのは、現実の世界をきちんと描いているからである。
 子どもの世界もけっこう大変だ。朝は決まった時間に起きて、お手伝いをして、学校に行かなければならない。家の経済状態もあるから、好きなものを買ってもらうというわけにはいかない。どこにでも(もちろん学校にも)嫌なやつはいるし、親や教師の言うことは聞かなければいけない。意外と不自由な生活なのだ。
 だけど、子どもには空想力がある。現実の世界を飛び越えて、夢の世界へ。

 この映画を見ていて、ものすごく懐かしかった。私にも夢の世界があったことを思い出したのだ。
 小さな丘だった。草と低い木が生えているだけ。でもそこは私にとっては大きな森のジャングルだった。木に登って、「あああー。」と叫べば、私はターザンになる。丘には小さな穴が開いていた。そこは、魔法の洞窟。妖精か妖怪がいたはず。鉄塔も建っていた。そこは機械都市。ロボットの街だ。
 私は確かにそこの住人だった。私のテラビシア。あの頃、私は小学生だった。いつ、そこから出てきてしまったのだろう。

 テラビシアは、ジェスから妹のメイベルへと受け継がれた。ジェスもいつかテラビシアを出て行くだろう。でも、空想の世界は子どもたちの中にずーっと残っていく。
 涙ぽろぽろと泣けたけど、心温まるとても良い映画でした。

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2008年1月23日 (水)

Mr.ビーン

 昨日は、映画「Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!」を見てきました。笑って、免疫力アップがいいかなーと思って、楽しい映画を。
 期待していたような大笑いでは無かったのですが、でも心温まる楽しい映画でした。

 教会のくじ引きで一等のカンヌ旅行を当てたMr.ビーン、副賞のビデオカメラを片手に喜び勇んで旅立ちます。
 ところが、この大迷惑男、やはり簡単にはカンヌに着きません。行く先々でドジの連続。タクシーに乗れば違う場所に連れて行かれ、列車ではビデオを撮ってくれとくれと言って映画監督を駅に置いてきぼりに。
 そして一人ぼっちになった彼の息子と珍道中。カバンは置き忘れるは、パスポートとお金までも置いてきてしまう。しかし、売れない女優サビーヌと知り合い、なんとかカンヌへとたどり着きます。そして、そこでまたまた大騒動。

 いやー、やっぱりハッピーエンドって良いですねー。
 Mr.ビーンはドジで常識的な行動ができない男、そのため本人も周りをも巻き込んで大騒動になります。でも、彼には悪気が無い。映画監督の息子に近づいたのだって、自分のせいで一人ぼっちにさせてすまないことをしたと思ったから。なんとか彼のためにしてやりたいと思って、いろんな行動を起こしてしまう。サビーヌに対しても、せっかくの出演シーンがカットされたので、なんとかしてやりたいと思ってしまう。
 普通の常識的なことは、何もできない。列車にカバンを置き忘れたら、駅に連絡ぐらいするだろうと思うけど、そういうことは考えもつかないらしい。最初はえーっと思っていたけど、そのうちこのドジ男にハラハラしながら、応援してしまう。なんとかうまくいきますようにと。
 映画はものすごいご都合主義。偶然が作用して、全てうまくいってしまう。でも、それが良かったなーと思えました。
 たまには、こういう深刻さとは無縁の映画もいいです。

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2008年1月 9日 (水)

皇帝ペンギン

 図書館で「皇帝ペンギン」のDVDを借りてきて、昨夜見ました。

 南極の3月、冬が始まる。皇帝ペンギン達は、生まれ故郷の氷山に囲まれた土地オアモックを目指して、移動を始める。
 彼らはそこで求愛行動をし、お互いのパートナーを見つける。交尾し、2ヵ月後に産卵。雌は卵を雄に託して、また海へと戻っていく。しっかり食べて雛の餌を得るために。
 雄はそれから2ヶ月、ただじーっと雪と氷の寒さに耐え、卵を守る。やがて、太陽が顔を出し寒さも和らぐ頃、雛が産まれる。雌が戻ってきて、雛を受け取り、蓄えた餌を与えて子育てをする。雄は海に戻って、餌を取る。
 雛が育ち、寒さに耐えられるようになると、一家は海へと戻っていく。

 とてもきれいな映像でした。
 雪と氷の南極。ペンギンの動き。いつもは水族館のガラス窓の向こうにいるペンギン達、それが広い氷原を移動している。ダンスをし、ブリザードの中でじっとうずくまっている。
 大人のペンギン達のガー、ウギャーというような鳴き声。ピヨピヨ、ピョロピョロ鳴く雛達。
 羽毛の中からふっとのぞく卵。お腹の下から、小さな顔をのぞかせる雛。かわいーい。口移しで餌を与えるペンギンの親。

 こんなすごい自然の映像を撮るのは、大変だったろうなーと思う。なんの演出も無い、自然そのものの素晴らしさ。地球の命を感じさせる映画でした。

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2007年12月25日 (火)

ナショナル・トレジャー

 「ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記」を見てきました。いやー、面白かったー。

 これに先立ち、日曜夜には第一話をテレビで。
 こちらは、アメリカ独立宣言書に隠された暗号を手がかりに、ベン・ゲイツが国立文書館の責任者アビゲイルと共に財宝を探し出す。そして、ゲイツ家にかけられた汚名をそそぎ、アビゲイルと結婚する。
 どころが、第2話では、アビゲイルとは別居。相棒のライリーも税金のため車を取られてしまった。そして、ベン・ゲイツの先祖には、リンカーン暗殺の汚名が着せられる。
 汚名を晴らし、アビゲイルとのよりを戻すために、またもや宝探しが始まった。今度の手がかりは、暗殺者ブースの日記の切れ端。そして、自由の女神、バッキンガム宮殿の女王の机から米国大統領だけが見れる本へと手がかりは続く。
 果たしてベンは謎を解き、宝を見つけることができるだろうか?。

 第2話は、第1話以上のおもしろさ。謎解きあり、カーチェイスあり、洞窟の冒険ありと次々と危機、また危機の連続。どきどき、わくわくが続きます。今回はベンのお母さんも巻き込んでの大活躍。

 宝探し。それはほんとうに夢がある。日本にも徳川の埋蔵金や数々の秘宝伝説。世界各地の不思議な建造物に宝の物語。
 南米には、マヤやアステカの黄金都市の話が残っている。北米にも先住民族の宝が残っていたとしても不思議ではない。この映画を見ていると、なんとなくその気にさせられてしまう。トレジャーハンター、それは見果てぬ夢であり、人間の欲望である。
 折りしもフィリッピンでは旧日本軍の山下財宝を探すために自然が破壊されているとして、宝探しが許可制になったとか。やはりトレジャーハンターはどこにでもいるのだ。
 宝探しで一生を終える気にはなれない。でも、物語を読んでわくわくどきどきするのは止められない。

 ふと、思い出してしまった。
 夢を掘り当てた人。トロイアを発掘したシュリーマン。彼は危険な目に合ったわけではない。だが、夢物語と言われていた伝説を信じて、ほんとうに遺跡を掘り当ててしまった。
 いつかまた、似たようなことが起こるだろうか。

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2007年12月18日 (火)

アイ アム レジェンド

 見てきました。なんか、すごい映画だ。SFなのかホラーなのかよく分からないのだが、画面から目が離せない。

 2012年、ロバート・ネビルはただ一人ニューヨークで生きていた。廃墟の街で鹿を狩り、本屋に立ち寄ってマネキンに声をかける。飛行機の翼の上では、ゴルフだ。話し相手は愛犬サムだけ。
 3年前、癌の特効薬が見つかった。だが、その薬に使われたウィルスは人類の90%を殺した。免疫を持っているのは、たった1%。残りはゾンビとなった。
 ネビルは毎日無線でメッセージを流し、医学者としてウィルスを無効にする血清を研究していた。
 果たして、生き残った人はいるのだろうか?。そして、血清はできるのだろうか?。

 バイオハザードといい、このアイアムレジェンドといい、どうしてアメリカ映画はゾンビが好きなのだろう?。
 医学の進歩 → 不死=ゾンビ? ということなのだろうか。
 なら、医学の進歩などいらない。癌の特効薬が人類を破滅に導くというのは、象徴的のような気がすると思うのは、うがち過ぎか。
 映像としてはすごいと思うのだが、どうも理性というか感性というか、それが理解を拒絶している。最後に救いはあるのだが・・・・。

 この映画、リチャード・マシスンのSF”I am Legend”が原作だそうである。
 日本では、「吸血鬼」または「地球最後の男」という題で本になっている。また映画化もこれで3度目。
 私は文庫本で「地球最後の男」を読んだことがある。内容はだいぶ忘れているのだが、ニューヨークで一人生きているという記述のイメージは似ている。ただ、ゾンビと結末はかなり違ったような気がするのだけど。

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2007年12月 6日 (木)

椿三十郎

 映画の券をもらったので、見てきました。
 いやー、懐かしいチャンバラ映画。この映画は、昭和37年に作られた映画をそのままの脚本で撮影されたもの。この映画を見たかどうかの記憶は無いのですが、子供の頃親に連れられて、チャンバラ映画はいくつか見たことがあります。お転婆だった私は、男の子達とチャンバラごっこもやってました。三船敏郎、かっこよかったよねー。

 「椿三十郎」
 藩の汚職について密談している9人の若者の前に現れた浪人、椿三十郎は若侍達のあまりの頼りなさについ力を貸そうと申し出てしまう。
 汚職を知っている城代家老は、大目付達に連れ去られ、罪を着せられようとしていた。椿三十郎と若者たちは、城代家老の奥方と娘を助け出し、家老の行方を探っていく。果たして彼らは家老を助け出し、藩の汚職を暴くことができるのだろうか?。

 椿三十郎役の織田裕二は、どちらかというとちょっと庶民的。あまりきれる感じではないのだけど、浪人役も似合ってました。
 若侍たちは今時の若者風で、情けない。力を貸したくなりますねー。家老の奥方と娘がのほほんとした感じで、物語のいいアクセントになってました。最後に出てくる家老もなかなか良かったです。
 三悪人は、もうちょっと。もっと悪知恵が欲しいところ。悪人の中では、室戸半兵衛だけがそれらしかった。

 今、時代劇はテレビでもあまりやってないので、年配の人には懐かしくていいかも。若い子に受けるかどうかは、疑問。チャンバラ映画が好きかどうかというところで、好みが分かれると思う。

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2007年11月15日 (木)

バイオハザードⅢ

 TOHOシネマズ10周年を記念して、毎月14日は1000円。というわけで、昨日は映画「バイオハザードⅢ」を見てきました。

 バイオハザードでは、アンブレラ社の研究所でT-ウィルスが漏れ出し、研究員達がゾンビになった。特殊工作員のアリスは、記憶を失った状態で目を覚まし、特殊部隊と共にゾンビと戦う。
 バイオハザードⅡでは、研究所があったラクーンシティ全体にウィルスが蔓延し、人々は次々とゾンビになっていく。前作で生き残ったマットとアリスは、T-ウィルスの抗体を植えつけられて体質を変えられていた。T-ウィルスを作り出した博士も現れ、T-ウィルスの秘密が明かされる。

 バイオハザードⅢでは、地球全体がT-ウィルスに侵され、人類の大半はゾンビとなって緑も無くなった。生き残った人々は、移動し続けることでゾンビから逃れようと、必死の走行を続けていた。アリスは彼らと合流し、生き残るためアラスカへ行こうとする。
 一方、アンブレラ社はゾンビを活用するための研究を続けていた。T-ウィルスに侵されても知性と活動力を持ち続けるアリスの秘密を知るため、アリスのクローンを作っていた。だが、オリジナルのアリスの血が研究には必要となり、アリスを探し追い求める。
 果たして、アリスとそのクローンは?、そして地球はどうなるのか?。

 うーん、結末がまだイマイチはっきりしないんだよねー。Ⅳを作る気かなー?。
 一作目を見たときは、おぞましいゾンビ(アンデッド)の姿にあまり気乗りがしなかったのだけど、2作目をテレビで見て気が変わった。ストーリーとしては2作目がいちばん良くできていると思う。そして、2作目の最後に3作目の最初7分間の映像を見て、結末が見たくてたまらず映画館へ。確かにテレビで前作を放映するのは、観客を集める良い手段だ。

 映画自体は、息もつかせぬアクションの連続。ゾンビ達は、頭を撃たれたり首を折られたりすると死ぬので、その戦いもすごい。人間だけでなく、T-ウィルスに侵された犬やカラスも不気味だ。でもねー。
 ミラ・ジョヴォヴィッチのかっこいいアクションを見るだけならいいと思うけど。

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2007年11月12日 (月)

続・三丁目の夕日

 「ALWAYS 続・三丁目の夕日」を見てきました。

 泣けました。これといった出来事があるわけでは無い、坦々とした映画なのですが、懐かしさと人情にあふれています。昭和30年代、この時代を生きた人間にとっては、堪えられない映画です。

 この時代、私は子供でした。東京ではなく、地方の田舎町に住んでいましたが、街の様子は似たようなものです。小説家の茶川さんがやっていたような駄菓子屋がありました。5円玉や10円玉を握り締めて、お菓子や遊び道具を買いました。メンコ、ビー玉は男の子、私たちはおはじきにお手玉。
 鍋を持って豆腐を買いに行ったり、淳之介が持っていたような買い物かごを持って八百屋に行ったり。美加がやっていたように、私も洗濯機のローラーを回して洗濯物をしぼっていました。銭湯も近くにあったっけ。

 物語は前回の4ヵ月後・昭和34年、淳之介と生活している茶川のところに、実の父親川渕がやってきて、淳之介を渡すように迫ります。淳之介との生活をなんとか安定させ、ヒロミとも会いたいと思う茶川は、再び必死の思いで小説に取り組みます。
 鈴木オートでは、親戚の鈴木大作が事業に失敗して、娘の美加を預けにきます。お嬢様育ちの美加は、最初は慣れない生活にとまどいますが、次第に気持ちを開いていきます。六子も幼馴染の彼と出会いますが・・・。

 ほのぼのとした話の中にも戦争の影が残っていました。
 鈴木則文は戦友会に出かけます。そこで、戦友に牛島に会ったと思ったのですが、彼の姿は他の人には見えていませんでした。妻トモエも、橋の上で昔空襲で離れ離れになった人に出会いました。お互いに生きていて良かったと。
 私達の暮らしは、あの戦争の上にあったのだと、思い起こされました。

 最後に皆で東京タワーに上る。東京タワーというのは、あの頃東京に住んでいた人達には、特別の存在だったのでしょう。私にはそういう思いはありませんが、でも子供の頃名古屋のデパートに行くのは特別の楽しみでした。デパートの屋上にあった遊園地、食堂で食べたお子様ランチ。あの頃の夢、懐かしいです。
 あの頃、まだ貧しかったけれど、希望がありました。世の中は発展して、どんどん良くなっていくという希望が。今、一番無くなってしまったのは、それかもしれません。

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2007年10月31日 (水)

スターダスト

 映画「スターダスト」を見てきました。上質のファンタジー、とてもステキな映画です。

 イギリスの田舎「ウォール」。その村は、周りが壁で囲まれており、その壁を越えて出て行った人は一人もいない。
 だが、ある時ダンスタンは、壁を越えて魔法の国「スト-ムホールド」へ行った。そしてそこで美女と出会い、トリスタンが生まれた。トリスタンはウォールで育ち、成人する。
 ある時、トリスタンは流れ星を見て、あこがれの女性ヴィクトリアへの贈り物にしようと思い、壁を越えた。流れ星は地上に落ちて美女・イヴェインに姿を変えた。
 トリスタンとイヴェインは出会う。が、王国の王子や魔女達もイヴェインを狙っていた。2人の冒険の旅が始まる・・・・・。

 登場人物で一番気に入ったのは、海賊のキャプテン・シェイクスピア。極悪非道・残忍なキャプテンのはずだったのですが、実は!。フェンシングもワルツも得意なステキな紳士かと思いきや、衣装片手に音楽にのって踊る姿は!キャハハ。笑えます。感動します。最高の脇キャラです。
 悪役もいますが、みんな憎めません。王子達もけっこうドジなところがあって、あっさり亡霊になってしまったり。魔女も老婆姿から若き美女になるのですが、これまた意外と苦戦したり。この魔女のメイクもすごいなーと思いました。

 そして、最後は幸せな結末。心が温まるファンタジー。主人公があまりかっこ良過ぎないのもいいかも。
 幸せな気分になって映画館を後にすることができる、そんな映画でした。

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2007年9月26日 (水)

ファンタスティック4

 昨日は、レディスデイ。「ファンタスティック4 銀河の危機」を見てきました。

始まりは、地球規模の異変。駿河湾の凍結、エジプトの雪、ロサンゼルスの停電。そして、ファンタスティック4のメンバーの二人、リードとスーの結婚式当日、シルバーサーファーが遂にニューヨークに現れた。彼が現れた惑星は、8日間で滅亡するという。
 
だが、捕らえられたシルバーサーファーは、「私は破壊者ではない。」と言った。ならば、誰が、いや何が惑星を破壊しているのか?、地球は、どうなる?

子供向きかと思っていたのですが、思っていた以上に楽しめました。予告編を見た時は、シルバーサーファーと超能力を持った4人の戦いだと思っていたのですが、実際の映画ではその奥にも深いものがあって良かったです。
 
また、傲慢な軍人とか、ヒーローではなく普通の生活がしたい悩みとかもあり、最初と最後に出てくる日本の場面などもちょっと笑えました。

このファンタスティック4、この映画の前があるんですよねー。見てないのが惜しい。
 
この4人がどうして超能力を持つようになったのか?。もう一人の科学者ビクターとの確執の原因?、中止になった結婚式は?。この辺りをもっと知りたかったなー。まっ、今回のを見ただけでも話は分かるのですけどね。

2時間、大画面で地球規模の映像を見るのもいいものです。

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2007年8月28日 (火)

オーシャンズ13

 「オーシャンズ13」を見てきました。
 オーシャンズ11で、ベネディクトの金庫から1億6000万ドルを盗み出した彼ら。
 オーシャンズ12では、ベネディクトから金を返せと脅されて、貴族の泥棒ナイト・フォックスと勝負をした。
 そしてオーシャンズ13では、なんとベネディクトもスポンサーに引き込んで、大勝負!。

 オーシャンズのメンバーの一人・ルーベンがホテル王バンクにだまされ、ショックで心筋梗塞になってしまった。オーシャンズの仲間は、ルーベンのかたきをうつために、また集まった。
 バンクの新しいカジノ・ホテルのグランド・オープンの日、カジノで大儲けをし、5スターの格付けのじゃまをし、ダイヤモンドを盗む!。相手は、最高のセキュリティーシステム。果たしてオーシャンズとバンクの闘いはいかに?。

 いやー、おもしろかった。
 アルセーヌ・ルパンの昔から、人殺しが無く、普通の人は誰も困らず、悪人(あるいは大金持ち)だけがやっつけられる盗みほど、おもしろいものはない。日本なら、ねずみ小僧か?。
 オーシャンズ13のおもしろいところは、金に糸目をつけぬ盗みの手口。地下を掘る、なんともでかい装置まで買ってしまうのだ。そして、もちろんイエンの体術やコンピューターのハッキング、カジノでの勝負、女をだます手口などなど。
 最後に、ベネディクトに金を返す方法も良かった。

 私がラスベガスに行ったのは、1985年。もう22年も前だ。2晩泊まっただけだけど、ショーを見て、ストリップを歩いて、カジノではスロットマシン。ゴージャスなムードで、賭けて、勝ったり負けたり。最終的には負けるのだけど、それでも楽しかった。
 その後、日本のパチンコ店にも行ってみたけど、全然違う。男が多く、タバコの煙、そして何よりも雰囲気。ドレスアップして行くカジノの豪華さがいいのに、日本ではなんとなくしけた感じなので、行く気はしない。
 今日、久々に映画で見て、あーまたラスベガスへ行きたーいと思ってしまった。 カジノホテルもずいぶん変わったろうなー。

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2007年8月 7日 (火)

トランスフォーマー

 夏休み、お子様向けの映画を見てきました。といっても今回は字幕版を見たせいか、場内にお子様はいませんでした。同時上映の吹き替え版を見てるのかな?。

 ストーリーは、カタールにあるアメリカ軍基地から始まった。不審なフライトをしていた戦闘機が1台見つかり、それが基地に戻ってくると、急にトランスフォーム(変形?)してロボットになり、基地を襲い始めたのだ。
 一方、ちょっと弱気な青年サムは、親に中古車を買ってもらった。ところがその車は、ある夜ひとりでに動き出し、サムはその車がロボットに変形するのを見る。
 これは、別の星で発達した金属体生命が、力の元キューブを追って地球へやってきたことから始まった。あらゆる電子機器をロボットに変えて地球人を滅ぼそうとするディセプティコンと、それとは逆に地球人を見守ろうとするオーボット。人類を巻き込んでキューブを探す異性人の戦いが始まった!。

 おもしろかったのですが、ちょっと違和感もありました。
 車が変形するロボットは、合体ロボットアニメ風でどう見ても作り物の世界。それなのに、映画の中のアメリカ軍隊は、とってもリアル。いかにも本物の戦闘なのだ。この2つが私の頭の中でかみあわない。作り物の世界を楽しむには、あまりにも本物の戦争らしくて、どこか楽しめない冷めた気分が残ってしまった。

 しかし、映像はとても良く、けっこう笑えました。
 携帯電話やラジカセが変形する小ロボットは、コチョコチョ動いて、憎たらしいけどかわいい。車が変形するロボットも、見つからないように家の影に隠れるところなんか、笑えました。
 それに、なんといってもトランスフォームするところは、スピーディーでかっこいい。

 私は知らなかったのだけど、「トランスフォーマー」というのは、タカラトミーより発売されている変形ロボット玩具シリーズの総称だそうです。
 私がもし今10代前半の子供なら、この映画を見たら、絶対に玩具が欲しくなったと思う。あんな風に、車がロボットに変形したらすごいと思う。きっと親に買ってくれーとねだることだろう。でも、残念ながら、今の私には買うお金はあっても、それを本物にする想像力が無くなってしまった。

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2007年7月11日 (水)

ダイ・ハード4.0

 昨日、見てきました。ご存知、ブルース・ウィリス主演のアクション映画。またもや、マクレーン刑事が事件に巻き込まれる。今回は、サイバー・テロ。

 映画は、コンピュータのハッキングの場面から始まった。ハッカー達をだまして暗号を解読させ、交通・金融等の情報を一手に握り、アメリカ全土を混乱に落としいれようとしている組織があった。彼らは、手伝ったハッカー達も殺していった。

しかし、その内の一人・マックを消そうとした時、ちょうどマクレーン刑事が現れた。そして、激しい銃撃戦が始まる。

爆発・炎上・銃撃・カーチェイス、次々とめまぐるしく場面が切り替わる。ストーリーはあって無きが如し。そんなことを考えている暇も無く、危機また危機。手に汗握るアクションの連続。

車がすっ飛んでヘリコプターを墜落させ、トンネルでは両方向から車が走ってきて激突。トラックを運転すれば、戦闘機に撃たれる。もう、信じられない危機。はー、すごかった。

しかし、アクションもいいが、後に残ったのはサイバー・テロの怖さだ。携帯電話が使えなくなる。株式市場は大混乱。交差点では、信号機は全て青になり事故続出。やがて電気は消え、都市は暗闇となる。

冷静に考えると今の世の中、便利だが危険なことがいっぱい。電気・水道・通信・金融、すべてがコンピュータのデータとして扱われている。もし、それらのデータが何らかの都合で壊れたら?。停電だけで、私達は生きていけなくなってしまう。

コンピュータは便利だ。私も毎日使っている。だが、それだけでいいのだろうか?。やはり昔ながらの物も残しておく必要性があるのかもしれない。

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2007年6月13日 (水)

プレステージ

 昨日はレディスデイ。久しぶりに映画を見てきました。
 プレステージ。これはマジックに取り憑かれた2人の男の物語。

  映画は、アンジャーがマジックの途中で水槽に落ちて、溺死する場面から始まった。そこに居合わせたボーデンは、殺人の罪で逮捕され、死刑を宣告される。
 アンジャーとボーデン、2人は若い頃からのライバル同士。2人が奇術師ミルトンの助手をしていた時、ボーデンが結んだロープが解けず、アンジャーの妻は水槽の中で溺死した。アンジャーはボーデンを恨み、2人はお互いにマジックの種を盗み合い、張り合う。
 2人が目指すのは、瞬間移動のマジック。最初にボーデンが成功し、次にアンジャー。だがしかし、そこには恐るべき真実が隠されていた。

 どんでん返しに次ぐどんでん返し。確かに、驚愕の真実だった。
 2人が目指して止まないマジックの最高峰。観客の拍手と賞賛。そのためなら、日常生活さえも犠牲にできる。
 私も、以前中国の奇術師の話を別の本で読んだことがある。その時は、ふーんと思ったものだが、この映画で改めて考えさせられた。
 舞台の上の高揚感、確かにそれは素晴らしいものだろう。一度味わったら止められないのかもしれない。だが、越えてはならない一線を越えた時、果たして幸せになれるのだろうか?。

 マジックが楽しいものだと思っていた私は、ちょっとショック。やはりマジックは種としかけを知らない方が楽しめる。消えた小鳥は、ほんとうはどこへ行ったのか。知りたくなかった、笑ってだまされていたかったと思う。 

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2007年5月16日 (水)

スパイダーマン3

 実は、私はUSJでスパイダーマンのアトラクションに乗ったのですが、未だスパイダーマンの映画を見てなかったのです。だからアトラクションに乗っても、どうもピンとこなくて。
 帰ってからテレビで「スパイダーマン」と「スパイダーマン2」を見て、やっと納得

 第一話「スパイダーマン」で、ピーターは遺伝子操作されたクモに刺されて、超人的な力を持つスパーダーマンになった。彼は、親友ハリーの父が変身したゴブリンと戦う。
 第二話「スパーダーマン2」では、スパイダーマンとしての仕事が忙しくて、ピーターはバイトや授業に遅刻し続け、遂にスパイダーマンを止めようかと悩む。しかし、科学者が変身したオクトパスマンが人々を殺そうとするのを見て、悩みをふっきり、スパイダーマンとなって彼と戦う。

 そしていよいよ第三話「スパイダーマン3」。
 ピーターは、最初は明るく強いスーパーヒーローとして、NYの人々に支持されて有頂天。恋人のMJにもプロポーズをするはずだった。だがしかし、MJとは気持ちがすれ違い、第一話で叔父さんを殺した犯人マルコが脱獄したことを知る。
 人を憎み、羨み、妬む心に謎の寄生生物がとりつき、ピーターはブラックスパイダーマンになって、サンドマン(マルコ)やニューゴブリン(ハリー)と戦う。また、新しく新聞社に来たカメラマン・エディを陥れ、MJにも新しい彼女を見せつける。
 あの優しいスパイダーマンは、どこへ行ってしまったのか・・・・・。 

 うーん、明るく楽しいアメリカンコミックヒーロー物語を見に行くつもりだったのですが、けっこう深刻な話になっていました。
 誰の心の中にもある暗い欲望、それをどう克服していくか。映画では、それはブラックスーツに象徴されており、それを着た時のピーターは、顔つきまでも変わっていた。でも現実には、ブラックスーツを脱ぎ捨てるようには、暗い心は消せない。
 サンドマンになったマルコの心も哀しい。彼は、病気の娘のために金が欲しくて、強盗になった。あの子は、これからどうなるのだろう。映画では全然ふれられていなかったけど、私はそのことも気になった。

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2007年3月20日 (火)

ナイトミュージアム

 今日は、レディスデイ。映画「ナイトミュージアム」を見てきました。おもしろかったー。

 無職でバツイチのラリー。息子のニックは、母と一緒に住んでいて、週に2日ラリーのところへ会いに来ます。しかし、ラリーはアパートを追い出されそうになっており、ニックに「どうして仕事を続けられないの?。」と聞かれてしまいます。
 ラリーは、ニックのためにニューヨーク自然史博物館の夜警の仕事を見つけました。しかし、それは大変な仕事だったのです。
 夜になると、博物館の展示物が動き出すのです!。ティラノサウルスの骨格は博物館内を跳びはね、モアイはガムを欲しがり、ルーズベルト大統領は馬に乗って駈けていきます。
 夜警の仕事は、彼らを館内に閉じこめておくこと。これだけでも大変なのに、王家の紋章まで盗まれてしまいました。
 果たしてラリーは無事仕事をやりとげ、紋章を取り返すことができるのでしょうか?。

 自然史博物館の住人が、すごくかわいい。
 ティラノサウルスは、犬みたいに骨を追っかけて、ラリーになつく。ネアンデルタール人は火に驚き、フン族のアッティラは人を引き裂こうとする。ミニチュアの西部男とローマ人のやりとり、笑えます。特にかわいいのは、オマキザル。鍵束を取ったり、窓を開けたり、いたずらばかり。ご先祖が一緒だって?、腹が立つけど憎めないキャラクター。
 博物館の住人達がどうなるのか?、ハラハラドキドキの2時間。最後はちょっとほろりとさせられる場面もあって、たっぷり楽しめました。

 私は、博物館が大好き。ハイキングに行ったり旅行に行ったりする時も、博物館があると必ず見学します。歴史に思いを馳せ、彼らが生きて動いていた時を思い、先祖が残した物を見る時、想像力が刺激されます。
 こんな博物館、私も行ってみたいなー。

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2007年3月17日 (土)

ショコラ

 図書館で借りてきたDVDで、「ショコラ」を見ました。

 フランスの小さな村に、ヴィアンヌとアヌークの母子がやってきます。彼女達は村の空き家を借りて、チョコレート店を開きました。
 村人達は、古い因習を守って暮らしていました。ですが、ヴィアンヌの生き方は自由です。彼女は、教会へも行きませんし、黒い靴も履きません。
 村の有力者・レノ伯爵は、彼女の考え方を危険に思い、彼女の店をつぶそうと画策します。しかし、彼女の作るチョコレートの美味しさと自由な生き方に共感した村人は、次第に心を開いていき、村は少しずつ変わっていきます。

 私好みの映画では無かったので、お金を出してまでは見ない作品だろうなーと思いましたが、全編に漂っているチョコレートの甘さと美味しさは、格別です。
 レノ伯爵が、チョコレート菓子を壊しに店へやってくるのですが、壊している内にチョコレートの一片が口に入ってしまいます。思わずなめて、その美味しさについもう一口。それからは、次々と手当たり次第にチョコを食べる。
 あーん、私も食べたいよーという気になって、ついつい菓子箱に手が伸びる。チョコレート好きには、危険な映画です。映画館でこの映画を見たら、絶対に帰りにチョコレート売り場に立ち寄ったに違い有りません。
 もちろんそれだけでなく、DVの被害者ジョゼフィーヌや祖母と孫の交流、ジプシー達などいろんなエピソードも描かれていました。
 見終わって、フランスだけでなく日本の農村にもいろんな因習があり、様々な人が少しずつ変えていったのだろうな、とも思いました。

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2007年2月27日 (火)

不都合な真実

 「不都合な真実」を見たかったのですが、近くのシネコンではやっていないので、ユナイテッド・シネマ稲沢まで行って来ました。ここで、23日から上映されています。
 平日昼間なので、映画館は空いており、室内にいたのは20人ほど。チケットの座席番号を無視して、周りに人が居ない場所に座って見ました。

 最初に美しい自然の風景が映し出されます。そして、アメリカの元副大統領ゴア氏が現れ、地球温暖化の話が始まりました。彼の話は具体的です。グラフと映像を駆使し、非常に説得力にあふれていました。
 ヒマラヤの氷河もアルプスの氷河も年々後退している。キリマンジャロの雪は、今後10年ぐらいで消えてしまうだろう。そして、北極の氷も減り、アイスランドの氷も溶けている。南極の氷さえも年々薄くなっている。
 地球の二酸化炭素は、どんどん増えている。それに連れて地球の年平均気温も上がっていく。

 私は、ゴア氏が見せた二酸化炭素濃度と地球の年平均気温の折れ線グラフがショックでした。南極の氷の層を調査して分かった、何億年もの地球の温度変化の歴史。それは、氷河期もあれば間氷期もあり、二酸化炭素の濃度もそれぞれに違っている。だが、2つのグラフは、驚くほど似ており、いまや地球は経験したことのない二酸化炭素濃度の時代へと突入している。
 これは、明らかに人間の活動の結果です。世界の人口は、1800年には10億人、1900年には20億人でした。ですが、1960年には30億人になり、2000年には60億人になっています。たった40年で倍に。恐ろしいぐらいの増え方です。
 もう私達人間は、地球を取り返しのつかないところまで追いやってしまったのではないかと、私は戦慄さえ感じました。

 しかし、ゴア氏は言います。まだできることはあると。省エネの製品を使い、石油消費を減らすこと。それが、未来のための第一歩である。
 だが、それで間に合うのだろうか?。私達は、この快適な生活を捨てられない。暖房やクーラーの温度設定を多少変えるぐらいはできる。暖房は18度にしている。でも、無しにはできない。車の運転も嫌いだけど、今は車無しでは生活できない。ジレンマを感じるが、少しずつでも減らしていくしかないのだろう。

 この映画、政治家にこそ見てもらいと思った。もし、アメリカの大統領がブッシュ氏ではなくゴア氏だったら、少しは世界は変わっていただろうか。

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2007年1月10日 (水)

エラゴン

 昨日はレディースデイだったので、映画を、見てきました。
 「エラゴン」
 いやー、面白かった。久々に2時間、現実世界を忘れて、ファンタジーの世界を楽しんできました。

 帝国アラゲイシアは、邪悪な国王に治められていた。美しきエルフのアーリアは、王の石を盗む。その石は、農民の息子エラゴンの前に現れた。
 青い石、それはドラゴンの卵だった。ある夜、ドラゴンは卵から孵り、エラゴンの元で成長する。空を飛ぶ大きな獣となったドラゴンは、エラゴンと共に王の追っ手を逃れ、反乱軍の砦へと赴く。
 王の軍隊と反乱軍の闘いの火蓋が、切って落とされた。

 卵から孵ったばかりの赤ちゃんドラゴンが、すごくかわいい。エラゴンの足元に来てすりすりする様子は、我が家の美美ちゃんそっくり←猫バカ。
 エラゴンがドラゴンに乗って飛んでいく所もかっこいい。まるで観客も一緒に飛んでいるかのように画面がぐーっと迫ってくる。
 ドラゴンが空を飛んだかと思うと急に成長するとか、大事な闘いには火を噴くとか、かなりご都合主義の展開もあるけど、その辺りはファンタジーということで。
 浮き世の憂さを忘れて、楽しめます。

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2007年1月 5日 (金)

佐賀のがばいばあちゃん

 昨夜はテレビで「佐賀のがばいばあちゃん」を見ました。笑って、泣いて、とても良いドラマでした。

 広島で母親と二人で暮らしていた徳永昭広が、佐賀に住む祖母に預けられて、小学校1年生から中学3年までの8年間を一緒に暮らした物語です。
 「がばい」というのは佐賀弁で「すごい」という意味なのだそうですが、ほんとうにすごいおばあさん。
 超貧乏なので、お金を得るため磁石を付けて町を歩き、鉄くずを集めてクズ屋に売る。野菜は、裏の川の上流が市場なので、クズ野菜が流れてくるのを集めて食べる。「世の中、拾う物はあっても捨てる物はなかと」と言って、明るく笑う。

 話は、タレントの島田洋七さんの実話に基づいたフィクションらしいのですが、最初に島田さんが出てきて、昭和25年生まれだと言っていました。
 私より少し上です。でも似たような時代を経験してきたので、ドラマを見ていて、ああなつかしいなーと思うことがいくつかありました。
 昭広が、かまどで薪を使って、御飯を炊く。私は御飯を炊いたことは無いのですが、風呂は薪で沸かす風呂だったので、やはり同じように子供の頃、新聞紙を丸め薪に火を移して風呂を焚いていました。
 給食の脱脂粉乳。やはり小学校低学年の頃、飲みました。今の子は脱脂粉乳と言っても知らないのよねー。スキムミルクと言うと、やっと分かる。
 歩いて行った遠足。今はバスだけど、子供の頃はよく歩いたなー。 
 我が家は、父がちゃんと働いていてくれたから、それほど貧乏ではなかったけれど、でも物の無い時代、母は私達子供の服を手作りしたりして、それなりに工夫してくれていました。

 こんなことを書くと歳がばれちゃうなー。でも、「通知表、1と2ばかりでも足したら5になる」とか「お金よりもっと大事な物がある」など、いろんなばあちゃんの言葉が心に残りました。

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2007年1月 3日 (水)

ロボッツ

 ドラマやバラエティー番組をほとんど見ない私にとって、年末年始は見たいテレビ番組がありません。そこで、図書館で借りてきたビデオを見ることにしました。

 「ロボッツ」
 子供向けのアニメでしたが、けっこうおもしろく、楽しめました。
 皿洗いロボット・コッパーボトム夫婦は、赤ちゃんロボットを組み立てます。ロドニーと名付けてかわいがり、中古のお下がりパーツを次々に取り替えて、ロドニーは成長していきます。
 大きくなったロドニーは、お父さんの仕事を楽にさせようと、小さな機械を発明します。でも、レストランの持ち主には、理解されません。
 そこで、ロドニーは夢をかなえるため、ロボットシティーに出かけます。大発明家のビッグウェルド博士に会って、自分の発明を見てもらうのです。
 しかし、ロボットシティーにはビッグウェルド博士はおらず、代わりにラチェット氏が権力をふるっていました。ラチェット氏は、金儲けしか考えておらず、ニューモデルを売り込んで、中古のロボットを壊してしまおうと思っていました。
 果たして、ロドニーはビッグウェルド博士を見つけ、夢をかなえることができるのでしょうか?。 

 このアニメには、「外見が何で作られていても、誰もが輝くことができる」というメッセージが出てくるのですが、夢をかなえるために努力するというということが、ロボット達のストーリーの中にしっかりと埋め込まれていました。
 また、ロボットシティーでは、ビーンボールの玉のようにあちらこちらへ動かされ跳んでいくシーンや、巨大なドミノ倒しなど、楽しいシーンも多く、子供だけでなく私が見てもけっこう楽しめました。
 ところでこのビデオ、前後に映画やDVDの予告編がいくつか入っていました。宣伝用なのかなー?。

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2006年12月10日 (日)

硫黄島

 昨夜、テレビで「硫黄島~戦場の郵便配達」を見ました。
 硫黄島に米軍が侵攻する少し前、本土からの荷物と家族の手紙を届け、硫黄島の兵士達の軍事郵便を受け取った、根本少尉の物語である。
 硫黄島の司令官・市丸少将の家族も出演しており、61年後の現在と戦時中の話が交互に語られていた。

 硫黄島から届けられた200通の軍事郵便、それらが画面に映され、内容が淡々と語られていた。私はそれを見て、以前「無言館」で見た戦没画学生の遺品を思い出した。あの中にも軍事郵便がいくつかあった。父母や兄弟への便り、文字だけのものもあれば、自画像や南国らしい風景を描いたものもあった。
 あれらの葉書も、みんなこうやって運ばれたのだろう。故郷を想い、無謀な軍事作戦にかり出されて死んでいった方々。学徒動員の時の写真も、あの中に遺品として残っていた。

 今、映画館で「父親たちの星条旗」と「硫黄島からの手紙」の2部作が上映されている。予告編を見る限りでは、感動的な大作らしい。
 だが、私は見に行かないだろう。人がリアルに殺され死んでいく映像を見るのはつらい。ましてや、それが実際にあったことで、現実はもっと惨いと知っているからには。

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2006年12月 9日 (土)

デスノート(後編)

 以前、デスノート(前編)をテレビで見て面白かったので、先日後編を見てきました。

 夜神月は、死神リュークが地上に落としたデスノートを拾った。このノートに名前を書かれた人間は死ぬ。夜神月は、東大法学部の学生。彼は、悪人が裁かれずにいることは間違っていると思い、このノートに犯罪者の名前を書いていく。彼らは次々に死んでいき、月は救世主キラと名乗るようになった。
 警察は、犯罪者を殺していく犯人を捕まえようとし始めた。国際警察インターポールも捜査を始め、天才探偵Lがキラの捜査を始めた。
 月は、Lの捜査を逃れるため、FBI捜査官や恋人までデスノートで殺していった。
       ーーーーーーー ここまでが前編 ーーーーーーーー

 後編では、もう1冊のデスノートが表れるところから始まる。そのデスノートを拾った弥海砂は、第二のキラとなり、やはり犯罪者を殺し、キラに協力しようとする。
 弥海砂は、その存在をLに突き止められ、監禁されるが、月は彼女を救いLを出し抜くために第3のキラ出現を画策する。
 月とLの知恵比べ、どちらの推理が勝つのか?。チェクメイトは、どうなる?。

 神(キラ?)が犯罪者を裁く世界が良いのか、それとも不完全な人間が作った法律・裁判に任せるのがいいのか?。というのが、この物語のテーマの一つではあるが、そういったむつかしいことを考えずに、月とLの知恵比べを楽しむのもいいと思う。
 特にLのオタクぶりは見事。FBI捜査官も崇拝するほどの天才青年だが、顔色は冴えず、姿勢も悪い。食べているのはジャンクフードばかり、チョコレートや饅頭など甘い物を妙な手つきでつまんで食べている。椅子にもきちんと腰掛けず、変な姿勢で乗っかっている。話し方も、ぼそぼそ。 
 映画の最後に、Lについて予告があった。Lの物語が作られるらしい。これもおもしろそうだなと思った。    

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2006年11月23日 (木)

トゥモロー・ワールド

 21日は映画館の女性サービスデイだったので、「トゥモロー・ワールド」を見てきました。
久々のSF映画、120億円の巨費を投じて制作された超大作とあったので、期待していたのですが、見てがっかりでした。私好みのSF映画ではなかった。

 映画は、世界最年少の子供が亡くなったというニュースから始まる。年齢は18歳。それ以降、子供は一人も産まれていない。
 世界は崩壊していた。かろうじて秩序を保っていたイギリスへ、人々はどんどん集まってくる。彼ら不法入国者の取り締まりはあちらこちらで行われており、身分証明書や通行証が無いとどこへも行けない。街は、様々な武装勢力によるテロと警察・軍隊との闘いの場になっていた。
 国家機関に勤めているセオは、テロ組織に入っている以前の妻に出合い、ある女性を託される。彼女は、妊娠していた!!。
 ここから、セオと女性の逃避行が始まる。トゥモロー号へ、と。

 疑問がいっぱい。
 なぜ、世界は崩壊しているのか?。子供が産まれないから?。
 どうして、子供は産まれなくなったのか?。そしてなぜ、たった18年でまた産まれたのか?。
 映画は、この疑問に答えてくれない。
 2027年の世界は、今とほとんど変わらない状態で、ただ戦闘場面だけが続く。現在のイラクやアフガニスタン、パレスチナのように。
 これはSFなの?。
 こんな未来ならいらない、と思った。夢と希望が欲しいなー。

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2006年11月 6日 (月)

信長の棺

 昨夜、テレビで見ました。原作は読んでいないのだけど、けっこうおもしろかったです。

 信長に仕えていた文官・太田牛一は、文が巧みなことから信長に重用されていた。信長は牛一にある物を託して、本能寺へと赴く。そして、そこで明智光秀に討たれる。
 牛一は武士の一味に拉致され、秀吉方に救われる。そして、秀吉の伝記を書くことを命じられる。それが終了して、牛一は隠居。信長の遺体が本能寺で見つかってはいないということを知り、秀吉に内緒でその謎を探ろうとする。
 秀吉は、次は信長の伝記を作ることを思いつき、また牛一にそれを書かせる。伝記は完成したが・・・・。

 「歴史は、権力者が作る」という構造がよく分かる。勝てば、官軍なのだ。
 秀吉が、牛一に言う。「信長様を美化してはいけない、ありのままに書くように。」「この伝記の代金を払うのは、誰だと思っているのか。」と。
 権力者は、誰でも自分に都合が良いように書かれたいと思う。ましてや、後世に残る歴史書ならなおさらである。

 このドラマは、歴史を作る側ではなく、書く側つまり傍観者の視点から見ている所が興味深いと思いました。
 牛一が信長からもらった金平糖を大事に食べている場面がありました。西洋の象徴=金平糖、なるほどなーと思い、ふと皇室でも慶事の記念に金平糖入りのボンボニエールを配るけど、関係あるのかしらなどと思ったりしました。
 小さな歯車が重なって、いつか大きな歴史のうねりが起こる。だから、歴史はおもしろく、逸話に満ちている。

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2006年9月24日 (日)

電車男

 16日の「電車男」に続いて、昨日も「電車男デラックス」を見ました。

 「電車男」を見た時、自分がパソコン通信に夢中になっていた頃のことを思い出しました。
 先日「nifty入会15周年」のメールが来ました。初めてパソコン通信にアクセスした頃、前後の脈絡が無い書き込みが延々と続くのにビックリ。それからツリー表示になって、発言にレスを付ける、あるいは自分の発言にレスが付く楽しみに目覚めました。
 「教えてくれー。」「教えてやるー。」、パソコンで分からないことやプログラムの組み方から始まって、個人的なこと、海外旅行やペット、病気のことまで書き込んだ。
 2チャンネルは書いたことが無いけれど、niftyの会議室やヤフーの掲示板、そして今はココログとmixi。
 「電車男」に出てくるパソコン上でのやりとり。ネットの向こうに人がいる、あの感覚は忘れられない。あの頃、本当に毎晩パソコンを開くのが楽しみだった。

 「電車男デラックス」はテレビドラマの続きらしい。テレビドラマは見てないので、登場人物の関係はよく分からないところもあり、前半はパロディーみたいでつまらないと思っていました。しかし後半、電車男を救うために駆けつけるところ辺りから良くなった。そして最後、みんなが背を向けて立ち去っていく。思いは繋がる、ネットの幻想が現実に返っていった。
 私もいろいろな人とネットで知り合った。パソコン通信からインターネットへ。仕組みは変わっていったが、人の繋がりはやはり同じ。私もパソコンで繋がった人達からいろいろな思いをもらった。
 ひと頃の熱狂は今の私にはもう無いけど、この繋がりはずーっと続けていきたいと思う。

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2006年6月28日 (水)

ホワイト・プラネット

 暑くなりましたねー。そこで、涼しい映画をと思い、ホワイト・プラネットを見てきました。北極の映画です。

 冬が始まった。極北の冬は、過酷だ。ブリザードが続く氷の大陸。ウサギが身を寄せ合い、ジャコウウシが駈けてゆく。そして、シロクマは氷の穴の中で、子供を産む。
 シロクマの赤ちゃんが、すごくかわいい。穴の中に赤外線カメラを置いて撮影したという。小さな毛も未だ生えてない赤ちゃんが、母熊の乳を探して飲んでいる。

 そして、春。海に伝説のイッカクが現れる。長い角を見せ、潮を吹く。
 シロクマの親子も穴から出て、狩りを始める。氷の上に寝そべるアザラシがかわいい。だが、子アザラシは、狩りの獲物。これは自然の営みなのだ。
 太陽の光でプランクトンが増え、氷の下には様々な生き物が集う。クリオネが舞い、ホワイトイルカが泳ぐ。そして、餌に誘われクジラもやってきた。

 夏、氷が割れ、大地が表れる。カリブーが大移動を始め、ツンドラ地帯に生える草を食べる。アザラシはいない。残っているのは、大きなセイウチだけ。シロクマは飢える。
 鳥の群れもやってくる。卵を産み、雛を育てる。キツネが、卵を狙う。

 秋、また氷が張り、シロクマはアザラシを狩る。小熊ももう一人前だ。

 美しい映像でした。でも、最初と最後のテロップが哀しい。
 今しか見ることができない物語。地球温暖化のため、北極の氷は年々減っている。その原因は人間の活動だ。人類は、他の生物を道添えに地球を滅ぼそうとしている。
 ぜいたくな生活。一度その快適さを味わうと、元に戻すことはできない。暖房、冷房、いつでもお湯が使え、冷たい物が飲める。車、列車、飛行機での移動。
 この映画、一つ残念に思ったのは、音楽。歌や演奏はいらない。自然にはそんな物は無いからだ。自然の音だけで良いと思った。

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2006年1月26日 (木)

ムトゥ踊るマハラジャ

 何年か前に話題になったインド映画である。見に行かなかったが、タイトルだけは聞いたことがあった。図書館で見つけたので、借りてきました。

 インド風ミュージカル映画です。
 ムトゥは孤児。大きなお屋敷の召使いとして、旦那様と大奥様に仕えている。
 旦那様は、芝居好き。ある日、ひょんなことから芝居の女優に恋をしてしまう。しかし、女優はムトゥに恋をし、ムトゥも女優を好きになる。
 ふーん、恋の話なんだと思って見ていたら、後半聖者が現れて、ムトゥの出生の秘密が分かり、最後は大団円。

 ストーリー自体はそれほどのものでもないが、起承転結がはっきりしています。要所要所にアクションがあってムトゥが大暴れ、かと思うと、急に主役とその他大勢が出てきて、歌い踊り出す。
 166分という3時間近い長さの映画でしたが、インド映画のめずらしさもあって、 楽しめました。

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2005年11月24日 (木)

ハリーポッターと賢者の石

 昨日、テレビで見ました。本は5巻まで読んだけど、映画を見るのは初めてです。予告編はいくつか見たので、知ってはいたのですが、全部通して見ると、やはり違いました。
 良かった~。

 ハリーは、赤ん坊の時にブリベット通りの叔父さんの家に預けられた。
 そして、11歳の誕生日に迎えが来て、ホグワーツの魔法学校に通うことになった。ハリーはそこで、ロンやハーマイオニーらの友人と出会い、魔法の勉強をし、クィデッチの試合をする。
 だが、闇の魔法使いヴォルデモートは、ユニコーンの血を飲み、復活を図っていた。ハリーはロンとハーマイオニーの3人で、協力して賢者の石をヴォルデモートから守った。 

 映画は、原作にほとんど忠実に作られていました。この本を読んだのは、もうずいぶん前でストーリーを忘れかけていたのですが、映画を見て、ああそうだったと次々に思い出しました。
 私が本で読んで想像していた人物と映画の人物は、多少違ってはいました(当たり前)が、違和感はほとんどなく、楽しめました。特にCGで作られた魔法学校の様子や、ちょっとマヌケな感じのトロール、透き通って見えるほとんど首無しニックなど、映画ならではの映像がとても良かったです。 

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2005年8月23日 (火)

アンブレイカブル

 ずーっと前にテレビで放映されたのがDVDに録ってあったので、見てみました。
 この映画には、二人の主人公が出てきます。

 一人は、イライジャ。産まれたときに胎内でもう骨折しており、その後もガラスの体と言われるほどもろい骨格を持ち、常に怪我と隣り合わせで生きてきた。
 アメリカン・コミックが好きで、自らもコミック画を描いている。

 もう一人はデビッド。列車事故の唯一人の生存者。今まで怪我をしたことも病気になったこともない。アメリカン・フットボールの警備員をしている。

 デビッドはイライジャと出会い、君はヒーローだ、その証拠に特別の体を持っていると言われる。半信半疑のデビッド。だが、いつしかイライジャの言を信じ、ヒーローの真似事(監禁されていた二人の子供を救う)をする。
 しかし、イライジャと握手をしたデビッドは、彼がホテル火災や列車事故の犯人だと知ってしまう。彼(ヒーロー)を見つけるために、イライジャは事故を起こした!。

 誰でも幼い頃、ヒーローにあこがれる。私も首にバスタオルを巻いて、スーパーマンと言いながら縁側から飛び降りたり、三輪車を懸命にこぎながら、♪オートバイが空飛べばー♪と歌ったりもした。
 だが、いつしか自分はヒーローにはなれないと悟り、もっと現実的な夢を持つようになる。

 現実の世界に生きていたデビッド。だがイライジャに出会い、自分がこの世に存在する意義を考えてしまう。ひょっとしたら、自分はヒーローになるために生まれたのではないかと。
 イライジャは単なる妄想狂に過ぎないのか?。
 それとも、デビッドはほんとうにヒーローなのか?。

 大惨事や極限の状況下でも生き残る人がいる。ひょっとして、彼らは普通の人間とは違うのだろうか?。
 なんとなく考えさせられてしまう映画だった。
 今後、デビッドはどのように生きていくのだろう。

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2005年8月17日 (水)

アイランド

 久しぶりに見応えのあるSF映画を見ました。もう、見ている間中、ドキドキのしっぱなしでした。

 リンカーンとジョーダンは、大勢の仲間と共に地下に住んでいた。与えられた白い服を着て、食事、仕事、スポーツ、学習をする。地上は、核兵器で汚染されており、唯一の望みは汚染を免れた島、アイランドへ行くこと。
 しかし、ある場所で昆虫を見つけたリンカーンは、外の世界へ出て、アイランドへ行ったはずの仲間が殺されていくのを見てしまう。
 リンカーンは生きるため、ジョーダンを連れて地下世界を抜け出し、自分達がクローンであることを知る。アメリカの街を逃げ回り、自分の発注者を見つけ、そして・・・・。

 これは、ありうる未来だと思った。臓器移植とクローン技術が結びついた時、健康で長生きをしたいと願う人間は、必ずやこれを利用するであろう。
 今でも、臓器移植のための人身売買の噂はあり、金持ちは自分のペットのクローンを作るために大金を払う。

 私は臓器移植には反対だ。それは、他人の死を願う医療だからである。自分が生きるために、自分に適合した臓器を持つ健康な死体が欲しいと願う。脳は死んだが、心臓はまだ動いており、体は温かく、臓器はピンク色でぴくぴくと動いている。そんな死体が欲しいと。

 しかし、病に冒された時、その体を健康な体と取り替えることができると言われたら、その誘惑に勝てるだろうか。
 リンカーンは言う。 「生き残るためなら、人間は何だってする。」

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2005年7月21日 (木)

アラビアのロレンス

 先日、図書館へ行って「アラビアのロレンス完全版 Ⅰ、Ⅱ」を借りてきました。有名な映画ですが、私はまだ見たことがありませんでした。

 映画は、ロレンスがバイクの事故で死ぬところから始まり、回想の場面へ。司令部でアラビアに派遣されることになるロレンス。一人砂漠を行き、王子に会い、部下を借りて、アカバ攻略へ。成功して帰り、次はトルコ軍の列車を破壊。そして最後はダマスカス占領。

 この映画の主題は2つ。一つはロレンスの生き様。もう一つは砂漠とそこに住むベドウィン。

 ロレンスは、砂漠とベドウィンに魅せられ、それに同化しようとさえ思った。だがしかし、それは見果てぬ夢。白い肌、今までの育ち方。人は自分のアイデンティティーを変えることはできない。

 砂漠の映像はすごかった。ベドウィンでさえ行かないと言う、死の砂漠。ラクダにやる水は無い。ラクダは20日で死ぬ。ラクダが死ねば、人も死ぬ。最後の日、ラクダから落ちたガシムを助けに戻るロレンス。歩いて隊列を追うガシム。照りつける太陽、身に付けた物を次々と落として、よろよろと歩いていく。過酷な砂漠の一面である。

 10年ほど前、8月のエジプトを旅行した。私達はバスに乗って、ほんのちょっと砂漠を歩いただけ。でも、ガイドさんが言うには、夏のエジプトで昼間に観光をするのは日本人だけ。そんな暑さだった。バスから降りるときは、財布を忘れても水は忘れるな、とも言われた。1リットルのペットボトルをいつも持ち歩いて観光をした。あの暑さと砂漠を思い出した。

 ラクダにも乗った。ラクダは馬と歩き方が違うので、馬に乗れる人でもラクダに乗るのはむずかしいそうである。ほんのちょっとの時間乗っただけだったけど、映像を見ながら揺れる背中を思い出した。

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2005年7月12日 (火)

スターウォーズ・エピソードⅢ

 スターウォーズ・エピソードⅢを見に行ってきました。田舎のシネコンなので、レディスデイといってもがら空き。宣伝からしてもっと混んでいるか思ったのに、ちょっと拍子抜けしました。

 内容は、良かった~。やっぱりスターウォーズだ!。最初のテーマソングと文字の行進からもうドキドキ。

 評議会の最高議長パルパティーンを救出に行くアナキンとオビワンの戦闘場面から始まり、次々と現れるドロイドや戦闘ロボットをやっつけ、ついにシスの手先ドークゥー伯爵を倒す。がしかし、それで闘いは終わりでは無かった。

 愛するパドメを失いたくないばかりに、ついにフォースの暗黒面に陥るアナキン・スカイウォーカー。クローン軍団の裏切りで、次々と殺されていくジェダイの騎士達。そして、アナキンの裏切りを知り生きる意欲を無くしたパドメは、双子の子供ルークとレイアを産んで亡くなってしまう。・・・・・・・  惑星タトゥイーンに預けられたルーク・スカイウォーカー、ここから第1作(エピソードⅣ)が始まる。

 エピソードⅠで、惑星タトゥイーンのポッドレースからジェダイの騎士に見いだされたアナキンは、エピソードⅡでパドメと愛し合い、愛ゆえに暗黒教のダースベイダーになってしまう。

 人は、自分が信じていたものに裏切られたと思ったとき、その絶望感は信頼が大きければ大きいほど深く暗い。その時、人の心はどこまで落ち込んでいくのだろう。アナキンの変心は哀しい。

 スターウォーズの良い所は、ストーリーもさることながら、その映像。宇宙船での戦闘、奇妙な異星人達、様々なドロイドやロボット等々。今回は、ヨーダの活躍もかっこよかったし、チューバッカが思わぬところで出てきたり、オビワンがトカゲみたいな動物に乗って戦ったりする場面など、いろいろな映像が楽しめました。

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